親があやすと笑い、相手の感情を察知することを覚えますが、
自閉症のある子では、あやしても無反応だったり、視線を合わせない、あと追いもしない、人見知りもしない、ということが多いです。
乳幼児期、「愛情が足りない?」「子育てができていない」と言われて、悩むことが多い時期です。
子育てのせいでは、ありません。
脳の機能、発達のせいです。
逆に、人と目を合わすし、反応あるし、ママの後追いするし、自閉症じゃないわ。と思う方もいるかと思います。
うちの娘も、自閉症と言われて、「えっ、こんなニコニコ笑顔で、自閉症?」と不思議でした。
自閉症の特性は、認知機能の障害です。
相手の表情を認知する機能の凸凹。
感情を表現する力の凸凹。
興味への集中、無関心の凸凹。
幼児期では、
急に、あるいはさりげなく親から離れていく
「歩き始めると、すぐに何処かへ行ってしまい、目が離せない」
駐車場、お店であろうと、自分の関心の有ることに気持ちが引っ張られて行きます。
「不安」とか「さみしい」とか、迷子になったら、困るなんて思いません。
目が離せない子というのも、特徴的でもあります。
一人で遊ぶのが、好きです。
人との関わりが苦手なのと、予想外のことが苦手です。
一人で遊んでいる方が、安心なのです。
なんか育てにくいな、と思ったら、専門家に相談して欲しいです。

親から離れていくタイプの子は、目を離さない。
うちの娘、一時期は、犬の様に「ひも」を付けました。
いきなり車道に出るからです。
手や腕を捕まれているのが、非常に嫌で(感覚過敏)
ギャーっとひっくり返り、頭を路面にうちつけるからです。
お友達と一緒に遊ぶことを強要しないでください。
パニックになるだけです。
少しずつ成長します。
まずは、子どもの個性を知ることです。
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