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先日のStudy講座
Study講座とは、子育てに関することから、テーマをしぼり、詳しく学ぶ講座。
今回は、「かんしゃく」
似たもので「パニック」というものもあるから、その違いからお話しました。
発達障害の特性がある子では、「感情コントロール領域」の発達も未熟だったり、
定型発達の子のように、自ら「こう言えばいいんだ」と学習していく力が非常に弱いのです。
だからこそ、適切な対応や教えることが大事になるし、時間もかけないと、悪循環のまま、成長していくことがあります。
まずは、かんしゃくについて
1歳〜5歳頃の、成長による「かんしゃく」って、思い通りにならかった欲求不満に対する感情の爆発的な反応です。
だから、原因が何か、予想しやすいですよね。
もっと家で遊びたいのに『保育園行くよ』と言われて
お風呂より遊んでいたいのに『お風呂入るよ』
もつと遊んでいたかったのに、おもちゃを片付けられた。おもちゃを取られた。
自分でしたいのに、他の子や親がしてしまった
自分で考えていた順番と違う
諸々
まだまだ感情が優位な年齢
言葉で表現できるようになってくると、
言葉でのコミュニケーションの力がついてくると、落ち着いてきます。
その時期に、適切な対応をしているかどうか。
意外と、感情が爆発して泣いて騒ぐ子に、
感情で返していませんか?
「もう、いいから!」「いい加減にしなさい!」
「またかい!」「ほんとに、もう!」
ため息…
一番わかってもらいたいママに、分かってもらえない。
気持ちを否定される。
ますます、悲しくなります。
ますます、不安になります。
怒りのもとは、不安です。
「欲しかったのね」「悔しかったのね」
「自分でやりたかったのね」
「腹が立ったのね」
「もっと遊びたかったのね」
まずは、子どもの気持ちを言葉にして伝えてあげると
子どもは、沸き起こる感情の理由がわかります。
子どもは、自分の気持ちを的確に言葉にしてくれると安心します。
何度も、言ってもらい、聞いているうちに、
子どもから「もっと欲しかったのに…くやしい」「イヤだったもん」
感情の社会化(気持ちを言葉で表現する)が、
少しずつ出来るようになります。
ところが、いつも、怒られてばかりで、
感情を出すことを、叱られていると
そこで、感情制御の発達が進んでいかないのです。
沸き起こる感情は、大切なこと。自然なこと。
大事にしてあげてください。
ただ、怒って、他の子を叩くとか、
いけない行動をしたときには、やめさせて、
その行動はいけないこと、
今度は、どうすればいいか、諭すように教えればいいんです。
何度も、
何度も、
何度も
私たちも、怒りの頂点で、
誰かに何かを言われても
耳には入りませんよね。
少し発散すると、
ピークが終わり、
人の話も耳に入るようになります。
子どもの年齢、気質、状態も見ながら、
見守る、場所を変える、気をそらす、教える、諭す、
子育てって、
親の作品作りではないです
その子の人生の土台になる
心を育てるのが、子育て
子育ては修行のようなもの
この先の思春期の反抗期の前に
「かんしゃく期」に
肯定的に向かい合うと
暖かい目で、子どもの心を見ていると
思春期、慌てふためかないですよ。
特性がある子のかんしゃく、パニックも、「不安」が大きな原因です。
子どもがあなたの前でだけ
かんしゃくを起こすなら、
あなたのことを信用しているから。
一番、分かってほしい人だからです。
子どもは、信用していない人の前ではいい子にしています。
まずは、家庭が安心な場であること
感情と行動を教えていくこと
子どもの気持ちを分かってあげること
子どもの人格を否定するようなことは絶対言わないこと
以前なら、地域との交流も多くて、
子どもも、その中で育ってきました。
子どもだけで、異年齢集団で公園で遊ぶ機会もありました。
その中で、色々見て真似て学んでいました。
今、地域の交流もなくなり、コロナもあり、
全てを家庭で、学んでいるのです。
かんしゃく起こせば、親は言うことを聞いてくれる。
そう学んでしまった子もいます。
親は、その時々で、言うことや態度が違う。
だから、どんどん不安になってしまう。
叱られてばかりだと、「不安」はたまって、爆発します。
爆発できればいいですが、心身にためて病になる子も最近増えています。
今回のStudy「かんしゃく」では、
かんしゃくの理由と必要な3つの対応ということで、お話をさせていただきました。
今回ZOOMで参加された方は
自分が子どものころ、そして自分が親となり子育てしていたころ、そして、娘さんが孫たちにしている関わり方…
思いだしながら、
今、分かったこと、腑に落ちたことが、たくさんありました。と感想いただきました。
対面やZOOMでは、講話と、ディスカッション
受講されている方々と色々話します。
このStudy「かんしゃく」
講話の部分は、動画でも視聴できます。
前半「かんしゃくの理由」15分
後半「どうしたらかんしゃくを減らせるのか、必要な3つの対策」27分
料金:1,000円(500円分LINEクーポン利用可)
<申込フォーム>
https://docs.google.com/forms/d/1hdfQXtXYmgbkW-hr-W26TWont455HvYlYN4TmRI1F14/edit
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