
ニュージー3日目が終わりました。[2008年11月12日(Wed)]

今日は、Accident Compensation Commision(事故補償公社)、Workbridge(ワークブリッジ)、Disable Peoples Assembly(DPA)、People First (ピープルファースト)
を訪問しました。
その中でも、DPA,ピープルファーストのメンバーの方の話がとても印象的でした。
ニュージーランドは、すべてにおいて障害者当事者が発言する機会と場所が保障されているようです。
このDPAは、当事者主体で組織された権利擁護団体の総括機関だそうです。
ご本人も障害があり、2006年12月に国連で採択された「障害者権利条約」の採択に尽力したギャリー氏、ピープルファーストのメンバーのマイク氏、マッド氏にもお会いして直接お話しを伺いました。
ギャリー氏「障害を持って生まれて、入所施設に入り、養護学校に入り、施設で一生を終わるのではなく、障害者も可能性があると信じて、チャンスを平等に与え、いい人生を作ることができる。障害を持って生きていく子どもたちのために施設、授産所、養護学校を廃止した。この子どもたちが住みやすい世界になるだろう」
マッド氏「50年後どういうところで日本の障害者は生きていてほしいか考えてほしい」
マイク氏「Yes, We can」
などなど、たくさんのメッセージを送ってくれました。またブログで紹介しますね。
3人の自信を持って、自分の意見を伝え、自分の意思で選択し、決定して自分の人生を楽しんでいる姿を、ぱるけの子供たちの未来と重ね合わせていました。
ぱるけの子供たちが、大人になったときに、彼らのように、自己選択でき、自分の人生を楽しむことができるようになってほしい、そして、それを当り前のこととして実現できる社会にしたいと改めて強く思いました。
3人から支援者である私たちにメッセージがありました。
「よいサポーターになってください。」
とても深い言葉だと思います。
彼らと一緒に働いている障害のないスタッフの方が、「サポートするときには、障害者本人が私がいなくてもできるようにするためのサポートを
心がけている」とおっしゃっていました。
ニュージーだから出来たとか、ニュージーが特別ではないのです。かつて、大型収容入所施設もあったし、障害児へのいじめもあったし、今も就職や、グループホーム建設に反対するなどの現状もあるけれども、当事者が声をあげ、さまざまなことに参画することにより、よりよい社会を作ろうと未来を信じて、努力し続けていることが、今のニュージーを作っているのだと感じます。
たくさんの宿題ができました。
私たち一人一人が気づき、考え、行動すれば、必ず実現できるということを、ニュージーは証明しているのではないでしょうか?
一緒に考え、行動しましょう!子供たちのために・・・
このたびラグビーワールドカップの観戦でNZに、知的障害のある青年と一緒に行きます。
クイーンズタウンやオークランドで自由時間があるので、チャンスがあればICHやピープルファーストの事務所とか訪問したいのですが、アドバイスしていただけたら幸いです。