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2009年01月27日

『チャイルド・ケモ・ハウスのブログ第2集』

チャイルド・ケモ・ハウスのブログ第2集
(2006年11月〜2007年6月)



小児がん治療中の子どもたちとその家族のQOL(Quality Of Life ‐生活の質)に配慮した日本で初めての専門施設を目指すNPO法人チャイルド・ケモ・ハウスが発行したブログ集です。

チャイルド・ケモ・ハウスといえば、Canpanブログの中でも老舗ブログの一つで公式ブログをご覧になられたことがあるかたもいらっしゃると思います。
ほんのごくわずかな間でしたが、日本財団の助成事業としてチャイルド・ケモ・ハウスを担当させていただいたこともあり、情報発信のお手本としても、ちょくちょくブログは見ています。
が、ブログ集としてあらためて読んでみると、本当に内容の充実したブログだなと感心しました。

チャイルド・ケモ・ハウスのブログの特徴は小児がんに係る様々な立場の人が文章を寄せているということです。
医師、看護師、チャイルドライフスペシャリスト、治療中の子ども、家族、小児がん経験者、チャイケモ応援団、事務局スタッフなど。
様々な人がそれぞれの立場から小児医療や小児がんなどの状況や考え、チャイルド・ケモ・ハウスへの思いを語っています。

こういった問題についての情報発信は、どうしても専門的な立場、あるいは家族の立場といったように情報発信者の属性で情報が偏ってしまうことがありますが、チャイルドケモハウスのブログは本当に様々な立場の方が語る内容となっており、様々な視点で現在の小児医療の大変さやチャイルド・ケモ・ハウスが目指す病院の必要性がよくわかります。

ちなみに、こういう風に感じたのはたぶん、このブログ集を読んだおかげだと思います。
ブログ集では、単に2006年11月から2007年6月までの記事を時系列に並べているのではなく、内容や筆者によって記事の順番を入れ替えており、よりわかりやすい内容になっています。
ブログでは日々の更新で、記事の内容に関係なく、更新順で並んでしまいますので、リアルタイムでその活動を知るためには有用ですが、どうしてもテーマごとに見るのは少し大変になってしまいます。
しかし、このブログ集のように編集することによって、また違った活用ができることがよくわかりました。
山田もあらためて小児がんや小児医療、入院生活や闘病生活の大変さ、あるいはその中にもある喜びを知ることができ、非常に勉強になりました。

チャイルド・ケモ・ハウス理事長の楠木先生の「代表日記」や「代表毒舌日記」は、本当に小児科医の大変さや、チャイルド・ケモ・ハウスへの思いを知ることができ、お薦めです。
ぜひ皆さんもお読みください

チャイルド・ケモ・ハウスについては、ぜひこちらをご覧下さい!

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