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2009年01月07日

『ボランティアが社会を変える−支え合いの実践知』

ボランティアが社会を変える−支え合いの実践知
柳田邦男・黒田裕子・大賀重太郎・村井雅清・共著
似田貝香門・編者
関西看護出版

95年1月に発生した阪神・淡路大震災。
その当時、兵庫に暮らしていて、災害発生時から救援活動にあたった3人の実践家が語る「自伝的活動記」です。
本書は2006年3月に出版されたものですが、震災から10年経って、救援時から復旧・復興期までの活動を振り返ったものです。
また、阪神・淡路大震災の被災者支援だけではなく、国内で起きた水害や震災の支援、あるいは海外の災害救援活動まで、そのボランティア活動は展開されています。

実践家として、阪神高齢者・障害者支援ネットワーク理事長の黒田裕子さん、拓人こうべ専務理事の大賀重太郎さん、CODE海外災害援助市民センター事務局長の村井雅清さんが自らの経験や活動を語っています。
さらに、本書の特徴として、ボランティア研究を行っている大学の研究者が注釈や補足となる解説を加えています。

本書は単なる震災の救援活動の体験記ではなく、実践家自らがその活動から得られたボランティア論や災害救援の考え方について語っています。
災害発生から救援、復旧、復興と様々なニーズがあり、また変化するニーズに対してボランティ活動がどのように柔軟に対応していたかが語られています。
特に、災害からの復旧・復興時の支援活動の重要性、杓子定規の行政では対応できない、一人一人の被災者に寄り添った支援活動の必要性について訴えています。

日本財団でも95年の災害発生時から様々な支援活動を行ってきましたが、96年入社の山田としては阪神大震災の救援活動はあまりよく知らなかったというのが現状です。
そのような中で本書を読んで、その当時の状況やその後の支援活動の一端を知ることができ、大変貴重な一冊となりました。

一人一人に寄り添うということは、災害救援だけでなく、福祉や地域の分野でも共通する、重要なことですね。

ちなみに、黒田さん、村井さんには仕事で、何度かお会いしたことがあります。
あらためて機会があれば、その時の話を直接お伺いしたいと思います。
ちなみに、本書は11月に黒田さんの団体を訪問した時に頂戴したものです。ありがとうございました!



Book人にやさしく 山田泰久
この記事へのコメント
明けましておめでとうございます。

神戸では黒田さんのところやCS神戸を訪問させていただきました。
実際に現地に行って黒田さんにいろいろ案内してもらいお話しをお聞きすることが出来、非常に勉強になりました。
この本でもあらためていろいろなことを知ることができました。

本年もよろしくお願い致します。
Posted by Shopから黒澤さんへ at 2009年01月08日 08:33
神戸を訪ねてくれたんですね。ありがとうおございます。
あの大震災以降、多くの命を救ったのが黒田さん、村井さん、そして障害者の自立を支えつづけたのが大賀さん達のグループなんです。
Posted by 黒澤 at 2009年01月07日 10:56
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