谷崎潤一郎
新潮社文庫
久しぶりに谷崎潤一郎を読みました。
この本はたぶん高校生の時に買って読んだ本で、実家に帰った時に本棚で見つけて再読してみました。読むのはおそらく3,4回目ですね。
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盲目の三味線師匠春琴に使える佐助の愛と献身を描いた谷崎文学の頂点をなす作品
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薬問屋の盲目の少女春琴と、その世話をすることになった奉公人の少年佐助の話です。二人が成長してもその関係が続き、今度は師匠と一番弟子の間柄となっていきます。そして、二人の関係はさらに昇華していきます。
久しぶりに読む”古典”は、なんかいいですね。
最初はその文体にちょっと苦戦しますが、なれてくると心地いい感じです。
あらためて読む「春琴抄」は、佐助の気持ちが心痛く、甘く感じました。
また谷崎文学を読みたくなりました。
Book人にやさしく 山田泰久
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