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2008年02月08日

中野養護学校PTA合同研修会

昨日は、「第4回中野区立小学校PTA連合会・都立中野養護学校およびPTA合同研修会」(場所:都立中野養護学校)に参加してきました。
この研修会は、中野区立の小学校と中野養護学校のPTAが合同で子育て、教育、学校、障害理解などのテーマで研修会を開催するというものです。日本財団は、午後のワークショップの企画・実施のお手伝いで毎年参加しています。昨年までは、山田も企画・実施のお手伝いで参加していましたが、今年は福祉チームの若手・伊藤さんと鈴木さんに任せて、当日のみの参加でした。

今年のテーマはこれ。
「お互いを認め合い、思いやる心とは・・・
特別支援教育の実践を通して、気づきから支援へ」

午前は、中野養護学校の校内見学と講演会。
午後は、グループワークです。

今年で3回目の参加ですが、今年も多くの気づきをいただきました。

講演会は、2007年4月から本格導入された特別支援教育に関連して中野養護学校と中野区立桃園小学校でそれぞれ特別支援コーディネーターとして活躍される先生のお話でした。

中野養護学校の特別支援コーディネーターの先生の講演は、特別支援教育に関する制度の説明を交えながら、特別支援教育が意図するところ、ノーマライゼイションに向けて障害のある人たちに対する社会への理解啓発などをわかりやすく説明していただきました。
特に印象に残っていることとして、
・「困らせる子」を「困っている子」ととらえよう。その子の視点に立って考える必要がある。
・社会の理解啓発に関して、満員のバスで窓をたたき続けている人がいて、その人を見た時に、悪意があってやっているのか、満員という状況を我慢しているためにそういう行動を行っているととらえるのかで、見方が変わってくる。それが障害理解の一つ。
・特別支援教育の中で、「副籍制度」が導入された。特別支援学校の小・中学部に在籍する子どもが居住する地域の小・中学校に副次的な籍を持ち、交流を通じて地域とのつながりを維持・継続を図る制度。
・副籍交流で配慮することとして、よいところを中心に紹介・交流する、地域の学校の子どもたちにお世話をして下さいということを意識させない。
・自分を知って自分のことを理解することから、相手を知ることが始まる。それから思いが生まれる。

次に、中野区立桃園小学校で特別支援コーディネーターをされている先生は長く特別支援学級を担当されている方でした。教育現場での気づき、特に特別支援学級に在籍している子どもとその他の子どもとの交流の実際を交えながら、障害理解やノーマライゼーションがどのように実現されていくのかなどをユーモアを交えながらわかりやすくお話ししていただきました。また、その内容は障害のあるなしに係らず子どもにとって重要なことばかりでした。
特に印象に残ったことは
・自分自身を磨く場所があることが大事。
・子どもには3つの習慣が必要。基本的な生活習慣、体を使う習慣、働く(働きかける)習慣。
・自己肯定感が大事。但し、失敗経験を積ませることも重要。一つ一つ積み重なってハードルを越えていくという体験も必要。
・障害のある子とそうでない子が一緒に生活していくために、本音のつきあいが必要。その中から生まれる関係が大事。


福祉系のセミナーに参加したり、いろいろ本などを読んでいますが、障害理解に関してこんなにわかりやすい話しはこれまであまり聞いたことがありませんでした。特別支援コーディネータとして、いろいろなところでお話しをされている先生たちだけあって、教育現場の実際を交えながら、一般校の保護者の方にもわかりやすい話しだったと思います。山田も本当に勉強になりました。
あと、現場で活躍されている人の話しはやっぱり面白く、ためになりますね。

午後のグループワークについては、財団から参加した「ハマっ子先生研修日記2007」さんと「つぶろぐ」さんのブログを見てみて下さいね。
山田はとあるグループの作業を見学させてもらっていましたが、お母さん・お父さん達の生の声が聞けて、こちらも勉強になりました。このグループワークですぐに何かが解決されるというわけではありませんが、お互いに思いや意見を共有できるということは非常にいい機会ですね。

講師の先生、貴重なお話をありがとうございました。
参加された皆さん、PTAのスタッフの皆さん、お疲れ様でした&ありがとうございました。

Shop人にやさしく 山田泰久
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Excerpt: 中野養護学校PTAと中野区PTA連合会との共催による研修会に参加してきました。 午前中は、中野養護学校の学...
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