人形劇団むすび座さん、松江の例会は、昨年の合同例会「かくれ山の大冒険」以来でした。今回もぐんぐんとお話の中に引き込まれていきました。面白い演出に笑いながらも、いろいろなことに想いを巡らせる舞台でした。
物語は「桃太郎」を題材に、姿の見えない風のような存在の「トッケビ」が住む島に、桃の旗印を掲げた一行が「鬼ヶ島」と呼んでやってきた。鬼のいない鬼ヶ島で繰り広げられる、もう一つの桃太郎伝説。
「姿かたちを観る人にゆだねる人形劇の新境地」という謳い文句の通り、トッケビも桃太郎も舞台上に姿はないのに、存在を感じさせます。トッケビが見えるんです!
面白く笑える演出がたくさんありながらも、考えさせられる場面がたくさんあり、観終わった後には胸がいっぱいになり、いろんな感情があふれてくる舞台でした。
終演後にはむすび座さんとの交流会もありました。
「小さいころから馴染みのある桃太郎の歌も、劇中で聞くと全く違ったものに聞こえた」「物質的な豊かさではなく、心の豊かさを大切にしていきたい」「自分の信じる正義も見方を変えると必ずしもそうではないと思った」などなど、主に中高大学生から、たくさんの感想が出て、それぞれが感じたことを共有できた有意義な時間でした。
観て、感じたことを言葉にして、いろんな人ともっと語り合いたい!と思うような、本当に素敵な舞台でした
今回の担当は乃木ブロックでした。
司会は高校生の女子2人でした
おやこ劇場で育ってきた2人、小学生の時は何度も練習をしてから臨んだ司会も、さらりとこなしてくれ、成長を感じました。
劇団さんへのプレゼントは「シジミラーメンと梨ゼリー、イチジクのゼリー、安野光雅さんのメッセージカードにメッセージを書いて」と島根づくしでした。
控室にはむすび座さんが素敵なメッセージカードを置いてくださっていました
そして最後に色紙をいただきました。
むすび座さんありがとうございました
(乃木ブロック代議員 石田奈緒美)
