• もっと見る
神奈川県川崎市宮前区で宮前親子学級を企画・運営しているグループ、宮前おやこの会「おひさま」のブログです晴れ
ひとりめの育児は「これでいいのかな?」と不安や悩みがつきもの。ブログでは育児&育自のエッセンスと私たちの活動内容を紹介していまするんるん
« 2024年11月 | Main | 2025年01月 »
<< 2024年12月 >>
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
 
おひさま広場
かわいいおひさま広場の開催情報
 
お問い合わせ
メール おひさまへの問い合せ
最新記事
カテゴリー別
キーワード
検索
検索語句
最新コメント
ころも
23年度 第4回親子学級「『アリサ』から見た子どもの発達」 (10/20) 忍子
ん?? (06/23) 忍子
子どもと一緒に地元でもっと知り合いを作ろう! (06/02) 忍子
子どものイタズラpart3 (06/02) あわこ
ん?? (05/29) その太
アイロンで気づくこと (05/13) あわこ
アイロンで気づくこと (05/02) きば子
アイロンで気づくこと (04/30) きば子
豆まき?豆あて? (02/07) 忍子
豆まき?豆あて? (02/07)
友だち追加

宮前親子学級 〜子育てのエッセンスをまなぶ〜 - にほんブログ村



にほんブログ村 子育てブログ 一人目育児へ


https://blog.canpan.info/oyako-gakkyu/index1_0.rdf
https://blog.canpan.info/oyako-gakkyu/index2_0.xml
24年度 第10回親子学級「お互いを大切にするためのコミュニケーションスキル」[2024年12月03日(Tue)]

お互いを大切にするためのコミュニケーションスキル

今回は、アサーティブジャパンの 堀部 三智子さんにお話を伺いました。


■アサーティブ・コミュニケーションとは

価値観や立場の異なる相手を尊重しつつ、自分の要望や提案を誠実・率直・対等に伝えて問題解決をはかるコミュニケーションのとり方

言いづらいこと、肝心なこと、本心の部分を伝える練習の積み重ね。3回に1回は使ってみようかなという気軽な気持ちでやってみてほしい。


■ネガティヴな気持ちも伝える

お誘いを受けた時に「予定があるから」と断るのではなく、「今は1人の時間が欲しいから」などの本音を案外言えていないのでは。

疲れたときに休みたいなど、自分の気持ちや要望を伝えることは人としての基本的な権利


■やりがちなコミュニケーションのパターン

face3.png

攻撃型(ドッカン)
一方的に言う、感情的な口調、理詰めで説得、高圧的な態度、相手の話をきかない

作為型(ネッチー)
態度で伝える、まわりくどい表現で察してもらおうとする、皮肉っぽい表現

受身型(オロロ)
ノーと言えない、ためこむ、遠慮がちな口調、あいまいな態度



■アサーティブとは

自分だけ・相手だけを尊重するのではなく、自分も相手も尊重する対話

・言いづらいことも率直に主張できる
・相手に配慮した伝え方ができる
・人の話に耳を傾けられる
・対等なやりとりができる

 聴く(傾聴)⇔ 伝える(主張)


■アサーティブの4つの柱

誠実:自分にも相手にも誠実であること

率直:簡潔に、具体的に「私」を主語に

対等:卑屈にならず上から目線でもなく、人として尊重

自己責任:言ったこと/言わなかったことの結果を引き受ける


■事前準備

伝える内容を具体的に、簡潔な言葉に整理する。言語化することではっきりと伝えられる。

@事実
何が起こっていて、その問題は何か
「今日は〜のため、〇をできそうにない」

A自分の感情
事実に対する自分の気持ちを言語化する
「私は困っている」「私は心配している」

B要望・提案
具体的に/実現可能な要望/1つに絞る
「今日は〇をやってほしい」=具体的な要望を率直に伝える


■相手を尊重して伝える

・相手の言い分を丁寧に聴き、理解を示す
「そうか。疲れてるんだね」
couple_egao_man_woman.png

■伝え方のポイント

・抽象的ではなく具体的に伝える

・言いづらい時は自己開示する
「言いづらいんだけど、ひとつお願いがあるんだ」

・「私は」を主語にする

・どんな事実があって、その自分の問題は何かを伝える

・ボディランゲージ(態度や声の調子)に気を付ける
卑屈にならず、上から目線にならず、語尾まではっきりと伝える


■アサーティブのゴール

ゴール1:問題解決(短期的)
ゴール2:関係性の構築(長期的)


アサーティブコミュニケーションにはスキル(伝え方)とマインド(4つの柱)の両方が大事。すぐに出来なくても大丈夫なので、少しずつチャレンジしてみて欲しい。

24年度 第11回親子学級「ちょっと一息ティータイム」[2024年12月12日(Thu)]

ちょっと一息ティータイム

今回は、ティータイムとしてお菓子を食べながら気軽におしゃべりを楽しんでもらいました喫茶店

20241114_1.png

子育てや夫婦・家族の話、自分のこと・趣味や仕事の話などをテーマに話をしてもらったところ、色々な声があがりました。

<自分の仕事について>

・仕事復帰への不安、子どもと離れるのが心配

・通勤時間は大切な一人時間。子どもと離れるのは寂しいけど、仕事中にいろんな世代の人と関われるのは良い刺激になる。

・どうしても仕事を休めないのに子どもの具合が悪い時は、前日に実家に帰って子どもは実家に預けたまま翌日に自分は出勤するつもり。

<夫婦間について>

・夫がテレワークでずっと在宅しているとしんどい。

・夫が家事はしてくれるけど、相談しても適当な返事が返ってくるなど心のコミュニケーションがなかなか取れなくてもやもやする。

・夫婦二人の時間を1日5分でも頑張って取った方がいいのではないかと思う。


ティータイムの後は『 私が忘れている「わたし」をさがしてみよう 』ということで、自分自身の幼少期から現在までに夢中になったことをワークシートに書き出してもらいました。

子育てでつい自分のことは後回しになりがちですが、自分が興味を持っていたことは何かを思い出してもらってから、自分の夢を書き出して発表してもらいました。

・宅建・TOEICなどの資格を取りたい。
・オリジナルキャラクターのグッズを出したい。
・手話・英語をできるようになりたい。
・子育ての楽しさを感じているので保育士の資格を取ってみたい。

など様々な夢がありました。

「母親」としてだけでなく「自分自身」としての未来へ目を向けてみて欲しいなという想いが受講生の皆さんに伝わりますようにぴかぴか(新しい)
24年度 第12回親子学級「地域で子育てするということ」前編[2024年12月15日(Sun)]

地域で子育てするということ〜前編〜

今回は、自主保育B.B.だん 大西由紀野さん と、元・川崎市子ども夢パーク プレーワーカー 石原遼さん にお話を伺いました。


「地域で子育て体験談」
自主保育B.B.だん 大西由紀野さんのお話



■宮前区冒険遊び場ネットワーク

ロープを仕掛けたり、火をつかったりして、買った野菜で豚汁、カレーを作る。自分自身が汚れて遊んでいないから、先入観で最初は公園で子どもが汚れるのが嫌だったけれど、やりたい、やらせたい気持ちもあった。プレーパークでは泥沼で汚れても洗ってくれる人がいて、苦にならなくなった。

赤ちゃんが大好きなおばちゃんがいて、その人に下の子を見守ってもらっている間に、自分が上の子と一緒に遊ぶ事ができた。自分がトイレに行きたい時も顔見知りにトイレに行きたいのでその間にちょっと子どもを見ていてほしいと言える。

他の子との取り合いなど、ちょっと揉めても、「うん、子どもってそうだよね」ってみてもらえる。公園に連れていくのが億劫になっていたけど、心置きなく外遊びができた。


■野川はあも

野川はあもは森の保全活動をしている。専門家もいて地域の年配の方や、かつて我が子を連れてきていたという子育ての先輩もいる。一人一人の関わりが統一化していないので、子どもたちが叱られるポイントも様々。

子どもは森で過ごして遊び、おじいちゃんが一緒に見守ってくれているんだという感覚。下草刈りなど、家の庭の草取りよりやりがいがあったりする。

お父さんに子どもを連れて行ってもらうという使い方をしても良いと思う。遠出しなくても、お金をかけなくても、我が子と一緒に過ごせる場所っていっぱいある。


■たくさんの大人の手と大人の目が必要だと感じる

大人の手と大人の目が必要。そして男手が必要になってくる。ただ漠然とお父さんが子どもを公園へ連れて行き帰ってくる過ごし方だと、我が子としかコミュニケーションをとってこないことも多い。けれど、上記のような地域の人で作っていく地域の自然の中の遊びの場は行った先に役割がある。役割があるとお父さんも居心地が良いこともある。テーマパークやショッピングパークよりも楽しく過ごせるかもしれない。


■町内会

町内会に入ると「そこの家の子だな」と知ってくれている人が増える。見守ってくれる目が増える。ある程度自分のプライバシーを情報提供するけど、安心感がある。それをありがたいと思う人もいるし、そう思わない人もいるから、それが絶対こうした方がよいというわけではない。色んな所、居心地が良い中で関わりがあると良い。

group_people_no_dog.png

■自主保育

幼稚園や保育園に行かず、親が当番をくみ、預け合いをする。カリキュラムはない、園舎はない、地域の公園で遊び育つ。

子ども達の喧嘩が始まった時、大人は周りにある危ないものを取り除いたり、どこまで見守りどこで止めるかその場で相談しながら見守る。(一対一の)喧嘩を全て止めてしまうというのはどうかと思う。
次にまた喧嘩があると今度は周りにいる他の子達が近くの石を取り除きはじめたりする。痛い思いをしている子がいたら、それを見守る子もその痛みを知る。 シニア世代の方に立ち寄って声をかけてもらい、子どもとふれあうことが好きな人とのかかわりも出来る。
自主保育をやりきって卒会し小学生になった子どもたちはとことん遊びきっているからなのか、意外にも小学校ではしっかり座れていたりする。

他にも地域の居場所がある。
 ↓
カンガルー宮前子育てねっとわーく
みやまえ子育てフェスタ企画委員会


■地域で育った子どもたちはいま・・・

乳幼児〜未就学児の時から地域に関わってきて、成長したお子さん達…どんな子になりましたか?
「地域でのこんな経験がこの子の成長にとって良かったんだな」と感じるエピソードはありますか?

との事前質問に、大西さんがご自身のお子さん達にヒアリングして答えてくださいました。

<高校1年生:長女 Kさんより>

文化祭とかの決め事で仲の良い人ばかりがかたまるが、そこをつなげようとする人がいないことがある。自分が仕切りたい人と繋げることによって話が上手くいったりする。多年代の人たちと可愛がってもらいながら過ごしてきたことで、仲の良くない人とも話せたり、通りすがりの知らない人から声をかけられても抵抗なく対応できる。
森が1年間でどんな風に変化していくのかを知っている。

<中学1年生:次女 Mさんより>

自分で判断ができるようになる。自分の気持ちを自分の言葉で言えるようになる。なんとなく「ありがとう」や「ごめんなさい」を強要されなかったので、自分の気持ちが整ってから言えるようになった。
何かがあっても受け身ではなく、自分で解決しようと思う。結論が遠回りでも大人になる時大事なことだと思う。
晴れていても、雨の匂いがするなと思ったら、その後本当に雨が降ったりする。嗅覚に優れている。


「地域で子育てするということ」後編につづく〜
24年度 第12回親子学級「地域で子育てするということ」後編[2024年12月15日(Sun)]

地域で子育てするということ〜後編〜

地域で子育てするということ〜前編〜に続き、自主保育B.B.だん 大西由紀野さん と、元・川崎市子ども夢パーク プレーワーカー 石原遼さん にお話を伺いました。


「地域で子育てする視点」
元・川崎市子ども夢パークプレーワーカー 石原遼さんのお話



■「遊び」とは?

自分の内側から湧き上がる「やりたい!」という気持ちを行動に移すこと。
自分自身が「やってみたい!」と思うことを表現できる場所がプレーパーク。


■公園とプレーパークの違い

公園:安心・安全第一に製造された遊具 禁止事項が多い
 
プレーパーク:リスクを少しだけ残し、ハザードを取り除くように考慮した手作りの遊具で、公園にあるような禁止事項をなるべく少なくしている

※リスク=子どもの目にみえる、子どもが自分で感じられる危険

※ハザード=子どもの目には見えない、子どもが自分では感じられない危険


■子ども夢パークの看板「大人のみなさんへ」に込められた想い



子どもは、たくさんのことに好奇心を持ちチャレンジします。ここでは、子どもたちの『やってみたい』という気持ちを大切にしたいと考えています。そのために、プレーパークでは遊びを制限するような禁止事項をできるかぎりつくらないことで、子どもたちが自分で決めたり、判断できるようにしています。
自然素材や廃材、道具、工具を使って、子どもたちの発想で遊べるような場づくりをしています。
遊びの中では、小さなケガをすることもありますが、子どもはその経験を通して危険から身を守る力を身につけていきます。私たちスタッフは日常点検を欠かさずに行っていますが気になることがありましたら教えてください
みんなで一緒にたのしい遊び場をつくっていきましょう



■遊びの力ってすごい

1番人気のウォータースライダー、ホースの水遊び、泥遊び、自転車のタイヤのゴムを並べてけんけんぱしていたり、のこぎり等の工具を使って工作をしたり、焚き火おこしなど、子どもたちは生き生きとした表情で遊んでいる。


■外遊びは何歳から?

何歳から外遊びをしますか?とよく質問されるが何歳からでも大丈夫。赤ちゃんだって日の温かさを感じたり、他の子が遊んでる様子を見てるだけで十分。ハイハイの子は手で土の感触を味わってみてもいい。


後半は座談会と題して、参加者の質問にたくさん答えていただきました。

Q:10月に夢パークに行った。水が冷たかったが、水遊びが大好きなので遊ばせたら風邪を引いた。風邪ひくことを覚悟して遊ばせるべきなのか悩む。

A:自主保育を始めたばかりの時、11月頃に夢パークで自主保育の子どもたちが大きな穴を掘って水を貯めて「露天風呂できたぞー」と言ってパンツ1枚でみんなが水に入っているのを見て驚いたことがある。そこに居たお母さん曰く「風邪をひく子はいるけど、自分で率先して遊んだ子はそんなに風邪ひかない。誘われて参加した子は風邪をひく。本当にその子がやりたくてやっているかどうかだけ見て、無理やり連れている子はいないかを確認している。」
自分の体温調節の関係で風邪を引いた場合は、頑張って治すことで次は絶対強くなるって信じていればいい。そして、子どもが完全に冷え切ったときになるべく早く温めてあげるために、焚火や暖があるある部屋に行くとか、カイロを年中持ち歩くとかして準備をする。あとは覚悟次第。


Q:おもちゃや遊具の順番など他の親御さんとの関わり方に悩む。

A:まずは様子を見て子どもの気持ちを伝える。どんなに小さな子でも「今はあの子が使っているから、今はダメだよ」と説明する。大きい子なら「今それまだ使っていたいよね」と相手の子どもに対しても話しかけることができるといい。


Q:夢パークに一人で子どもを連れて行ったときにどうやって遊びを広げていったらいいか。

A:プレーパークに来たからといって「外遊びしなくちゃいけない」と思わないで欲しい。無理にさせると子どもの気持ちがわからなくなってしまうので、子どもと一緒に散歩するだけでも、スタッフと話すとかでもいい。
自主保育で外にいるときも、折り紙をしたり別の子を見たりするだけの子もいる。その子がどんな遊びに興味を持つか・その時期に何を吸収したいかは子どもによって違う。


Q:例えば上の子に何かあった時、下の子を見ていてもらいたいと思っても気軽に頼める相手がいない。両親・保育園の一時預かりしか預け先が無いことが不安。

A:自分の場合は双子を妊娠中に3ヶ月位動けなかったけれど、自主保育の仲間が毎日子どもを迎えに来て遊びに連れて行ってくれたり、掃除機をかけたりしてくれた。お友達に素直に預けてもいいか相談するのもいいと思う。(その他にも、幼児クラブや離乳食教室など、出会ったママ仲間でつながって何かあったら頼れる場所を持っている受講生もいました♪)

24年度 第13回親子学級「つながっていく大切さ」[2024年12月18日(Wed)]

つながっていく大切さ

今回は、元・幸市民館 社会教育指導員の山田悦子さんにお越しいただきました。

山田さんには2007年から毎年、ストレスを溜め込まないように気持ちを吐き出せる相手を一人でもいいので作り、その人たちとつながって自分の居場所を作っていく大切さを語っていただいています。

講義内容はこちらのリンクからどうぞ
 ↓
2016年度 第13回親子学級 『つながっていく大切さ』


今年は、教育ジャーナリストである青木悦さんの「幻の子ども像」に関するお話がありました。

※青木悦さん講演内容『なぜ、そんなに“まわり”を気にするの?』


■幻の子ども像

子どもは、子ども時代に子どもらしい体験をすることが大切。クラスで先生の号令にすぐ動ける活発な子と運動場の片隅に咲く花をきれいと思う子、一人の子どもの性格として両立している子はきっといない。けど大人はそういう「幻の子ども像」を求めているのではないか。子どもに理想を押し付けない方がいい。


■子どもが子どもらしく過ごせる環境

子どもが今やりたいことを思いっきりやることで、子どもの自己肯定感が高まる。


講義後半は、話を外に持ち出さない、言いっぱなし・聞きっぱなし、パスしてもOK、という3つのルールのもと、受講生自身が今抱えている悩みについて吐き出し合いました。

friends_woman.png
24年度 第14回親子学級「子どもたちの様子を知る 保育ビデオA」[2024年12月23日(Mon)]

子どもたちの様子を知る 保育ビデオA

今回は、別室保育の子ども達を映したビデオを見ながら保育者の話を聞きました。


■子どもは子ども達の中で成長していく

・自分が使っているおもちゃを手渡してあげるなど、月齢の大きな子ども達が自分より小さな子に対して気遣う様子がよく見られる。

・他の子がやっていたことを何週かかけて真似してできるようになる子もいる。そして、その子ができるようになった時に拍手をして一緒に喜ぶ子もいる。

・15回の連続講座だからこそ、子ども達の成長が見られる。

・子どもは他の子ども達をよく見ている。幼少期の今、異年齢の子どもで自由に遊ぶ機会は貴重。子どもと大人の組み合わせとは別次元の学び・反響・共鳴力のような世界が子ども同士の世界にはある。

 
■子どもの自ら育つ力を信じて見守る

・お母さんと離れた後に児童室の入口などで自ら気持ちを整えている子がいる。保育者は無理に遊びに誘導するのではなく、その子の気持ちが整うまで見守るようにしている。

・子どもが自分のリュックを棚に片付けている時など、自分の力で何かをしている時に保育者はなるべく手をかさないで見守るようにしている。

・子どもはバランスを感じながら自然と身体の使い方を探求して、やるか・やめるかを自分で決めている。危なっかしい動きをしている時に心配で遊びを止めてしまいがちだが、保育者はいざとなったら手を差し伸べることができる場所に立ちつつ、子どもを見守っている。「転ばない子」ではなく、うまく手をついて転べるよう「転び慣れる子」になれると良い。

1.png


■保育者から受講生へのメッセージ

・これからは仕事先で過ごす時間が長くなるかもしれないけれど、子ども達が生活していく『地域』に目を向けて関わって欲しい。この先「ここで子育てをして良かった」と思えるようになってもらえると嬉しい。

・子どもにとって遊びは酸素やたんぱく質と同様に、成長するために大切な栄養素。子ども達の『自分でしたい』という気持ちを大事にして欲しい。


そして、保育者おススメの動画として日本ユニセフ協会の「遊びとは自分らしくいること」〜映画『いのちのはじまり』より〜を皆で鑑賞しました。



24年度 第15回親子学級「文集つくり ここからつながろう」[2024年12月26日(Thu)]

文集つくり ここからつながろう

9月5日から始まった2024年度宮前親子学級は12月12日に最終回を迎えましたぴかぴか(新しい)

受講生と企画委員で一緒に全15回分の講義資料や感想文をまとめた文集づくりをしました本

20241212.png

せっかく出会えたので、学級が終了してからも受講生同士でつながって欲しいという想いも込めて、宮前区で活動している団体の紹介・団体利用できる施設について市民館職員さんからお話をしてもらいました。

ひらめきみやまえ市民活動のなかま


<受講生からの感想>

・子育てのことを勉強したいと思って受講したが、夫婦のことも考える機会になったのが本当に良かった。

・人見知りだったが、大人や子どもに対して積極的に関わるようになり、大きな成長が見られた。

・これまでは「育てなきゃ」と思っていたのが「育つ」と思えるようになって、気持ちが楽になった。

・児童室での様子を「片付けまでできるんだって」と自分の母親に話したら、「私も子どもにやらせればできたのかな」と言った。その言葉を聞いて、親がやらせるかどうかの違いなのではないかと思った。


<企画委員から受講生へ>

・受講当時1歳8ヶ月だった子どもは中学生になり、同期の子ども達も思春期真っただ中。3カ月ともに学んだこと・共有したことは、共通認識・共通言語のようになって、居心地がよい関係の中で子育てができると思うので、ぜひ繋がり続けて欲しい。自分が受講当時に出会った講師から『人と繋がるには少しの勇気が必要。人と関わると面倒なこともたくさんあるけれど、だからこそ人生に面白みがでるのよ。勇気という社会性を持ってぜひ子育てしてみてくださいね。』と言われた言葉がずっと心に残っていて、今も少しの勇気を出して地域に関わり続けている。

・小1の子どもは「お母さん今日おひさま行ってくる」と言うと「いいなー」と羨ましがる。図書館に行けば「〇〇さんいるか見てくる!」と言って市民館職員さんに会いに事務所まで行く。ここが子どもにとっても居場所の1つになってる。

・受講同期との繋がりが横の関係だとするならば、地域に根付いた子育てをすることは、縦とか斜めとか、全方位に関係を広げて行くことだと思っている。この地域で自分と子どものことを知ってくれている人を増やすことは地域に根付いた子育ての第一歩なのかなと思っている。子どもと私自身のことを知ってくれている人が地域にいることはこの上ない安心感があるので、受講生の皆さんが同じように感じてくれていたら嬉しい。

・これから何か悩むことがあった時、落ち込んでうなだれてしまっても、少し顔を上げれば皆さんには戦友とも言うべき受講同期がいる。もう少しだけ顔を上げれば、私たち企画委員おひさまと保育者あおぞらがいる。何かあった時は「助けて!話を聞いて!」と言う勇気さえあれば、この地域で必ず手を差し伸べてくれる人はいる。この地域でしかできない子育てを、仲間と支え合いながら・地域の人に支えてもらいながら一緒に頑張っていきましょう。

20241212-1.png