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神奈川県川崎市宮前区で宮前親子学級を企画・運営しているグループ、宮前おやこの会「おひさま」のブログです晴れ
ひとりめの育児は「これでいいのかな?」と不安や悩みがつきもの。ブログでは育児&育自のエッセンスと私たちの活動内容を紹介していまするんるん
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22年度 第12回親子学級[2022年11月30日(Wed)]
みんなで見守ろう〜外遊び〜


学級第6回では子どもの見守り方について、第8回では子どもの発達や関わり方について学んできました。

今回は実践の回ということで宮崎第四公園で開催しましたるんるん


私たち企画委員の事前打ち合わせでは、

・危ない!きたない!を言わないようにしよう♪

・見守ることで、子どもの面白いところに気付けて楽しい!と受講生に感じてもらえたらいいね♪

・手と口は出さずに、ありのままの子ども達の生態を愛でるように、自然に湧き上がる子どもの心の動き(ワクワク・発見・驚く・恐る恐るなど)を想像しながら、子ども達の目線の先を観察すると楽しいよ♪

・・・と意見を出し合って当日を迎えました。


バケツに汲んだ水で遊ぶ子もいれば、落ち葉や木の実で遊んだり、

221124_1.jpg

地面をハイハイする子がいたり、

221124_3.jpg

天気の良い秋の公園を楽しみました。


この遊具で遊ばせるにはまだ早い、と心配そうなママと一緒にお子さんを見守っていると・・・

子ども自身が怖いと感じると無理しないで引き返すし、段差は立ったまま降りるのではなく、一度座って降りていました。

子どもなりに考えて動いているんですね。



公園で転んだ子をママと一緒に見守っていると、しばらくボンヤリと空を見たり地面の石・葉っぱを触ってから遊び始めました。

転んだ驚きや痛みから気分転換するために、空を見たり石や葉っぱを触っていたように見えました。

自分で気持ちの切り替えができるんですね。



子どもに何かあったらすぐに受け止めることができる距離感を保ちながらも、手出し口出しを少し控えて見守ってみる。

子ども自身が感じて、子ども自身で考える「間」を大事にしたいですね。
みんなに聞いてみた!〜手抜きメニュー〜[2022年11月29日(Tue)]

今回は、仲間内のグループLINEで行った情報交換(ただのお喋り?)をご紹介します手(チョキ)

『みんなに聞いてみた!』というシリーズで投稿していく予定です。

第一弾は手抜きメニューぴかぴか(新しい)

curry_tenin_woman.png

本当は「作り置きメニューのオススメは?」という問いかけだったんだけど、案外作り置きをしてない人が多くて、結局は手抜きメニューの意見交換になりましたてれてれ


ゴハン1揚げない大学芋

油と砂糖同じ分量(各々大さじ2とか)でサツマイモをひたすら混ぜるだけ。ちょっと醤油いれても八分音符


ゴハン1甘めの煮物

子どもは甘めに煮れば何でもので、さつまいもの煮物、水煮大豆と小口切りした残り野菜の煮物、千切り人参と油揚げの煮物など甘めの煮物を大量に作ります。


ゴハン1缶詰の和え物

蒸し大豆缶と梅肉・鰹節を和える


ゴハン1缶詰の炊き込み

焼き鳥缶と人参・ゴボウ・お米を炊飯器に入れて炊く


ゴハン1冷凍餃子

スーパーOKの浜松餃子、大阪大将など、冷凍餃子の存在は神!

冷凍餃子や冷凍シューマイは、焼く・揚げる・茹でると調理法を変えたり「餃子にキャベツ巻いて煮たらロールキャベツぢゃん!」という発言もからかう(あっかんべえ)




皆さんの「作り置き&手抜きメニュー」をコメントに書き込んで是非教えてくださいゴメン/お願い
@記事下の『フォームを開く』を押す

Aお名前(ペンネーム)とコメント欄の2カ所だけ入力(メールアドレスとホームページアドレスは空白のまま)

B書き込むボタンを押す

22年度 第11回親子学級[2022年11月24日(Thu)]
『 つながっていく大切さ 』

今回は、元・幸市民館 社会教育指導員の山田悦子さんにお越しいただきました。

山田さんには10年以上前から毎年、気持ちを吐き出せる居場所・人とのつながりの大切さを親子学級で語っていただいています。

講義内容はこちらのリンクからどうぞ
 ↓
2016年度 第13回親子学級 『つながっていく大切さ』



今年も山田さんのお話を伺った後、日頃溜めている想いを受講生に一人ずつ話してもらいました。

そして、講義後の感想文には以下のようなコメントが書かれていました。

・みんなの悩みなど共感できることもたくさんあり「自分だけじゃない」と気持ちが軽くなりました。

・家族以外に話したことがなかったことを話せてすっきりしました。

・もやっとしていることを話したら、少し気持ちがすっとしました。

・コロナもあり話す機会が減っているけれど、話すことって大事ですね。



黒ハート山田さんからのメッセージ黒ハート

少しでも気持ちが楽になって、自分だけじゃないという気持ちや、他のママたちへ優しさのおすそ分けがお互いにできる関係が作れるといいですねぴかぴか(新しい)
ピーナッツの収穫期?[2022年11月23日(Wed)]

今日は、あわこさんからの投稿ですペン


いろんな公園でどんぐりや木の実、きれいな落ち葉が見られる時期になってきましたねぴかぴか(新しい)

先日はひさしぶりに高津区にある梶ヶ谷第1公園へ。

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小高い丘や楽しい遊具、小川も流れていて我が家の子どもたちのお気に入りの公園です黒ハート

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次男がずっと木の下に座り込んでいるので、何してるのかなー??と覗き込むと必死でどんぐりを剥いてましたびっくり

ちょっと割れているどんぐりを探し出して、器用に指を入れて中身を取り出すことを繰り返し続けなんとこんな量にexclamation

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やりきったあとに『どんぐりの中はピーナッツだったのかぁー』と言った息子。

おそらくママとパパがよく食べてる柿ピーと同じと思ってるかなてれてれ


最近、おひさまの大先輩が外遊びの大切さを伝えるときに

『自然は、人の手が入っていないから想像力を使い、創造することができる』

と言っていて、葉っぱをお皿にして、ピーナッツを盛り付ける息子を見ながら、なるほどなぁーなんて思いましたるんるん

その後、パパにあげる!と、ピーナッツは葉っぱに包まれてお持ち帰りとなりましたビール


22年度 第10回親子学級[2022年11月22日(Tue)]

「境界線をもつ」ってどんなこと?

今回は、企画委員の牧野文さんに講師として話をしてもらいましたカラオケ

牧野さんは公認心理士・臨床心理士として、小学生から高校生の親子を対象とした教育相談室の相談員、スクールカウンセラーとして11年勤務。2019年の宮前親子学級を受講して、そこから企画委員としておひさまに参加しています。

■境界線とは
境界線は、自分と他者を区別する意識的なライン

黒ハート健康的な境界線をもつと

誰かに振り回されない(自己決定・自己選択ができる)
 ↓
結果は自分で責任を負う
 ↓
相手の結果には責任を負わない(相手の決定選択を尊重する)
 ↓
お互いを尊重して良い関係を築くことができる!!

失恋不適切な境界線をもつ人は

・迎合的(自分にとって悪いことに対して「はい」と言う、他者との境界線を設定するのが難しい)
・回避的(自分にとって良いことに対して「いいえ」と言う、深い関係を避けようとする)
・支配的(他者の「いいえ」を受け入れない、強引に他者の境界線を侵そうとする)
・無反応(自分にとって大切な相手が必要としていることに対して「はい」と言えない、相手に愛情を示すことに抵抗する)

■イヤイヤ期が境界線を作る?!

dada_kosodate_komaru_woman.png

『イヤ!』『ぼくの!』『わたしの!』=怒り、所有権の主張
 ↓
親が「嫌だなぁ」「困るなぁ」と感じる子どもの言動は、子どもが自分の世界(境界線)を守るためのもの!



■境界線が育つ5つの段階

@自分の気持ちに気付く

子どもの言動の裏にある本当の気持ちを言葉で伝え返してあげる。
例)遊びを止めて帰ろうとしたら「ママきらい」と叩いてきた場合・・・『それぐらい遊びたかったんだね』と子どもの感情を言語化してあげる

A安心してNO!と言える

自分がイヤだと感じた時の「NO!」=成長した時に自分のことを自分で守る力になる
親と違う意見を言っても良いことを学ぶ練習

B自己決定・自己選択

子どもが自分で考えて決定できるようにする
しつけは自律性が大事!ダブルバインドにならないように注意する

・自律性を育てるしつけ
「すぐにできるようにならなくてもいい」「ちゃんとできるようになるまでいつまでも待っていてあげるから」「できるようになるから心配いらない、いつからできるかは自分で決めればいい」こういったメッセージ、気持ちを伝えながら、大切なことを繰り返し教えていくこと(佐々木正美「子どもの心がみえてくる エリクソンに学ぶ」より)

・ダブルバインドとは
無意識に子どもを脅して親の言うことを聞かせようとすること
例えば「帰らないならママ先に帰っちゃうからね!」「片づけないならオモチャ捨てちゃうよ!」など。

爆弾ダブルバインドの危険性
相手を脅すコミュニケーションを学んでしまう、親を信用しなくなる、自己主張できなくなる、自分で考えることをやめてしまう、自己肯定感の低下

子はたくさんされたことを学ぶ→20才まで修正できるから、今からでも大丈夫!もし自分の言葉がダブルバインドになってしまった場合は言い直せばいい!

C相手のNO!を受け入れる

D自分の選択に責任を持つ

自分の決定・選択・NO!をたくさん受け入れてもらうと相手のNO!も受け入れやすくなる。相手のNO!を受け入れると、自分のことは自分で責任を持てるようになる。

親が子どもを手助けし過ぎていると、子どもは自分で考えて選択できなくなる。成長してから自分に何か問題が起きた場合も、誰かが自分の面倒を見てくれるのが当たり前と思うようになる。



■夫婦関係は境界線の混乱が起きやすい!

・自分の感情「私は〇〇だと感じた」を自分で認識できている?

・黙って怒らず、自分の気持ち&その理由を、相手に伝えている?

・自分の願いを満たすのは自分、満たせなかった時に調整するのも自分。それを相手に求めてない?

・自分ができる上限を相手に伝えないまま「これだけやっているのに!」と怒ってない?

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「何に」怒ったのか
「何が」嫌だったのか
「どうして」嫌だったのか
 ↓
大元の気持ちに気付く



■境界線を守る鍵は自己肯定感!

自己肯定感を高めるためには・・・

相手と自分どちらも無条件に尊重する

・相手にも何か事情があるんだろうな・・・
・良いところ/悪いところ色々あるけど、私はこれでいいよね♪

相手を変えようとしない

・変えようとするほどに相手は心を閉じてしまう
・人が変わるのにはタイミングがある

私を主語にして気持ちを伝える
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・「あなた」が主語の場合、それは「わたしの気持ち」ではない
・「あなた」が主語だと決めつけが生じてくる


自分が判断した評価を押し付けない
「現時点での自分」がする一時的・主観的な評価なので決めつけない

自分と相手の領域をはっきりさせる

自分はダメだと責めない

育児は本当に大変なこと。今自分ができることをすれば良いし、ネガティブな気持ちを持ってもいい。(子どもにネガティブな気持ちをぶつけるのは注意)

「べき」より「したい」を大切にする

「べき」は他人の目を気にしている思考→鬱に繋がることも!
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セルフケアも大切に黄ハート

こんな事故が起きています![2022年11月19日(Sat)]

今日は、コージーさんから頂いた情報を共有ペン


先日病院に行ったら「こんな事故が起きています!」という小児科学会の注意喚起貼り紙がありました。


ひらめき日本小児科学会 Injury Alert(傷害速報)


先日の第6回親子学級で子どもの服装に関する注意は聞いていたけれど・・・

実際にフード付きパーカーの事故情報を読むとドキッとしますあせあせ(飛び散る汗)


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そして「消毒剤誤飲によるエタノール中毒」の事例には驚愕exclamation×2

3歳の娘は、アルコールで手を消毒したあとにクンクン匂いを嗅ぐことがあるのでドキッとします。

心配しすぎるのもどうかと思うけれど、身の回りに危険だらけな気がしてしまって心が休まらないと思うことがありますたらーっ(汗)

見守ることとは…取り除くべき危険とは…いまちょっと悶々としていますふらふら

22年度 第9回親子学級[2022年11月08日(Tue)]

『今までの振り返り 先輩ママに聞いてみよう』


今回は、学級第8回までの学習内容について振り返りを行いました。


<良かったこと、共感できたこと>
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・子どもにすぐ手を出さず見守ること

・子どもへの声のかけ方、子どもの話を聞く姿勢

・子どもは身体を動かすことが大切ということ

・自分と子どもは別の人間だと思えるようになった

・モヤモヤを共感できて自分だけが悩んでるわけではないと思った


<不安や納得できなかったこと>
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・自然の中の遊びが大切とは思うがどこまで環境を整えたらいいのか

・思い切り遊ばせることは怪我が心配

・良いことを学んだけど実践できていなくて不安になる

・テレビや幼児教育は適度にやるならいいのではないか

・自分がスマホを見過ぎていることは子どもに影響しているか不安


受講生の率直な感想を踏まえて、元受講生である企画委員数名から、先輩ママとしての体験を話しました。


■遊び方について■

自分が受講生だった時も、学級で学んだことができていないとモヤモヤすることがあった。情報過多で何でも情報が見れるけど、自分も子どももみんなとは違うから正解は無い。

遊ばせられない日があれば別の日に遊ばせるようにしている。怪我がとても多い子なので、危険の少ない場所の時は思い切り遊ばせてあげるなどメリハリをつけている。


■見守り方について■

「見守る」という言葉を知った受講当初は、手を後ろに組んで直立した姿勢で子どもを見ていた。

しかし「子どものタイプを見極めて対応する」ことの大切さを知り、ネコのように自由自在に動き回る我が子を、手を後ろに組んで直立して見ていては守れないと気づいた。今では両手を広げて、いつ降ってきてもいいような姿勢で過ごすようになった。


■食の細さについて■

周りの子と比べて食が細くて小柄なことを悩んでいたが「体重と身長のどちから一つでも増えていれば成長してる」と医師に言われて安心した。色々な栄養素を摂るようにと世間でよく言われているが、大人の自分でさえ食べたくない時があると気づいたら、少し楽になった。

子どもは幼稚園に行って他の子と食べるのが楽しくなってから、よく食べるようになった。

育児に正解は無いが自分の中での正解は、自分が死ぬときに母さんありがとうと言ってもらえることだと考えている。


■育児ストレスについて■

長女が物を投げてきたり、次女は何をしても泣き止まないなど、自分を全否定されるような気分になっていた時がある。怒りを抑えきれず手が震えることもあった。楽しいこともあったけど、自分が壊れてしまうような天国と地獄のジェットコースターのような日々だった。

辛い・しんどい・悲しいなど「育児でネガティブな気持ちを持ってはいけない」と思うから、怒りにつながっていたのかもしれない。黒い自分を認めて、頑張らず等身大の自分でいいと思う。


■自分の時間について■

やりたいことが全然できない!時間が無い!と小2の娘に相談したら「スマホを見てる時間があるんだから、やりたいことをやればいいじゃん」と言われ、「読書したいならママの読みたい本を読み聞かせしてくれればいい」と提案された。

夢パーク元所長:西野博之さんの『7歳までのお守りBOOK』を娘に読み、「親なんだから何でも出来なきゃなんて思わなくていい、弱さが透けて見えちゃうくらいがちょうどいい・・・」という内容に涙した。


■パートナーについて■

パートナーは、自分の考えに対して反対はしてこないが協力もない。息が詰まる想いでイヤになり2〜3時間家出したこともある。爆発する前に息抜きすることが大事。

「どうしてできないの?」「なんでやってくれないの?」と相手に言うより「〇〇して欲しい」と具体的に助けを求めないと伝わらない。




<本日のまとめ>

子育てに正解はないので、講義で聞いた話すべてを無理に受け入れる必要はない。

子どもの命を今日一日守れたということで一日の最後に自分自身を褒めてあげて欲しい。

ママが幸せでいることが大事。自分が無理して疲れてしまわないように。



続きを読む...
22年度 第8回親子学級[2022年11月07日(Mon)]
「アリサ」から見た子どもの発達

今回は、帝京大学教育学部客員教授の杉本眞理子先生にお話を伺いました。


■「アリサ」からみた子どもの発達■

映画「アリサ」では、子どもが育っていく力・生きていく力を自然と身につけることができる環境が写されている。

『汚いからやめなさい!』『危ないからやめなさい!』と大人の目線で規制・仲介されることのない、自由な遊びや子ども同士の関わりで、心と身体が成長していく様子を見ることができる。

反面、幼い頃から様々なお稽古・勉強を詰め込まれた子ども達はどうか?

大人の評価を気にして、自分の本当にしたいことを我慢したり、自分のしたいことすら分からなくなっている子どもを目にする。



■乳幼児期は直接体験の時期■

「知る」ことは「感じる」ことの半分も重要ではない 幼い子ども時代は土壌を耕すとき

レイチェル・カーソン著『センス・オブ・ワンダー』より

乳幼児期に大切なことは・・・

直接体験すること
遊びの中で学ぶこと

できれば自然の中で
感覚を駆使して感じること
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大人の役割は・・・

子どもに知識を詰め込むのではなく
子ども自身が「知りたい!」と思えるような体験のできる環境を用意すること。
そして見守ること。



■子どもの意欲■

最近の子ども達は、何か提示しても「やらない」「知らない」と言って取り組もうとしない。
=意欲的でない?自信がないことは避けようとしている様子。

0歳〜2歳の赤ちゃんや小さな子ども達は様々なものに興味を持ち意欲的に動いてるのに・・その意欲はどこへ??

小さな子どもが興味を持ってやっていることの多くは、危ない・汚い・やってほしくないことだが「ダメ!」「貸してあげなさい」「ごめんなさいして」⇒子ども達の意欲が削がれていく

映画「アリサ」に映っていた子ども達は、

自分で決めること
自分で体験すること


を通じて、

・やってみたいと挑戦する心
・知りたいという知的好奇心
・協力する力
・コミュニケーション能力
・あきらめない粘り強さ

…を備えていた。


『子どもの自由な体験と生涯発達 子どもキャンプとその後・50年の記録』杉本真理子他著

心理学の研究として行った子どもキャンプでは、食事と宿舎だけが用意されていて、子どもがやりたい時にやりたいことをやる「自己決定」が大事にされる環境だった。

いたずらや危険なこともいっぱい。でも、そのうちに子どもは自分たちで秩序を作り出していく。



■エリクソンの心理・社会的発達段階■


@乳児期:基本的信頼 対 不信

心の深い所で自分を肯定し、自分を取り巻く世界を肯定すること=基本的信頼=この世に対して希望を持つこと


A幼児前期(1〜3歳):自律性 対 恥・疑惑

いずれ自分の足で立つための励まし=しつけ
不安や恐怖による過度なしつけは無力感・自己疑惑を生む


B児童期/幼児後期(4〜6歳):自主性 対 罪悪感

自分からしたいことを自発的に動こうとすること=1つの目的のために失敗しても繰り返し行うこと

何を学ぶにしても何をするにしても、この感覚が必要
=遊びの中でもっともよく発揮される


C学童期(小学生):勤勉性 対 劣等感

やらなければいけないことが出てくる。@からBまでの段階をきちんと踏まえていないと小学生になって、自分から勉強に取り組めない。

人と比べて勝っているという感覚は優越感、その反対は劣等感。ただし勤勉性で身に着けるのは優越感ではなく「有能感」=自分が自分なりに何かしらのことができるという感覚

「人に比べてできる」ではなく「個々にとって自分はできる」ということがなければ、自分の人生を肯定できない。


D青年期(中高生):自我同一性・アイデンティティの確立 対 拡散

「自分は何者であるか」という問いを定義していく心のプロセス
「自分は自分である、他人は他人である」という意識で自分も他人も受け入れる

他人に自分が飲み込まれる恐怖=孤独・敵対


E若い成人期:親密性 対 孤立

他と親密ではあるが同一化しないこと


F成人期:世代性 対 停滞

次の世代に対して手間をかけ世話をする。自分の生みだしたものに責任を持つ。

[子ども]=欲求を満たすために援助を求める
 ↑↓
[ 親 ]=自分が生み出したものへの責任として世話をする
 
世話は相互補完的なもの。子どもも大人も対等である。


G老年期:統合性 対 絶望

「老い」や「死」に直面してもなお、次の世代への関心と、家族・地域を越えた大きなものへの関心を持って生き続けること=自我が統合された状態

自分自身の人生を、肯定的な部分も否定的な部分もすべて受け入れる自我の強さが必要

1390502.png

@からGまでの発達段階はそれぞれをきちんと経ていないと次の段階にうまく進めない。

乳幼児期に@〜Bの基本的信頼感・自律性・自主性を育てたうえで、学童期にCの勤勉性に向かうことが大切。

また、Aの自律性・Bの自主性は習い事のように「大人がさせる」保育や関わりではなく、遊びなど「子どもがやりたい」を尊重する保育や関わりの中で育つ。

子どもは自然が好き。土・水・太陽の光・風・植物などの自然と触れ合う中で感覚が磨かれ、感情が豊かになる。宮前区には冒険遊び場がある。「ケガと弁当は自分持ち」「自分の責任で自由に遊ぶ」で出かけてみましょう!

ひらめき宮前区冒険遊び場



■子どもへの関わり■

子どもが本来持っている力を発揮できるかどうかは初期の言語環境によって変わる。
子どもの可能性と能力を引き出し脳を育てるには、保護者(保育者)の話す言葉の環境が最も重要となる。

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『3000万語の格差 赤ちゃんの脳をつくる、親と保護者の語りかけ』ダナ・サスキンド 著・掛札逸美 訳・高山静子 解説より

子どもの可能性・能力を引き出すために大切なことは3つのT+4つめのT


@Tune In(チューン・イン)注意とからだを子どもに向ける

子どもは全身の感覚を使って環境と向き合っているので子どもの集中を妨げないことが大切。

子どもがアリを見つけた時にすぐに「アリさんいたねぇ」と声をかけるのではなく、

子どもがアリに見入っている間は黙って見守り、こちらの顔を見上げた時に「アリさんいたねぇ」と声をかける。


ATalk More(トーク・モア)子どもとたくさん話す

子どもは一人一人違った志向を持つので、子どもの気持ちや表情をよく見て話す。

子どもの反応・違和感に応じて解釈を変え・想像を広げてみる。

「アリさん何を運んでるんだろうね」「アリさん忙しそうだね。どこへ行くのかな」


BTake Turns(テイク・ターンズ)親が一方的に話すのではなく子どもと交互に対話する

・子どもの言葉を繰り返す
・もっと話したくなるように質問する
・子どもの反応をじっと待つ

「大人がやらせたいこと」ではなく「子どもがしようとしていること・やりたがっていること」を推測することが重要


CTurn Off(ターン・オフ)デジタル機器の電源を切って外へ出かける

デジタル機器は『 3つのT 』 が出来なくなるので、スイッチを切って、外に出かけて直接体験を!


■生活場面と遊び場面のバランス■

<生活場面=大人主導>

行動を説明し、状況を解説する。
「これからお着替えしましょう」
「さぁテーブルを拭きます」

状況と言葉を結び付けて社会生活を理解していく

<遊び場面=子ども主導>

子どもの遊びを中断するような言葉かけは止める。子どもの遊びの世界に入り、遊びがふくらむような言葉をかける。
×「3つのお手玉をお鍋に入れたのね」
〇「美味しそうな匂いね。ごちそうは何かな」



■絵本を読む意味■

絵本は、大人が日常では押し殺して自分の中に眠っている “子どもの心” を呼び起こしてくれる。心豊かに生きるために、大切にした方が良い。

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本ブログ担当より本

過去の講義も含めて、これまで杉本先生からご紹介いただいた絵本の一部をまとめました。

『 ぼくはおこった 』ハーウィン・オラム 作/きたむら さとし 絵・訳

『 どんなかんじかなあ 』中山 千夏 文/和田誠 絵

『 だいじょうぶだいじょうぶ 』いとうひろし 文・絵

『 でんしゃくるかな? 』きくちちき 作

『 とべバッタ 』田島征三 作

『 もこもこもこ 』谷川俊太郎 作 / 元永定正 絵

『 かいじゅうたちのいるところ 』モーリス・センダック作 じんぐうてるお訳