25年度 第8回親子学級「子ども達を支えていくということ」[2025年10月31日(Fri)]
今回は、日本スクールソーシャルワーク協会会長の入海英里子さんからお話を伺いました。
■スクールソーシャルワークとは■
スクールソーシャルワークの仕事は、普段の暮らしを幸せにする=普暮幸(ふくし)。
それは、地域で暮らす子どもたちが幸せに暮らせる【環境】を整えることで「愛情サポートネットワーク」と呼んでいる。
子どもたちの「普段の暮らしを幸せにする」ために必要不可欠な3つの要素は、家庭・地域・学校。スクールソーシャルワークの仕事は、支援の必要な子どもに対してこの3つの環境を整えてあげること。
■地域の中に安心できる居場所を作る■
学校の先生から「学校にカラーリングした髪で来ることをやめさせて欲しい」と頼まれたことがあるが、
「私にできることは、◎◎ちゃんが25歳くらいになったときに他人を傷つけず、そして◎◎ちゃん自身が安全に生活を送れるような環境を、今から時間をかけてじっくり整えてあげることです。」
と答えた。
あくまでもソーシャルワーカーの役目は【指導】ではなく【子どもが安心して過ごせる環境を整える】こと。
反社会的行動をしたり自傷行為をする子どもたちは、生育期に親(家庭)や周囲からひどい仕打ちを受けたり、ネグレクトを受けたりしている子どもが多い。愛情や「自分は必要とされている」という自己肯定感が足りない。
そんな子どもたちに愛情を与え、存在意義を認めてくれる人たちが地域にいる。子どもたちと支援してくれる地域の人々を繋ぎ合わせ、地域の中に安心できる居場所を作ってあげることが大事。

■【在る(ある)】と【する】のちがい■
【在る】
生まれてきてくれてありがとう、存在そのもの・命そのものが大切と思う気持ち。
「在る」を認めて保証することが自己肯定感につながる。
【する】
自分から進んで挨拶「する」・勉強が「できる」などの行動を褒めること。
「する」を認めることで自己効力感につながるが、まずは土台となる「在る」を認めて保証することが大事。
家庭とは「在る」を保障するスペシャルな場所。「生まれてきてくれてありがとう!あなたがとても大事!」と伝えることができる場所。存在そのものを認めてあげられる家庭は「在る」を保証するスペシャルな場所。

■子育ての中で意識して欲しいこと■
@3つの大=「大好き」+「大事」+「大丈夫」を子どもに毎日伝えること
A幸せの形を決めつけないこと
B教育熱心ではなく「養育熱心」になること
私たち母親は神ではなく天使でもない。疲れている時、イライラしている時ほど、子どもに強く当たったり手を上げてしまいそうになるが、強く言い過ぎてしまった後には必ず「さっきはごめんね。ママはあなたのこと大好きだよ。」と伝えること。そして他人と比較せず「あなたは大丈夫」と言い続ければ、いつか「大丈夫」な子になる。
■成長を妨げる関わり■
否定・比較・暴力的コミュニケーションは成長を妨げる。優しい子に育ってほしければ、優しく接する。
「体感」→「体得」→「体現」
■「理想の子ども」と「聖なるあきらめ」■
「理想の子ども像」があると、つい「ちゃんと〇〇しなさい」「早く〇〇しなさい」と口出ししがち。子どもは自分の化身ではないし、親の思い通りにも育たない。自分の理想を子どもに押し付けず、
聖なるあきらめ
を意識する。
■遊びを保証してあげよう■
遊びは「在る」を保証する。泥遊びで快・不快を感じたり、五感を使って遊ぶことが大事。自然のものは、パターンがないので延々と遊ぶことができる。
子どもはAKUである(プレイリーダー天野秀昭さんの言葉)
A:あぶない
K:きたない
U:うるさい
子どもは危ない、きたない、うるさいものである。
大人はキレイにしよう・危なくない所を通らせよう・うるさくしないようにしようとしてしまう。
けれど、小さい頃にきっちりAKUを発揮出来たら自然と発散できる人間になるので、世の中を楽しめる人間になれる。小さい頃から習い事漬けで勉強ばかりしていたら、世の中楽しくない。世の中が楽しいと信じる力が身に付かない。
子どもの成長=AKUを保証してあげよう。 子ども自身が歩んでゆく道を保証、親が勝手にレールをひかない。子ども自身が切りひらいていく。
■大人が幸せであること■
大人が幸せである姿を見せることによって、子どもは自分自身が幸せになることに安心感を持つことができる。家庭や学校・地域の大人の幸せは、子どもの幸せに直結している。
<子どもたちからおとなへのメッセージ>
まず、おとなが幸せにいてください。
おとなが幸せじゃないのに子どもだけ幸せにはなれません。
おとなが幸せでないと、子どもに虐待とか体罰とかが起きます。
条例に"子どもは愛情と理解をもって育まれる"とありますが、
まず、家庭や学校、地域の中で、おとなが幸せでいてほしいのです。
子どもはそういう中で、安心して生きることができます。
子どもの権利条例子ども委員会のまとめ
次回は「保育室の様子を知る」というテーマで、別室保育の子ども達の様子を撮影したビデオを保育者の解説付きで鑑賞します。
■スクールソーシャルワークとは■
スクールソーシャルワークの仕事は、普段の暮らしを幸せにする=普暮幸(ふくし)。
それは、地域で暮らす子どもたちが幸せに暮らせる【環境】を整えることで「愛情サポートネットワーク」と呼んでいる。
子どもたちの「普段の暮らしを幸せにする」ために必要不可欠な3つの要素は、家庭・地域・学校。スクールソーシャルワークの仕事は、支援の必要な子どもに対してこの3つの環境を整えてあげること。
■地域の中に安心できる居場所を作る■
学校の先生から「学校にカラーリングした髪で来ることをやめさせて欲しい」と頼まれたことがあるが、
「私にできることは、◎◎ちゃんが25歳くらいになったときに他人を傷つけず、そして◎◎ちゃん自身が安全に生活を送れるような環境を、今から時間をかけてじっくり整えてあげることです。」
と答えた。
あくまでもソーシャルワーカーの役目は【指導】ではなく【子どもが安心して過ごせる環境を整える】こと。
反社会的行動をしたり自傷行為をする子どもたちは、生育期に親(家庭)や周囲からひどい仕打ちを受けたり、ネグレクトを受けたりしている子どもが多い。愛情や「自分は必要とされている」という自己肯定感が足りない。
そんな子どもたちに愛情を与え、存在意義を認めてくれる人たちが地域にいる。子どもたちと支援してくれる地域の人々を繋ぎ合わせ、地域の中に安心できる居場所を作ってあげることが大事。
■【在る(ある)】と【する】のちがい■
【在る】
生まれてきてくれてありがとう、存在そのもの・命そのものが大切と思う気持ち。
「在る」を認めて保証することが自己肯定感につながる。
【する】
自分から進んで挨拶「する」・勉強が「できる」などの行動を褒めること。
「する」を認めることで自己効力感につながるが、まずは土台となる「在る」を認めて保証することが大事。
家庭とは「在る」を保障するスペシャルな場所。「生まれてきてくれてありがとう!あなたがとても大事!」と伝えることができる場所。存在そのものを認めてあげられる家庭は「在る」を保証するスペシャルな場所。
■子育ての中で意識して欲しいこと■
@3つの大=「大好き」+「大事」+「大丈夫」を子どもに毎日伝えること
A幸せの形を決めつけないこと
B教育熱心ではなく「養育熱心」になること
私たち母親は神ではなく天使でもない。疲れている時、イライラしている時ほど、子どもに強く当たったり手を上げてしまいそうになるが、強く言い過ぎてしまった後には必ず「さっきはごめんね。ママはあなたのこと大好きだよ。」と伝えること。そして他人と比較せず「あなたは大丈夫」と言い続ければ、いつか「大丈夫」な子になる。
■成長を妨げる関わり■
否定・比較・暴力的コミュニケーションは成長を妨げる。優しい子に育ってほしければ、優しく接する。
「体感」→「体得」→「体現」
■「理想の子ども」と「聖なるあきらめ」■
「理想の子ども像」があると、つい「ちゃんと〇〇しなさい」「早く〇〇しなさい」と口出ししがち。子どもは自分の化身ではないし、親の思い通りにも育たない。自分の理想を子どもに押し付けず、
■遊びを保証してあげよう■
遊びは「在る」を保証する。泥遊びで快・不快を感じたり、五感を使って遊ぶことが大事。自然のものは、パターンがないので延々と遊ぶことができる。
子どもはAKUである(プレイリーダー天野秀昭さんの言葉)
A:あぶない
K:きたない
U:うるさい
子どもは危ない、きたない、うるさいものである。
大人はキレイにしよう・危なくない所を通らせよう・うるさくしないようにしようとしてしまう。
けれど、小さい頃にきっちりAKUを発揮出来たら自然と発散できる人間になるので、世の中を楽しめる人間になれる。小さい頃から習い事漬けで勉強ばかりしていたら、世の中楽しくない。世の中が楽しいと信じる力が身に付かない。
子どもの成長=AKUを保証してあげよう。 子ども自身が歩んでゆく道を保証、親が勝手にレールをひかない。子ども自身が切りひらいていく。
■大人が幸せであること■
大人が幸せである姿を見せることによって、子どもは自分自身が幸せになることに安心感を持つことができる。家庭や学校・地域の大人の幸せは、子どもの幸せに直結している。
<子どもたちからおとなへのメッセージ>
まず、おとなが幸せにいてください。
おとなが幸せじゃないのに子どもだけ幸せにはなれません。
おとなが幸せでないと、子どもに虐待とか体罰とかが起きます。
条例に"子どもは愛情と理解をもって育まれる"とありますが、
まず、家庭や学校、地域の中で、おとなが幸せでいてほしいのです。
子どもはそういう中で、安心して生きることができます。
子どもの権利条例子ども委員会のまとめ
次回は「保育室の様子を知る」というテーマで、別室保育の子ども達の様子を撮影したビデオを保育者の解説付きで鑑賞します。




