宮前親子学級の保育について[2012年01月04日(Wed)]
親子学級で子ども達は親と別室で保育されますが、保育者はただ子どもを預かるだけではありません。
「子ども同士で関わることによって自主性・自立性・社会性を学ぶ」という考えのもと、
「子ども同士の関わり合いを大切にして、育つ力を信じて見守る保育」をします。
子ども同士の関わり合いが何よりも大切だと考えているため、保育者は無用な口出しはしません。
危険が無いよう細心の注意を払いますが、ケンカだって見守ります。ケンカは子どもにとって大切な関わり合いであって成長には大切なものだからです。
靴の脱ぎ履き・カバンやお弁当箱の開け閉め・お片づけなども子どもが自分で出来るようにサポートします。
1歳半だから無理・・ではなく、1歳半の子でもできるようにちょっとだけ保育者が手を貸してあげることで「自分だって出来る!出来るって楽しい!」と子どもに気づかせてあげます。
児童室での子ども達の様子は、保育日誌を毎週お配りするとともに、時折ビデオで児童室の様子を撮影し、前期1回・後期1回はビデオ上映会を行います。これまで見たことも無いような我が子の姿が写っていたりして、驚いたり喜んだり・・・♪
保育者からのコメント=====
宮前親子学級では保育にこだわりを持っています。
子どもにも自分で学んでいく力があることを、お母さん達にも実感してもらいたいという思いがあります。
今、きっとお母さん達は子どもと離れる時間ってそんなにはないと思うのです。
お母さん達が学習している間、子ども達は別室で過ごすのですが、いつもなんでもやってくれるお母さんがいない。とっても不安だし、寂しい。
でも、子ども達は自分でその時間を過ごす方法を見つけていくのです。
すごいですよ。子ども達の力。
たった2時間なのですから、ご機嫌を取って遊んであげれば、子どもも大人もお互い楽なのです。
でも、それじゃ、なんだかもったいない気がします。
何度も言いますが、子どもってすごいんですから。
もちろん、子どもと関わり合いをもち信頼感を育んだり、危険のないように常に子どものそばにいることは必要です。
ただ、子どもが自分で何とかしようとしている気持ちを察知して、必要最低限のサポートをするように心掛けています。
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毎年、学級前半で保育者から保育方針を説明しています。興味のある方はリンク先の記事も読んでみてください。
2023年度「子どもを「見守る」ってなに?」
2022年度「子どもを「見守る」ってなに?」
2021年度「子どもを「見守る」ってなに?」
2019年度「見守る保育について」
2018年度「見守る保育について」
2017年度「見守る保育について」
2016年度「見守る保育について」
2015年度「見守る保育について」
2014年度「見守る保育について」
2013年度「見守る保育について」
2012年度「見守る保育について」
2011年度「見守る保育について」
2010年度「仲間になろうよ」