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神奈川県川崎市宮前区で宮前親子学級を企画・運営しているグループ、宮前おやこの会「おひさま」のブログです晴れ
ひとりめの育児は「これでいいのかな?」と不安や悩みがつきもの。ブログでは育児&育自のエッセンスと私たちの活動内容を紹介していまするんるん
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22年度 第15回親子学級[2022年12月23日(Fri)]
地域で味方を作ろう


9月1日に始まった2022年度宮前親子学級は12月15日に最終回を迎えましたぴかぴか(新しい)

受講生と企画委員で一緒に全15回の講義資料や感想文をまとめた文集づくりをしました本


連続15回の学級を終えた受講生からの感想は・・・

・毎日ずっと子どもと2人きりで過ごしていて「これでいいのかな」と悩んでいたときに学級を見つけた。主人も子どもと私の変化を喜んでくれていたので、親にとっても子にとっても、受講して本当に良かった。

・はじめは自分の人見知りと子どもの行き渋りでストレスを感じていたが、慣れてくるにつれ毎週木曜が楽しみになった。

・講師の方もプログラムの内容もすごく興味があってひと目見て面白そうと思った。いろんな講師の方が「遊びが大事だよ」と繰り返し仰っていて今までは、私が思う遊び・私が思う見守りだったなぁと反省し、子育ての姿勢がより柔軟になれたと思う。

・地域で活動するってとっても敷居が高いと思っていたけれど、新しい所でも地域でいろんなことをやってみたいなぁと思えた。

・遊べる仲間が出来て、子どもの名前を呼んでくれたりして、学級のみんながお友達と認識してくれていて嬉しかった。私自身も狭い環境での子育てから離れて、いろんなママさんと話せる木曜日が楽しみになっていた。3ヶ月で学んだことを土台にしてこれからも子育てして、みなさんとの関係もぜひ続けていきたい。


2022hoiku.jpg

リボンブログ管理人きば子のつぶやきリボン

3年ぶりの別室保育では、保育者から片時も離れなかった子が児童室で安心して遊べるようになっていく姿や…

毎週泣き疲れて魂が抜けたような顔をしていた子が笑顔で他の子に関わっていく姿…

子ども達みんなの成長を感じることが出来ました。

まだ喋らない子が他の子に「水筒を飲むときは座るんだよ」と言わんばかりの素振りをしてみたり…

オモチャを取られて悲しい気持ちを自分の力で切り替えていく姿…

子ども達って小さくても色々なことが分かっていてすごいなぁと改めて感心しました。

また来年もたくさんの子ども達に出会えるのが楽しみですハートたち(複数ハート)
22年度 第14回親子学級[2022年12月20日(Tue)]
地域で味方を作ろう

今回は、スクールソーシャルワーカーの入海英里子さんにお話をしていただきました。

■スクールソーシャルワークとは■

家庭・学校・地域と協力しながら、問題を抱えた子ども達が愛されて育つ環境を作ること。
 
大人になっても、幼少期にたばこ屋のおばあちゃんからもらった運動会のメダルをずっと大事に持ち続けている元不良少年がいたり・・・

中学生時代からママになった現在でも、近所のおばさんに支え続けてもらっている子がいたり・・・

地域には子どもたちを無条件に愛してくれる人材がいっぱい!!

ひとの子にはみな優しくなれる。地域のおばちゃん、おじちゃんの存在が子どもたちの心の拠り所になることもある。


■養育の基本=【在る】を保証する■

子どもが生まれた時の気持ちが【在る】を保証する気持ち。

生まれてきてくれてありがとう。あなたがとても大事!と伝えられる場所であり、存在そのものを認めてあげられる家庭は【在る】を保証するスペシャルな場所。

pose_heart_hand_man.png

「大好き」「大事」「大丈夫」3つの大をたくさん伝えよう!

自分を信じて隣にいてくれる大人の存在が、自尊感情を育む→自分の道を歩む力になる。



■成長を妨げる関わり■

否定・比較・暴力的コミュニケーションは成長を妨げる。

子どもは、その子以上でも以下でもなく、大切なその子。優しい子に育ってほしければ、優しく接する。

体感→体得→体現        

理想の子ども像と真逆くらいでちょうどいい!
  ↓
ぴかぴか(新しい)聖なるあきらめぴかぴか(新しい)


■遊びを保証する■
 
遊びは「在る」を保証する。泥遊びで快・不快を感じたり、五感を使って遊ぶことが大事。自然のものは、パターンがないので延々と遊ぶことができる。

子どもはAKUである(プレイリーダー天野秀昭さんの言葉)

A…あぶない
K…きたない
U…うるさい


子どもの成長=AKUを保証してあげることで命がきらきらして様々な能力が花開く


■子どもの幸せのために大切なこと■

3つの大(大好き・大事・大丈夫)

遊び
+
おとなの幸せ



まず、おとなが幸せにいてください。
おとなが幸せじゃないのに子どもだけ幸せにはなれません。
おとなが幸せでないと、子どもに虐待とか体罰とかが起きます。
条例に“子どもは愛情と理解をもって育まれる”とありますが、まず、家庭や学校、地域の中で、おとなが幸せでいてほしいのです。
子どもはそういう中で、安心して生きることができます。


【川崎市子ども権利条約 子ども委員〜おとなへのメッセージ〜 (2001 年3 月)】


お母さんはひとつの役割。
『私』を大切にハートたち(複数ハート)
22年度 第13回親子学級[2022年12月14日(Wed)]
子どもたちの様子を知る(保育ビデオ)

■保育室ビデオ■
保育中の子ども達の様子を撮影したビデオを企画委員 兼 保育者の解説付きで観ました。
遊び方、子ども同士の関わり方がだんだん変化してくる様子が見られて、子どもたちの成長する力を感じましたわーい(嬉しい顔)

■宮前区冒険遊び場の紹介■
冒険遊び場とは
公園という公共の場を使った「子どもが育つ場」であり、自己責任のもと、自由に遊ぶことができます。地域ぐるみで子どもを見守り育てていくような場でもあります。

冒険遊び場のリーフレットと12〜1月の各遊び場の予定を配りました。

Q「どんなことができるんですか?」
A「小さい子達は、水遊びや泥遊びを思い切り!
ロープワークができるスタッフがいるときは手作りブランコやモンキーブリッジを設置したり、火を使える公園では火起こしにチャレンジすることも。宮崎第四公園では、落ちているくすのきの枝を拾ってのこぎりで切ってみたり、切った枝で工作したりもする。
地域のボランティアスタッフとその場に遊びに来てくれた人達の協力でつくっていく自由な遊び場なので、いつもはできないけどやってどやってみたい遊びがあったら話してほしい。

●テーマ1「地域に目を向ける」
地域で子どもを見守るということ
近所で小さいころに一緒に遊んだ子やその親御さんに、子どもが小学生になってからばったり再会して「ああっ!あの時の〜!お久しぶりです!」ということもある。
「地域で子育てを…地域で子どもを見守ろう…」と聞くと何をしたらいいんだろうと戸惑
うかもしれないけれど、もうすでにみなさんやっている。
親子学級の受講でこの市民館に足を運んでいること。
もちろんここで聞いたこと感じたことを家族や身近な人やお友達と話してみることもそう。
冒険遊び場や子育てフェスタに遊びに行ってみるのもそう。
子どもと一緒に自分が住んでいる地域の公園で遊んでみたり、地域のお祭りなどのイベントに参加してみることもそう。
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●テーマ2「自分自身の成長の話」
ゆ〜ずツクルブも最初のきっかけは子育て講座の受講だった。
始まりはこの親子学級と同じようなとある講座で、地域で自分と同じように子育てしている仲間と知り合えたことから。
このまま終わりたくないな…「なにかしたいね!」の声で、場所をかりてみんなで集まってハンドメイドをやってみることに。
入園グッズや自分が作りたかったものなどワイワイおしゃべりしながら作っていた。
イベントに出店した際の売上でメンバーで焼き肉を食べに行ったり、活動の中で地域の話し合いの場に参加したところ「あこがれていたあの人」と会えた!話ができた!自分の世界が広がっていった。
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22年度 第12回親子学級[2022年11月30日(Wed)]
みんなで見守ろう〜外遊び〜


学級第6回では子どもの見守り方について、第8回では子どもの発達や関わり方について学んできました。

今回は実践の回ということで宮崎第四公園で開催しましたるんるん


私たち企画委員の事前打ち合わせでは、

・危ない!きたない!を言わないようにしよう♪

・見守ることで、子どもの面白いところに気付けて楽しい!と受講生に感じてもらえたらいいね♪

・手と口は出さずに、ありのままの子ども達の生態を愛でるように、自然に湧き上がる子どもの心の動き(ワクワク・発見・驚く・恐る恐るなど)を想像しながら、子ども達の目線の先を観察すると楽しいよ♪

・・・と意見を出し合って当日を迎えました。


バケツに汲んだ水で遊ぶ子もいれば、落ち葉や木の実で遊んだり、

221124_1.jpg

地面をハイハイする子がいたり、

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天気の良い秋の公園を楽しみました。


この遊具で遊ばせるにはまだ早い、と心配そうなママと一緒にお子さんを見守っていると・・・

子ども自身が怖いと感じると無理しないで引き返すし、段差は立ったまま降りるのではなく、一度座って降りていました。

子どもなりに考えて動いているんですね。



公園で転んだ子をママと一緒に見守っていると、しばらくボンヤリと空を見たり地面の石・葉っぱを触ってから遊び始めました。

転んだ驚きや痛みから気分転換するために、空を見たり石や葉っぱを触っていたように見えました。

自分で気持ちの切り替えができるんですね。



子どもに何かあったらすぐに受け止めることができる距離感を保ちながらも、手出し口出しを少し控えて見守ってみる。

子ども自身が感じて、子ども自身で考える「間」を大事にしたいですね。
22年度 第11回親子学級[2022年11月24日(Thu)]
『 つながっていく大切さ 』

今回は、元・幸市民館 社会教育指導員の山田悦子さんにお越しいただきました。

山田さんには10年以上前から毎年、気持ちを吐き出せる居場所・人とのつながりの大切さを親子学級で語っていただいています。

講義内容はこちらのリンクからどうぞ
 ↓
2016年度 第13回親子学級 『つながっていく大切さ』



今年も山田さんのお話を伺った後、日頃溜めている想いを受講生に一人ずつ話してもらいました。

そして、講義後の感想文には以下のようなコメントが書かれていました。

・みんなの悩みなど共感できることもたくさんあり「自分だけじゃない」と気持ちが軽くなりました。

・家族以外に話したことがなかったことを話せてすっきりしました。

・もやっとしていることを話したら、少し気持ちがすっとしました。

・コロナもあり話す機会が減っているけれど、話すことって大事ですね。



黒ハート山田さんからのメッセージ黒ハート

少しでも気持ちが楽になって、自分だけじゃないという気持ちや、他のママたちへ優しさのおすそ分けがお互いにできる関係が作れるといいですねぴかぴか(新しい)
22年度 第10回親子学級[2022年11月22日(Tue)]

「境界線をもつ」ってどんなこと?

今回は、企画委員の牧野文さんに講師として話をしてもらいましたカラオケ

牧野さんは公認心理士・臨床心理士として、小学生から高校生の親子を対象とした教育相談室の相談員、スクールカウンセラーとして11年勤務。2019年の宮前親子学級を受講して、そこから企画委員としておひさまに参加しています。

■境界線とは
境界線は、自分と他者を区別する意識的なライン

黒ハート健康的な境界線をもつと

誰かに振り回されない(自己決定・自己選択ができる)
 ↓
結果は自分で責任を負う
 ↓
相手の結果には責任を負わない(相手の決定選択を尊重する)
 ↓
お互いを尊重して良い関係を築くことができる!!

失恋不適切な境界線をもつ人は

・迎合的(自分にとって悪いことに対して「はい」と言う、他者との境界線を設定するのが難しい)
・回避的(自分にとって良いことに対して「いいえ」と言う、深い関係を避けようとする)
・支配的(他者の「いいえ」を受け入れない、強引に他者の境界線を侵そうとする)
・無反応(自分にとって大切な相手が必要としていることに対して「はい」と言えない、相手に愛情を示すことに抵抗する)

■イヤイヤ期が境界線を作る?!

dada_kosodate_komaru_woman.png

『イヤ!』『ぼくの!』『わたしの!』=怒り、所有権の主張
 ↓
親が「嫌だなぁ」「困るなぁ」と感じる子どもの言動は、子どもが自分の世界(境界線)を守るためのもの!



■境界線が育つ5つの段階

@自分の気持ちに気付く

子どもの言動の裏にある本当の気持ちを言葉で伝え返してあげる。
例)遊びを止めて帰ろうとしたら「ママきらい」と叩いてきた場合・・・『それぐらい遊びたかったんだね』と子どもの感情を言語化してあげる

A安心してNO!と言える

自分がイヤだと感じた時の「NO!」=成長した時に自分のことを自分で守る力になる
親と違う意見を言っても良いことを学ぶ練習

B自己決定・自己選択

子どもが自分で考えて決定できるようにする
しつけは自律性が大事!ダブルバインドにならないように注意する

・自律性を育てるしつけ
「すぐにできるようにならなくてもいい」「ちゃんとできるようになるまでいつまでも待っていてあげるから」「できるようになるから心配いらない、いつからできるかは自分で決めればいい」こういったメッセージ、気持ちを伝えながら、大切なことを繰り返し教えていくこと(佐々木正美「子どもの心がみえてくる エリクソンに学ぶ」より)

・ダブルバインドとは
無意識に子どもを脅して親の言うことを聞かせようとすること
例えば「帰らないならママ先に帰っちゃうからね!」「片づけないならオモチャ捨てちゃうよ!」など。

爆弾ダブルバインドの危険性
相手を脅すコミュニケーションを学んでしまう、親を信用しなくなる、自己主張できなくなる、自分で考えることをやめてしまう、自己肯定感の低下

子はたくさんされたことを学ぶ→20才まで修正できるから、今からでも大丈夫!もし自分の言葉がダブルバインドになってしまった場合は言い直せばいい!

C相手のNO!を受け入れる

D自分の選択に責任を持つ

自分の決定・選択・NO!をたくさん受け入れてもらうと相手のNO!も受け入れやすくなる。相手のNO!を受け入れると、自分のことは自分で責任を持てるようになる。

親が子どもを手助けし過ぎていると、子どもは自分で考えて選択できなくなる。成長してから自分に何か問題が起きた場合も、誰かが自分の面倒を見てくれるのが当たり前と思うようになる。



■夫婦関係は境界線の混乱が起きやすい!

・自分の感情「私は〇〇だと感じた」を自分で認識できている?

・黙って怒らず、自分の気持ち&その理由を、相手に伝えている?

・自分の願いを満たすのは自分、満たせなかった時に調整するのも自分。それを相手に求めてない?

・自分ができる上限を相手に伝えないまま「これだけやっているのに!」と怒ってない?

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「何に」怒ったのか
「何が」嫌だったのか
「どうして」嫌だったのか
 ↓
大元の気持ちに気付く



■境界線を守る鍵は自己肯定感!

自己肯定感を高めるためには・・・

相手と自分どちらも無条件に尊重する

・相手にも何か事情があるんだろうな・・・
・良いところ/悪いところ色々あるけど、私はこれでいいよね♪

相手を変えようとしない

・変えようとするほどに相手は心を閉じてしまう
・人が変わるのにはタイミングがある

私を主語にして気持ちを伝える
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・「あなた」が主語の場合、それは「わたしの気持ち」ではない
・「あなた」が主語だと決めつけが生じてくる


自分が判断した評価を押し付けない
「現時点での自分」がする一時的・主観的な評価なので決めつけない

自分と相手の領域をはっきりさせる

自分はダメだと責めない

育児は本当に大変なこと。今自分ができることをすれば良いし、ネガティブな気持ちを持ってもいい。(子どもにネガティブな気持ちをぶつけるのは注意)

「べき」より「したい」を大切にする

「べき」は他人の目を気にしている思考→鬱に繋がることも!
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セルフケアも大切に黄ハート

22年度 第9回親子学級[2022年11月08日(Tue)]

『今までの振り返り 先輩ママに聞いてみよう』


今回は、学級第8回までの学習内容について振り返りを行いました。


<良かったこと、共感できたこと>
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・子どもにすぐ手を出さず見守ること

・子どもへの声のかけ方、子どもの話を聞く姿勢

・子どもは身体を動かすことが大切ということ

・自分と子どもは別の人間だと思えるようになった

・モヤモヤを共感できて自分だけが悩んでるわけではないと思った


<不安や納得できなかったこと>
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・自然の中の遊びが大切とは思うがどこまで環境を整えたらいいのか

・思い切り遊ばせることは怪我が心配

・良いことを学んだけど実践できていなくて不安になる

・テレビや幼児教育は適度にやるならいいのではないか

・自分がスマホを見過ぎていることは子どもに影響しているか不安


受講生の率直な感想を踏まえて、元受講生である企画委員数名から、先輩ママとしての体験を話しました。


■遊び方について■

自分が受講生だった時も、学級で学んだことができていないとモヤモヤすることがあった。情報過多で何でも情報が見れるけど、自分も子どももみんなとは違うから正解は無い。

遊ばせられない日があれば別の日に遊ばせるようにしている。怪我がとても多い子なので、危険の少ない場所の時は思い切り遊ばせてあげるなどメリハリをつけている。


■見守り方について■

「見守る」という言葉を知った受講当初は、手を後ろに組んで直立した姿勢で子どもを見ていた。

しかし「子どものタイプを見極めて対応する」ことの大切さを知り、ネコのように自由自在に動き回る我が子を、手を後ろに組んで直立して見ていては守れないと気づいた。今では両手を広げて、いつ降ってきてもいいような姿勢で過ごすようになった。


■食の細さについて■

周りの子と比べて食が細くて小柄なことを悩んでいたが「体重と身長のどちから一つでも増えていれば成長してる」と医師に言われて安心した。色々な栄養素を摂るようにと世間でよく言われているが、大人の自分でさえ食べたくない時があると気づいたら、少し楽になった。

子どもは幼稚園に行って他の子と食べるのが楽しくなってから、よく食べるようになった。

育児に正解は無いが自分の中での正解は、自分が死ぬときに母さんありがとうと言ってもらえることだと考えている。


■育児ストレスについて■

長女が物を投げてきたり、次女は何をしても泣き止まないなど、自分を全否定されるような気分になっていた時がある。怒りを抑えきれず手が震えることもあった。楽しいこともあったけど、自分が壊れてしまうような天国と地獄のジェットコースターのような日々だった。

辛い・しんどい・悲しいなど「育児でネガティブな気持ちを持ってはいけない」と思うから、怒りにつながっていたのかもしれない。黒い自分を認めて、頑張らず等身大の自分でいいと思う。


■自分の時間について■

やりたいことが全然できない!時間が無い!と小2の娘に相談したら「スマホを見てる時間があるんだから、やりたいことをやればいいじゃん」と言われ、「読書したいならママの読みたい本を読み聞かせしてくれればいい」と提案された。

夢パーク元所長:西野博之さんの『7歳までのお守りBOOK』を娘に読み、「親なんだから何でも出来なきゃなんて思わなくていい、弱さが透けて見えちゃうくらいがちょうどいい・・・」という内容に涙した。


■パートナーについて■

パートナーは、自分の考えに対して反対はしてこないが協力もない。息が詰まる想いでイヤになり2〜3時間家出したこともある。爆発する前に息抜きすることが大事。

「どうしてできないの?」「なんでやってくれないの?」と相手に言うより「〇〇して欲しい」と具体的に助けを求めないと伝わらない。




<本日のまとめ>

子育てに正解はないので、講義で聞いた話すべてを無理に受け入れる必要はない。

子どもの命を今日一日守れたということで一日の最後に自分自身を褒めてあげて欲しい。

ママが幸せでいることが大事。自分が無理して疲れてしまわないように。



続きを読む...
22年度 第8回親子学級[2022年11月07日(Mon)]
「アリサ」から見た子どもの発達

今回は、帝京大学教育学部客員教授の杉本眞理子先生にお話を伺いました。


■「アリサ」からみた子どもの発達■

映画「アリサ」では、子どもが育っていく力・生きていく力を自然と身につけることができる環境が写されている。

『汚いからやめなさい!』『危ないからやめなさい!』と大人の目線で規制・仲介されることのない、自由な遊びや子ども同士の関わりで、心と身体が成長していく様子を見ることができる。

反面、幼い頃から様々なお稽古・勉強を詰め込まれた子ども達はどうか?

大人の評価を気にして、自分の本当にしたいことを我慢したり、自分のしたいことすら分からなくなっている子どもを目にする。



■乳幼児期は直接体験の時期■

「知る」ことは「感じる」ことの半分も重要ではない 幼い子ども時代は土壌を耕すとき

レイチェル・カーソン著『センス・オブ・ワンダー』より

乳幼児期に大切なことは・・・

直接体験すること
遊びの中で学ぶこと

できれば自然の中で
感覚を駆使して感じること
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大人の役割は・・・

子どもに知識を詰め込むのではなく
子ども自身が「知りたい!」と思えるような体験のできる環境を用意すること。
そして見守ること。



■子どもの意欲■

最近の子ども達は、何か提示しても「やらない」「知らない」と言って取り組もうとしない。
=意欲的でない?自信がないことは避けようとしている様子。

0歳〜2歳の赤ちゃんや小さな子ども達は様々なものに興味を持ち意欲的に動いてるのに・・その意欲はどこへ??

小さな子どもが興味を持ってやっていることの多くは、危ない・汚い・やってほしくないことだが「ダメ!」「貸してあげなさい」「ごめんなさいして」⇒子ども達の意欲が削がれていく

映画「アリサ」に映っていた子ども達は、

自分で決めること
自分で体験すること


を通じて、

・やってみたいと挑戦する心
・知りたいという知的好奇心
・協力する力
・コミュニケーション能力
・あきらめない粘り強さ

…を備えていた。


『子どもの自由な体験と生涯発達 子どもキャンプとその後・50年の記録』杉本真理子他著

心理学の研究として行った子どもキャンプでは、食事と宿舎だけが用意されていて、子どもがやりたい時にやりたいことをやる「自己決定」が大事にされる環境だった。

いたずらや危険なこともいっぱい。でも、そのうちに子どもは自分たちで秩序を作り出していく。



■エリクソンの心理・社会的発達段階■


@乳児期:基本的信頼 対 不信

心の深い所で自分を肯定し、自分を取り巻く世界を肯定すること=基本的信頼=この世に対して希望を持つこと


A幼児前期(1〜3歳):自律性 対 恥・疑惑

いずれ自分の足で立つための励まし=しつけ
不安や恐怖による過度なしつけは無力感・自己疑惑を生む


B児童期/幼児後期(4〜6歳):自主性 対 罪悪感

自分からしたいことを自発的に動こうとすること=1つの目的のために失敗しても繰り返し行うこと

何を学ぶにしても何をするにしても、この感覚が必要
=遊びの中でもっともよく発揮される


C学童期(小学生):勤勉性 対 劣等感

やらなければいけないことが出てくる。@からBまでの段階をきちんと踏まえていないと小学生になって、自分から勉強に取り組めない。

人と比べて勝っているという感覚は優越感、その反対は劣等感。ただし勤勉性で身に着けるのは優越感ではなく「有能感」=自分が自分なりに何かしらのことができるという感覚

「人に比べてできる」ではなく「個々にとって自分はできる」ということがなければ、自分の人生を肯定できない。


D青年期(中高生):自我同一性・アイデンティティの確立 対 拡散

「自分は何者であるか」という問いを定義していく心のプロセス
「自分は自分である、他人は他人である」という意識で自分も他人も受け入れる

他人に自分が飲み込まれる恐怖=孤独・敵対


E若い成人期:親密性 対 孤立

他と親密ではあるが同一化しないこと


F成人期:世代性 対 停滞

次の世代に対して手間をかけ世話をする。自分の生みだしたものに責任を持つ。

[子ども]=欲求を満たすために援助を求める
 ↑↓
[ 親 ]=自分が生み出したものへの責任として世話をする
 
世話は相互補完的なもの。子どもも大人も対等である。


G老年期:統合性 対 絶望

「老い」や「死」に直面してもなお、次の世代への関心と、家族・地域を越えた大きなものへの関心を持って生き続けること=自我が統合された状態

自分自身の人生を、肯定的な部分も否定的な部分もすべて受け入れる自我の強さが必要

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@からGまでの発達段階はそれぞれをきちんと経ていないと次の段階にうまく進めない。

乳幼児期に@〜Bの基本的信頼感・自律性・自主性を育てたうえで、学童期にCの勤勉性に向かうことが大切。

また、Aの自律性・Bの自主性は習い事のように「大人がさせる」保育や関わりではなく、遊びなど「子どもがやりたい」を尊重する保育や関わりの中で育つ。

子どもは自然が好き。土・水・太陽の光・風・植物などの自然と触れ合う中で感覚が磨かれ、感情が豊かになる。宮前区には冒険遊び場がある。「ケガと弁当は自分持ち」「自分の責任で自由に遊ぶ」で出かけてみましょう!

ひらめき宮前区冒険遊び場



■子どもへの関わり■

子どもが本来持っている力を発揮できるかどうかは初期の言語環境によって変わる。
子どもの可能性と能力を引き出し脳を育てるには、保護者(保育者)の話す言葉の環境が最も重要となる。

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『3000万語の格差 赤ちゃんの脳をつくる、親と保護者の語りかけ』ダナ・サスキンド 著・掛札逸美 訳・高山静子 解説より

子どもの可能性・能力を引き出すために大切なことは3つのT+4つめのT


@Tune In(チューン・イン)注意とからだを子どもに向ける

子どもは全身の感覚を使って環境と向き合っているので子どもの集中を妨げないことが大切。

子どもがアリを見つけた時にすぐに「アリさんいたねぇ」と声をかけるのではなく、

子どもがアリに見入っている間は黙って見守り、こちらの顔を見上げた時に「アリさんいたねぇ」と声をかける。


ATalk More(トーク・モア)子どもとたくさん話す

子どもは一人一人違った志向を持つので、子どもの気持ちや表情をよく見て話す。

子どもの反応・違和感に応じて解釈を変え・想像を広げてみる。

「アリさん何を運んでるんだろうね」「アリさん忙しそうだね。どこへ行くのかな」


BTake Turns(テイク・ターンズ)親が一方的に話すのではなく子どもと交互に対話する

・子どもの言葉を繰り返す
・もっと話したくなるように質問する
・子どもの反応をじっと待つ

「大人がやらせたいこと」ではなく「子どもがしようとしていること・やりたがっていること」を推測することが重要


CTurn Off(ターン・オフ)デジタル機器の電源を切って外へ出かける

デジタル機器は『 3つのT 』 が出来なくなるので、スイッチを切って、外に出かけて直接体験を!


■生活場面と遊び場面のバランス■

<生活場面=大人主導>

行動を説明し、状況を解説する。
「これからお着替えしましょう」
「さぁテーブルを拭きます」

状況と言葉を結び付けて社会生活を理解していく

<遊び場面=子ども主導>

子どもの遊びを中断するような言葉かけは止める。子どもの遊びの世界に入り、遊びがふくらむような言葉をかける。
×「3つのお手玉をお鍋に入れたのね」
〇「美味しそうな匂いね。ごちそうは何かな」



■絵本を読む意味■

絵本は、大人が日常では押し殺して自分の中に眠っている “子どもの心” を呼び起こしてくれる。心豊かに生きるために、大切にした方が良い。

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本ブログ担当より本

過去の講義も含めて、これまで杉本先生からご紹介いただいた絵本の一部をまとめました。

『 ぼくはおこった 』ハーウィン・オラム 作/きたむら さとし 絵・訳

『 どんなかんじかなあ 』中山 千夏 文/和田誠 絵

『 だいじょうぶだいじょうぶ 』いとうひろし 文・絵

『 でんしゃくるかな? 』きくちちき 作

『 とべバッタ 』田島征三 作

『 もこもこもこ 』谷川俊太郎 作 / 元永定正 絵

『 かいじゅうたちのいるところ 』モーリス・センダック作 じんぐうてるお訳





22年度 第7回親子学級[2022年10月18日(Tue)]
『子ども本来の姿を見る 映画「アリサ」鑑賞』

今回は、映画『アリサ』を鑑賞しました。

宮前親子学級ではこの映画『 アリサ−ヒトから人間への記録− 』を毎年欠かさず鑑賞しています。

この映画では、保育園で育つアリサという子どもの生後2ヶ月から6歳11ヶ月までの成長を追っています。自由な遊びを通じて身体(身体能力)が成長していく様子、遊びにおける人との関わりを通じて、思いやり・ねばり強さ・創造力など心が成長していく様子が映されています。


まだまだ小さいのに全身土まみれでハイハイしていたり、大きな石がゴロゴロ転がっている山を裸足で上り下りしたり、崖のような急傾斜の坂道を転がり落ちて遊んでいる姿・・・

子どもが「針の糸通し」「竹馬」「逆上がり」などなど、思うように物事を進めることができず泣いているのに、保育士は『がんばれ!』と励ますだけで手を絶対に貸さず、子どもは諦めることなく自分自身の力で数日かけて成し遂げていく姿・・・

大人が何も指示していないのに、子ども同士で自然と役割分担を決めて遊び合い・助け合いをする姿・・・

ほとんどの親が『汚いからやめなさい!』『危ないからやめなさい!』と叫んでしまいそうな、野性味あふれるたくましい子ども達の姿がたくさん映されていました。



次回は、今日観た映画の内容を振り返りながら、『「アリサ」から見た子どもの発達』というテーマで帝京大学客員教授の杉本眞理子先生にお話を伺います。
22年度 第6回親子学級[2022年10月16日(Sun)]

『子どもを「見守る」ってなに?』

今日は、2008年に宮前親子学級を受講して企画委員を経て、子育て支援ボランティア「あおぞら」として親子学級の保育を担当している、川西園美さんに話を伺いました。

保育中の子ども達の様子を映像で見たり、乳幼児〜小学生の多くの子ども達とその保護者に関わる仕事をしている中で感じたことなどを聴かせていただきました。


■ 子どもの服装 ■

・遊具で遊ぶ時、フードや上着の裾が遊具に引っ掛かると命に関わる事故につながる。フードは首元に織り込み、上着の裾はズボンの中に入れること。水筒やリュックを持ったまま遊ぶのも、紐が引っ掛かって危険。

遊びから身体が発達するので、身体の動きを妨げないよう自由に手足を動かしやすい服を着せる。股関節が十分に動いて、しゃがみやすいストレッチ素材のズボンは遊びに最適。


■ おもちゃの取り合い ■

おもちゃを取ったり取られたりするのは、よくある話。子ども同士が関わろうとする意識の表れで悪いことではない。取り合いを止める必要はないが、両者の気持ちを代弁できるよう子どもを観ておくことが大事

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・見守るとは子ども同士のやりとりを、近くですぐ対応できる体勢で観ていること

・おもちゃは、先に使っている人のもの。
「ちょっと待っていてね」→「待ててすごいね」や「取られちゃったね」→「悲しいね。嫌だったね」と声掛けをしてあげる。自分の気持ちが分かってくれると、子どもは嬉しい。


■ 約束を守る ■

・おもちゃを「次に貸してもらおうね」と言ったら、子どもが忘れてどこかに行ってしまったとしても、おもちゃが空いた時に必ず声掛けをしてあげる。

・「ちょっと待っていてね」と子どもに言ったら、その後で向き合う時間を取る。

約束を守ることで子どもとの信頼関係が築かれる。


■ 5つの「みる」と3つの「きく」 ■

見る:全体を大まかにみる
視る:透視、心をみる
診る:診察
看る:看護
観る:心も身体もみる ⇐子どもを見守るときは、この観る。

聞く:耳に入ってくる、入ってきた
聴く:耳も目も心も使ってきく ⇐子どもの話は、この聴く。
訊く:問い詰める ex.今日どうだった?


■ 子どもと自分 ■

子どもが小さい頃、自分は子どもと一体化していた。今になって考えてみると「自分から生まれた子が自分と同じように考えないわけがない」と勘違いしていたのだと思う。

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自分のお腹から出て来ても、子どもは私と別の人間。気持ちは一緒ではない。

・子どもにイライラするのは、自分の思い通りにならないから。私は私の時間で、子どもは子どもの時間で動いている。

・公園から帰るのを拒まれたら、自分都合ではなく子どもが機嫌よく帰れるようにしてあげると良い。ex.帰っておやつをたべよう、電車をみて帰ろう等


■ 守らなければいけないのは、命! ■

・人に迷惑をかけても死にはしない。『まあ、いっか』の気持ちを持って『この声掛けは、命を守るためなのか?』と自分に問いかけてみて

・外を歩く時は手を繋ぐ!交通ルールは守る!コンセントでは遊ばない! →命に関わる大切なことは、目を見て低い声で真剣に「やめて」と言うのが効果的。


■ 他の子と比べない ■

・自分の子どものタイプを見極める。よく聴きよく観ること。

幻の子ども像を追い過ぎない。

子どもを操作しようとしないように頑張って、楽になろう

・イライラが減ってママが穏やかに過ごせるようになると、子どもの愚図りも減る。逆にママの焦りや不安は、子どもの愚図りを増す。


※「幻の子ども像」は教育ジャーナリストの青木悦さんの著書。青木悦さんの講義内容はこちら。
 ↓
ひらめき2009年『 幻の子ども像を追っていませんか? 』

ひらめき2012年『 なぜ、そんなに“まわり”を気にするの?』

  
■ 子どもは子ども同士の関わり合いで育つ ■

・他の子と一緒に遊ばなくても、見ているだけでも学び。

・大人は勝手に手や口を出さないように練習する。
 ※自己肯定感を高めるために「いま、口出ししなかった自分えらい!」と自分を褒めることも忘れずに!


■ コロナ渦での育児 ■

初めて緊急事態宣言が出た時は、虐待通報が多かった。
最近は子どもを泣かせられない状況になってきているが、安全が確保されている状態ならば、すこししくらい泣かせていても平気。精神的に追い詰められるような状況に陥らないように。
長く外出自粛生活をしていた 8〜10 ヶ月の子と会ったが、表情が乏しいように見えて危機を感じた。


■ 実体験に勝るものはない ■

風がそよそよ吹く様子、ジリジリと照りつける太陽、霜柱や落ち葉を踏む感覚など、実体験がなければ絵本の話も理解できない。

舗装された道ばかりではなく、芝生やデコボコ道を歩くと体幹も鍛えられるので自然を楽しんで欲しい。

木の実を拾う、虫を触ってみるなど、子どもが興味を持ったものに対し完全拒否をしないように。
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■ 園生活が始まるときの心構え ■

幼稚園見学に行きだして親がバタバタするようになると、子どもの心もザワザワしだす。
「〇〇しないと、幼稚園に行けない」と、脅すことはしないで。 保育園に行く子は、家族で過ごす時間の過ごし方をよく考えてほしい。



次回は、子ども本来の姿を見るというテーマで映画「アリサ」を鑑賞します。
22年度 第5回親子学級[2022年10月03日(Mon)]
『 ⼦どもの⾒⽅を知って味⽅になろう 』

今回は川崎西部地域療育センターのソーシャルワーカー大野伸之さんにお話をしていただきました。

かわいい子育ては「子どもが育つ」ことのお手伝い
⼦どもの成⻑をお⼿伝いすることが本当の⼦育て。
うまくできない、思い通りにいかなくても、⼦どもと共に育ちあっていけば良い。

かわいい育ちとは「やる気」「自分大好き」が育っていくこと
「やる気」「⾃分⼤好き」が育つと、⼈としてつらい事を乗り越える⼒、豊かに⽣きる⼒がつく。

⇒「やる気」「⾃分⼤好き」が育つには否定せず受容する事が大切

赤ちゃんが泣いたら抱っこする行動
⽣命維持の欲求とそれに応える親の⾏動が愛着のベースになり、それが⼈間形成のベースになる。
愛着が育っていると、安⼼感を回復できる⼒、感情・⾏動をコントロールする⼒がつき、⼈間関係やコミュニケーションの基盤になる。⾚ちゃんを満⾜させるのがとても重要。

ひらめき子育ての大事なポイント
1.自己の有能感「できるじゃん!」
2.自己の肯定感「失敗したっていい、やってみよう!」
3.人間関係能力「自尊感情」「人を愛する力」
4.基本的信頼感「人はすてきだな!」

⼈間関係能⼒は⼈から愛され、尊重されることから学ぶ
⼈を信じる⼒、頼る⼒も⼤切。⼦育ては、⼦どもが⾃分は安全だという意識を体感していくこと。

ペン子育ての工夫
●⽣活リズムを整える
夜 8 時と 11 時に寝たのは成⻑ホルモンの出⽅が違う。早く寝るのは重要。
起こす時間、3⾷の⾷事の時間のリズムを⼀定にするとよい。

●⾔葉は短く、具体的に、肯定的に
・怒る→感情をぶつけて怒る。叱る→正しいことを教えてあげる。
・⻑い⽂章は焦点がわからない。
・「なんで、それ、そうなってるの」も抽象的で難しい。
・「ママはかなしい」よりも「○○するとママはうれしい」とやって欲しい⾏動をいう。
・⾛っちゃダメ=⾛ることはいけないことです。いけないは概念だからわからない。
「おひめさまみたいに歩くとかわいいよ。かっこいいよ。」という⽅がわかりやすい。

●⾃⽴は⼿伝っても遅れないので⼤丈夫。うまくいく経験をたくさん積ませることが⼤切。
例)子どもに片づけてほしい
⇒「お⽚づけ」はまずはきれいになる概念を学ぶ。
ほとんどママが箱に⼊れ、最後に⼦どもがいれて「きれいになったね」という声がけはお⽚づけができたと⾃分が褒められたという⾃信になる。親側もハードルを少し下げるのも⼤事。

例)小学校になっても忘れ物チェックした方がいい?
⇒⼀緒に確認して忘れ物がなかった、ママがそっと⼊れてくれた、という満たされ感が残る。
⼩学校に⼊ってもお⼿伝いした⽅が、⼦どもの情緒の安定につながる。

過保護はいくらやっても⼦どもの育ちにマイナスにならない。
必要以上に⼦どもに介⼊してしまう過⼲渉はいけない。(やろうとしていた事をとりあげるなど。)

●わが⼦を応援するなら、親は「出来る事、好きな事、やりたい事」を応援するのが重要。⼤きくなってもずっと、このことは⼤切。出来ない事を頑張らせるのではない。

●ほめて育てる。→どういう時にほめる?
出来るようになった、頑張った時、上⼿にできた時ほめるのは当然だけど、ほめるの本質はもっと⼩さいことからはじまっている。
ちょっとした事でも「ありがとう」、「いえーい」とかの声がけ、ハイタッチ、にこっとしてあげるなどの⼩さいほめるを毎⽇積み重ねていくことが『ほめて育てる』の本質。⽇頃⾔っているそのことが⼦どもの⼼に積み重なり、最も⼦どもの発達に重要。
結果をほめるだけでなく、頑張ったプロセスをほめるのが重要
他の⼦と⽐べてほめるよりも、「昨⽇の我が⼦より今⽇の⽅がすばらしい」という視点でほめる。

⽇頃⼦ども達にかけてる⾔葉が社会に出た時に全部あらわれる。
例)コップの⽔をこぼしたら何ていう?
・あーこぼした ・ほらこぼした ・無視(制裁としてキツい)・ふざけてるからでしょ、何してるの
・よそ⾒してるからでしょ ・何度⽬?

・上⼿に拭いてね。 ・ここに置くとこぼさないんだよ♡・⼀緒に⽚付けてね。
・たまには失敗するよね。 ・服ぬれずに助かったね。 ・持つ時はこうすると良いよ。
・次は気をつけてね。 ・もう⼀杯飲みますか?

⼦どもは失敗したとわかっているから、失敗を否定せず上記なような⾔葉がけで⼦どもの⼼は助かったと思う。→安⼼感、⾃分の⾃信につながる。

ぴかぴか(新しい)⼦育てのストレスを減らす⼯夫
「しかたない」「こんなものかな」→なげやりではない。⼦育てでは名答。
育児書通りに育った⼦はいない。時々周りの⼦たちを気にしてみてしまったら、わが⼦をみよう。
⾃分の⼦育てはそんなに間違ってないと思っても⼤丈夫。そんなに不安になる必要はない。
⽇頃、『それでいいよ、だいじょうぶだよ。』というふうにやってあげたら、⾃分⼤好きが育つのではないか。
⼦ども⾃⾝が、⾃分の近くにいつも信頼できる⼈がいるという安⼼感が最も⼤切。わーい(嬉しい顔)
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次回は「⼦どもを『⾒守る』ってなに?」というテーマで、子どもを見守る姿勢について学びます揺れるハート
22年度 第4回親子学級[2022年09月29日(Thu)]

『こんな街いいな♪ 』

学級第4回は先週の第3回に続いてグループワークをしました。

前回書いた『うれしかったエピソード』と『悲しかったエピソード』の付箋を使いながら、子育てしやすい理想の街の仮想マップを作ってもらいましたぴかぴか(新しい)

模造紙にイラストを切り貼りしたり、自分達で絵を描いたり・・・

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そして完成したのがこちらexclamation
 ↓
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〇〇の時は△△して欲しい!
□□の場所では▽して欲しい!

・・・じゃぁ、私達に今できることは何だろう?!

ということで皆さんに考えてもらいました。

・ベビーカーじゃない時はエレベーターを譲る。
・電車・バスなど公共の場で他の子どもが泣いていたらあやす。
・妊婦さんや子連れのパパママに席を譲る。
・重たそうな荷物を持っている人がいたら持ってあげる。
・知らない子どもが手を振ってくれたら振り返してあげる。
・ベビーカー昇降の手伝いをする
・公園にいる時、他の子どもへ一緒にあそぼうと声をかける。…etc.

小さなことかもしれないけれど、まずは身近な一歩を踏み出すことが大事exclamationexclamation

「子育てをしているから特別扱いをして欲しい」ではなくて、自分もできることを続けていくことで、思いやりの輪をどんどん広げていけたら宮前区はもっと子育てしやすい街になります黒ハート



今回の作品は10月22日(土)に宮前市民館で開催されるイベント

みやまえ子育てフェスタ
〜ゆっくり深呼吸、心のマスクをはずそうよ〜


にて掲示予定です手(チョキ)

22年度 第3回親子学級[2022年09月20日(Tue)]

『こんな街いいな♪ 』


学級第3回は、『こんな街いいな♪ 』というテーマでグループワークをしました。

近年は少子高齢化でこどもが身近にいる人の割合は少なくなっていますもうやだ〜(悲しい顔)
そこで、私たち子育て世帯が「子どもたちを思いやりのある心で見守ってほしい!」と地域の方に発信することが必要だと感じ、このワークを企画しました手(チョキ)

それぞれ妊娠中、子育て中のうれしかったエピソード、悲しかったエピソードを書き出して話し合いました。

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グッド(上向き矢印)うれしかったエピソード

・親子で自転車に乗り信号待ちをしていたら、傘を差し伸べてくれた
・電車を見ていたら車掌さんが手を降ってくれて汽笛をならしてくれた


バッド(下向き矢印)悲しかったエピソード ⇒ どんな対応だったらうれしかったか

・1歳半検診の時に、『まだ話せないのは、異常です』と言われた
⇒ 決めつけずに、もっと寄り添ってほしかった。
 言葉の引き出し方などのアドバイスがほしかった。

・ベビーカーでエレベーター待ちをしている時、なかなか乗れずずっと待たなければいけなかった
⇒ 混雑時は階段やエスカレーターで移動できる人はそちらを使ってもらいたい。
 ベビーカーでも乗れるエスカレーターがほしい。

悲しかったことや困ったことを話し合い、「こうだったらうれしいな」、「こうだと助かるな」と意見を出し合うことで、こんな街いいなという理想の街が見えてきましたぴかぴか(新しい)

次回は、今回と同じテーマで引き続き『 こんな街いいな♪ 』マップを作っていきますexclamation
22年度 第2回親子学級[2022年09月12日(Mon)]

『 仲間を知ろう 』


学級第2回は、親睦を深めるための自己紹介やお互いを知るためのゲームをしてゆる〜く過ごしましたいい気分(温泉)

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「みんなに質問してみたいこと」として受講生同士で以下のような質問と回答があがっていました。


Qイライラした時どうしていますか?

・好きなお茶とスイーツを食べる、甘いものを食べる、お菓子を爆食い
・パパに託す
・一旦子どもと離れる
・友達と話す
・子どもにテレビを見せて自分の時間を作る


Q子どもと離れている時、何をしているのが楽しい?

・料理をしているとき
・おしゃれをして子どもなしで友達と会っているとき
・アニメを見ているとき
・ケータイで漫画を読んでいるとき
・自由が丘などの街を歩いて新しいお店を見つけたり、かわいいものを見つけたとき
・音楽を聴いているとき


Qおすすめの遊びスポットは?

・東高根森林公園
・こどもの国
・グランベリーパークの隣の公園
・二子玉川公園
・兵庫島公園
・ズーラシア
・ららぽーと
・服部牧場
・ペジーブル
・カッパーク
・センター南
・夢見ヶ崎動物公園


Qおすすめの育児本、子育てバイブルは?

・佐々木正美著「子どもへのまなざし」「子どもが喜ぶことだけすればいい」
・語りかけ育児の本
・子育てハッピーアドバイス
・3000万語の格差
・こどもに掛けたい魔法のことば・・のような本
・0-3歳までのモンテッソリー教育で才能をぐんぐん伸ばす
・ゼクシィBaby
・本は読まずインスタなど


Qお子さんは自分でフォークやスプーンを使えますか?どうやって教えてる?

・スプーンを持たせて遊びながら慣れさせる

・スプーンに乗せたものを渡して、子どもはスプーンを口に運ぶだけの状況から始め、手を添えて一緒にスプーンでものをすくうことも始めた。

・ほとんど手で食べている。フルーツを少しフォークでさせるようになった。

・スプーンを使って食べ始めてからフォークに移行した。

・うたを歌ったり手本を見せた。


この「スプーンの覚え方」については保育園で働いている企画委員からアドバイスがありましたひらめき

@逆手持ち(上からわしづかみにする持ち方)から始める

A慣れてきてから、スプーンを下からわしづかみにする持ち方に変える

B上手にできるようになってから指を使った持ち方に変える

というように成長度合いに応じてゆっくり持ち方を変えていくといいそうでするんるん



次回は『 こんな街いいな♪ 』というテーマですぴかぴか(新しい)

妊娠中・育児中に出会ったエピソードをお喋りしながら、子育てしやすい理想の街を考えますかわいい
22年度 第1回親子学級[2022年09月02日(Fri)]

『 オリエンテーション 』

9月1日、ついに宮前親子学級が開講しましたぴかぴか(新しい)

2020年は休講、2021年はZOOMでの開講だったので、別室保育付きの通常開講は3年ぶりexclamation×2

雨の降る中、欠席もなく受講生全員が集まってくれて無事に初日を迎えることが出来ました黒ハート

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学級の主旨、保育のお約束ごとなどを説明したり、児童室の保育ビデオを上映したりであっという間の2時間でした。

ママと離れて過ごす子ども達にとっては長い2時間だったと思います。児童室からは元気な泣き声と、ドアを開けようとしている音が聞こえていました。

我が子と離れることに胸を痛めて泣いた受講生が〇年前にいましたが、いまや保育者のリーダー格。地域で乳幼児〜学童まで広く子どもに関わる活動をしています。

保育者・企画委員とたくさんの先輩ママがいるので、15回の学級を通じてお子さんの成長をみんなで見守っていきたいと思いますぴかぴか(新しい)



次回は『 仲間を知ろう 』というテーマで楽しく親睦を深めたいと思いまするんるん
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