21年度 第2回親子学級[2021年09月16日(Thu)]
『子どもを「見守る」ってなに?』
オンライン開催2回目の9月9日は、朝から雨でオンライン日和でした
ZOOMの接続が不安定な方もいましたが、時間になると無事みんなそろって参加できました
恒例のIST(一緒に・育とう・つながろう)ストレッチ をして体をほぐしてから、講義スタート
今回は、13年前親子学級で学び、企画委員を経て、現在子育て支援ボランティアあおぞらに所属。子どもやその保護者に関わる仕事に携わっている川西園美さんからお話を伺いました。
ーお仕事の中で子どもを見ていて感じること
・小学生でもおもちゃの貸し借りができない子はいる→幼児ができないのは当然
・友だちと揉めた時、暴言を吐く、物にあたる子がいる
→自分たちで解決させようにも、人と折り合いをつける経験をしていないと話し合いができない。小さい頃に子ども同士でケンカや仲直りをどれたけしたかが大切。
ー子どもを見守るって何?遊びの見守り方とは
・自分の子どもが使っているおもちゃを、年下の子どもに取られてしまった場合
「お兄ちゃんだから貸してあげよう」と言わない。おもちゃは先に使っていた人が優先。年上だからといって我慢しなくて良い。おもちゃを取ってしまった子どもには、使いたかった気持ちを肯定して後で貸してあげればいい
・自分より年齢の大きい子どもがやっているのを見て、高いところに上ろうとしている場合
危ない!と止めたり、抱っこして下ろさない。子どもが自分の運動能力を知ることは大切。子どものチャレンジを否定しない。
ー子どもを見守る時のルール
その1:子どもの表情が見えるくらいの距離で見守る。
何が起きているのかをよく見る。先におもちゃを使っていたのは誰?どんな遊びをしようとしている?
その2:危険がなければ好きなようにやらせてあげる
おもちゃも石も持っただけでは危険はないので、すぐに「危ない!」と言わない。物で人を叩こうとしたときに「〇〇ちゃん」と声をかければ、子どもは止まる。
滑り台を坂側から上ると大人は「ダメ!」と言うが、危険がなければ好きなようにやらせてあげる。
正しいおもちゃの使い方、遊び方を教えてしまいがちだが、自由な発想で遊べる、関わりあえる環境を作ってあげる。
子どものやることを面白いと思って見られると良い。次回講師・柴田愛子先生の子どもの面白がり方を感じてほしい。
その3:自分のことは自分でさせる。
時間がないと待っていられないので、待てるだけの余裕を持つこと。自分でやって、間違えていてもOK。大人の勝手な“みんなと同じであるべき”という思いより、子どもの成功体験の方が重要。
ー非認知能力を育てるには
非認知能力とは:「目標を決めて取り組む」「意欲を見せる」「新しい発想をする」「周りの人と円滑なコミュニケーションをとる」といった力のことで、子どもが人生を豊かにする上でとても大切な能力。
非認知能力を育てる教室があるが、遊ぶことでしか育たない。自然の中で色々なことを体験し、五感を働かせ全身で遊ぶことで育つ。
ーコロナ禍で親がしてあげられること
・(自分が満足できるレベルで)感染症対策をとって、子ども同士が接することができる場にできる限り行ってほしい
・大人たちの大変オーラを感じ取って、隠れ鬱になる子どもが増えているため、子どもと向き合う時間をつくってほしい。
→ 子どもの声のトーンを聞き分けられる感覚の鋭さが必要。
→ 心のモヤモヤは、話せば解決できることを子どもにも感じてほしい。
次回は、りんごの木代表の柴田愛子先生から『 子どもはそのままでおもしろい!』というテーマでお話を伺います。
ひつじいのつぶやき
コロナ禍でのオンライン開催、どんな感じなんだろうと思っていましたが、ちゃんと例年通り学びの多い講義で大満足でした「勉強しただけでは身につかない」との言葉に大きくうなずきながらも、勉強って大事だな〜と思いました。聞いてる時はうんうん、と思ってても、実際に実行に移すことの難しさよ
見守り保育も実践しないとなかなか分からないので、早く安心して子どもたちが遊べるようになってほしい、と切実に思います。
オンライン開催2回目の9月9日は、朝から雨でオンライン日和でした
ZOOMの接続が不安定な方もいましたが、時間になると無事みんなそろって参加できました
恒例のIST(一緒に・育とう・つながろう)ストレッチ をして体をほぐしてから、講義スタート
今回は、13年前親子学級で学び、企画委員を経て、現在子育て支援ボランティアあおぞらに所属。子どもやその保護者に関わる仕事に携わっている川西園美さんからお話を伺いました。
ーお仕事の中で子どもを見ていて感じること
・小学生でもおもちゃの貸し借りができない子はいる→幼児ができないのは当然
・友だちと揉めた時、暴言を吐く、物にあたる子がいる
→自分たちで解決させようにも、人と折り合いをつける経験をしていないと話し合いができない。小さい頃に子ども同士でケンカや仲直りをどれたけしたかが大切。
ー子どもを見守るって何?遊びの見守り方とは
・自分の子どもが使っているおもちゃを、年下の子どもに取られてしまった場合
「お兄ちゃんだから貸してあげよう」と言わない。おもちゃは先に使っていた人が優先。年上だからといって我慢しなくて良い。おもちゃを取ってしまった子どもには、使いたかった気持ちを肯定して後で貸してあげればいい
・自分より年齢の大きい子どもがやっているのを見て、高いところに上ろうとしている場合
危ない!と止めたり、抱っこして下ろさない。子どもが自分の運動能力を知ることは大切。子どものチャレンジを否定しない。
ー子どもを見守る時のルール
その1:子どもの表情が見えるくらいの距離で見守る。
何が起きているのかをよく見る。先におもちゃを使っていたのは誰?どんな遊びをしようとしている?
その2:危険がなければ好きなようにやらせてあげる
おもちゃも石も持っただけでは危険はないので、すぐに「危ない!」と言わない。物で人を叩こうとしたときに「〇〇ちゃん」と声をかければ、子どもは止まる。
滑り台を坂側から上ると大人は「ダメ!」と言うが、危険がなければ好きなようにやらせてあげる。
正しいおもちゃの使い方、遊び方を教えてしまいがちだが、自由な発想で遊べる、関わりあえる環境を作ってあげる。
子どものやることを面白いと思って見られると良い。次回講師・柴田愛子先生の子どもの面白がり方を感じてほしい。
その3:自分のことは自分でさせる。
時間がないと待っていられないので、待てるだけの余裕を持つこと。自分でやって、間違えていてもOK。大人の勝手な“みんなと同じであるべき”という思いより、子どもの成功体験の方が重要。
ー非認知能力を育てるには
非認知能力とは:「目標を決めて取り組む」「意欲を見せる」「新しい発想をする」「周りの人と円滑なコミュニケーションをとる」といった力のことで、子どもが人生を豊かにする上でとても大切な能力。
非認知能力を育てる教室があるが、遊ぶことでしか育たない。自然の中で色々なことを体験し、五感を働かせ全身で遊ぶことで育つ。
ーコロナ禍で親がしてあげられること
・(自分が満足できるレベルで)感染症対策をとって、子ども同士が接することができる場にできる限り行ってほしい
・大人たちの大変オーラを感じ取って、隠れ鬱になる子どもが増えているため、子どもと向き合う時間をつくってほしい。
→ 子どもの声のトーンを聞き分けられる感覚の鋭さが必要。
→ 心のモヤモヤは、話せば解決できることを子どもにも感じてほしい。
次回は、りんごの木代表の柴田愛子先生から『 子どもはそのままでおもしろい!』というテーマでお話を伺います。
ひつじいのつぶやき
コロナ禍でのオンライン開催、どんな感じなんだろうと思っていましたが、ちゃんと例年通り学びの多い講義で大満足でした「勉強しただけでは身につかない」との言葉に大きくうなずきながらも、勉強って大事だな〜と思いました。聞いてる時はうんうん、と思ってても、実際に実行に移すことの難しさよ
見守り保育も実践しないとなかなか分からないので、早く安心して子どもたちが遊べるようになってほしい、と切実に思います。