
第9回親子学級[2010年11月05日(Fri)]
第9回親子学級
『 気持ちは「ことば」をさがしている 』
今回は、子育て・育児者支援グループわたぼうしの山田悦子さんからお話を伺いました。
■辛かった体験
二人の子がいたが、次男には心臓に穴があく病気があり、生後半年でバイパス手術。
3歳で亡くなってしまい大きな大きな喪失感。
「長男のことを次男の分もしっかり育てなければ」と思えば思うほどに拒否反応。
次第に親子間・夫婦間の関係が変わっていってしまった。
長男は習い事の毎日。
家でも学校でもママや先生にヒステリックに怒られ、一息つく場がなかった。
小学校4年生の時には「強迫神経症」に。
手洗いをひたすら繰り返してしまう、自分は汚いので自分が触った物はすべて汚れてしまうように感じるように。
成育医療センターに相談したりセラピーに通い「子どもを受け入れるワクを広げてください」と言われた。
■気持ちを話す大切さ
辛い時期に、乳幼児学級の受講仲間に話を聴いてもらって心救われ、出会って10年以上経った今でも皆で集っている。
市民館の講座仲間は遠からず近からずの良い関係。
同じマンション・同じ幼稚園ママ仲間などの近い関係だと噂になってしまったり。
同じ区内から集まる受講仲間は近すぎない関係なのでちょっと気が許せる安全な場所。
だからこそ、プライバシーに関わる話題は外に持ち出さないこと!
(そして言いっぱなし&聞きっぱなしをルールにして、受講生同士で現在抱える想いを吐き出しました。)
人の悩みや話を聞くことによって、自分だけじゃないと安心できたり救われたりすることがある。
悩みを聞いて「だからこうした方がいい」とかはない。日々いろいろある。
コップに水が徐々に溜まって溢れてしまうように、ストレスも溜めてばかりでは溢れて爆発してしまう。溢れる前に、水をすくい取るようにストレスを取っていくことが大事。
安心出来る場所で少しずつ吐き出すことによって安定する。
その安定が子育てに関わってくる。
■さいごに・・
子どもを自立させるには、親が覆い被さらない育児も大切。
親から受ける影響が大きすぎると子供は窮屈になる。
親に言い分があるように、子供にも言い分があるのだから、子供に選択させる。
次回は『 気がつけば地域ライフ 』というテーマで矢郷恵子さんにお話しをしていただきます。
学級第8回の保育室だよりを載せました。
子供達の名前は全て仮名です
ブログ担当のひとりごと
私が初めて山田さんのお話しを伺ったのは2年前ですが・・・お話しの冒頭から泣きそうでたまらなくって、シャープペンの先で指をチクチク刺しながら泣きたい気持ちを紛らわしていましたよ
・・・けど、結局は号泣しちゃいましたけどね
当時は周りの皆すべてがとても素敵で良いお母さんに見えていて、
「私一人だけがダメな母親で悩んでばかりでグジグジしていて・・・」と思い込んでいました。
山田さんのおかげで受講生それぞれが抱えている悩みを垣間見ることができ、
「あの素敵な○○さんでも私と同じ事で悩むんだ!」とか
「あの明るい○○さんにはそんな想いがあったんだ!」と、
悩んでいるのは私だけではないこと、皆それぞれで色々なことを抱えながらも頑張っているということに気づくことができて、とても安心したのを覚えています
『 気持ちは「ことば」をさがしている 』
今回は、子育て・育児者支援グループわたぼうしの山田悦子さんからお話を伺いました。
■辛かった体験
二人の子がいたが、次男には心臓に穴があく病気があり、生後半年でバイパス手術。
3歳で亡くなってしまい大きな大きな喪失感。
「長男のことを次男の分もしっかり育てなければ」と思えば思うほどに拒否反応。
次第に親子間・夫婦間の関係が変わっていってしまった。
長男は習い事の毎日。
家でも学校でもママや先生にヒステリックに怒られ、一息つく場がなかった。
小学校4年生の時には「強迫神経症」に。
手洗いをひたすら繰り返してしまう、自分は汚いので自分が触った物はすべて汚れてしまうように感じるように。
成育医療センターに相談したりセラピーに通い「子どもを受け入れるワクを広げてください」と言われた。
■気持ちを話す大切さ
辛い時期に、乳幼児学級の受講仲間に話を聴いてもらって心救われ、出会って10年以上経った今でも皆で集っている。
市民館の講座仲間は遠からず近からずの良い関係。
同じマンション・同じ幼稚園ママ仲間などの近い関係だと噂になってしまったり。
同じ区内から集まる受講仲間は近すぎない関係なのでちょっと気が許せる安全な場所。
だからこそ、プライバシーに関わる話題は外に持ち出さないこと!
(そして言いっぱなし&聞きっぱなしをルールにして、受講生同士で現在抱える想いを吐き出しました。)
人の悩みや話を聞くことによって、自分だけじゃないと安心できたり救われたりすることがある。
悩みを聞いて「だからこうした方がいい」とかはない。日々いろいろある。
コップに水が徐々に溜まって溢れてしまうように、ストレスも溜めてばかりでは溢れて爆発してしまう。溢れる前に、水をすくい取るようにストレスを取っていくことが大事。
安心出来る場所で少しずつ吐き出すことによって安定する。
その安定が子育てに関わってくる。
■さいごに・・
子どもを自立させるには、親が覆い被さらない育児も大切。
親から受ける影響が大きすぎると子供は窮屈になる。
親に言い分があるように、子供にも言い分があるのだから、子供に選択させる。
次回は『 気がつけば地域ライフ 』というテーマで矢郷恵子さんにお話しをしていただきます。

子供達の名前は全て仮名です


私が初めて山田さんのお話しを伺ったのは2年前ですが・・・お話しの冒頭から泣きそうでたまらなくって、シャープペンの先で指をチクチク刺しながら泣きたい気持ちを紛らわしていましたよ

・・・けど、結局は号泣しちゃいましたけどね

当時は周りの皆すべてがとても素敵で良いお母さんに見えていて、
「私一人だけがダメな母親で悩んでばかりでグジグジしていて・・・」と思い込んでいました。
山田さんのおかげで受講生それぞれが抱えている悩みを垣間見ることができ、
「あの素敵な○○さんでも私と同じ事で悩むんだ!」とか
「あの明るい○○さんにはそんな想いがあったんだ!」と、
悩んでいるのは私だけではないこと、皆それぞれで色々なことを抱えながらも頑張っているということに気づくことができて、とても安心したのを覚えています
