
19年度 第5回親子学級[2019年10月03日(Thu)]
2019年度 第5回親子学級
『子どもの見方を知って味方になろう』
今回は、日本抱っこ法協会理事、シャローム共育相談室主宰の萩原光さんにお話を伺いました。
■先生のご紹介■
自宅の一室で相談室を26年行っている。
以前は学校教員を13年くらいしていたが、その中で地域での子育て支援が大事だなと思い、思い切って教員を辞めて子育て支援を始めた。
子育て相談は、本を読んだりネットを通じて申し込みがあり、親子で1時間半マンツーマンで行っている。千葉・神奈川・東京・埼玉、遠い方だと新幹線で来る方もいる。悩みが深いと2・3回通ってもらう。親子の立ち直りに関わっていると、意外なことが大事だと痛感させられる。
■相談に来るお子さん■
@泣き下手さん:泣きそうになると顔を逸らす。泣くのを我慢してしまう。
Aダダこねベタさん:ヤダヤダ言えない
B甘え下手さん:あまり甘えないか、永遠と甘えすぎてしまう。抱っこをしても身を任せてくれず隙間が空く。
子どもの【泣く】【ダダこね】【甘え】は子どもの成長に必要な部分がある。「うちの子は泣いて困る」よりも、むしろ「うちの子は上手に泣けているね!」と思っていい。
■子どもはどうして泣くの?■
@要求の【泣く】
Aストレス発散の【泣く】
↓
泣くことによってストレス発散が出来る。心ゆくまで「泣き」を止めないで抱っこしてあげると、子どものストレスが治まり泣き止む。
↓
親子関係が上手く行っているからこそ子どもは泣ける!
ここぞという所で【泣く】【ダダこね】【甘え】が出来ない子はストレスが溜まっていく。街中で泣いている子どものお母さんは「子育てが下手」と思われてしまうかもしれないが「泣ける子はのちに修正がきく子」である。
<<相談例>>
家では割とおとなしい子が幼稚園で乱暴をしている。
お母さんなりに子どもの気持ちを汲みながら諭すように話をするけれど、また翌日子どもは友達を叩いてしまう。
↓
周りのお母さん達からチクチクと言われてしまう。お母さんはお父さんからも責められる。
↓
厳しく子どもに叱ったところ、子どもにストレスとなり夜中に叫ぶ・チック・指しゃぶり・爪噛み・おもらしなどが出てしまった。しかしお友達に手を出すことは直らない。
↓
優しくしても厳しくしてもこの子は直らない!とお母さんは思い困ってしまう。
↓
その子は相談に来た時、とても礼儀正しくお母さんを心配させまいとしていた。だから「我慢しなくていいよ」「甘えていいよ」とお母さんからお子さんに伝えてもらった。
↓
登園までの道中は泣いたりダダこねをして大変にはなったが、幼稚園での行動は落ち着いた!!
<<相談例>>
一歳半の男の子。1か月前に断乳をしたが上手くいかず暴れ出したので、やはり授乳を再開したら物を壊すなどの行動が朝から晩まで続いて酷くなった。
↓
子どものキモチは ”お兄ちゃんになっておっばい卒業したかったのに”
”ヤダヤダと言いたい気持ち” と ”ちゃんとやりたい気持ち”との間で葛藤している
↓
「上手に乗り越えられなかったね。泣いてもいいよ。ダダこねて甘えてもいいよ。お母さんは応援しているからね」とお母さんが声をかけると、3日後には子どもの行動が落ち着いた。
■ママのストレス対策■
自分の中には【二人の自分】が居る。
@自分の中にいる【大人の私】=理性
A自分の中にいる【子どもの私】=泣きたい・ヤダヤダ言いたい=誰か私を抱きしめて!!!
子どもが泣く
↓
自分の中にいる【子どもの私】も泣きたくなる
↓
自分の中にいる【大人の私】が【子どもの私】を抑えつける
子育てしていると、自分の中の小さな女の子【子どもの私】をないがしろにしがち。
今回の講座のテーマ『子どもの見方を知って、子どもの味方になろう』の子どもは、自分の子ども1人ではなく、自分の中の小さな女の子も含めて2人の子どものこと。
自分の子どもを抱きしめる時、自分の中の小さな女の子【子どもの私】も抱きしめてあげるといい。
学級第5回の保育室だより(子ども達の名前はすべて仮名です)
『子どもの見方を知って味方になろう』
今回は、日本抱っこ法協会理事、シャローム共育相談室主宰の萩原光さんにお話を伺いました。
■先生のご紹介■
自宅の一室で相談室を26年行っている。
以前は学校教員を13年くらいしていたが、その中で地域での子育て支援が大事だなと思い、思い切って教員を辞めて子育て支援を始めた。
子育て相談は、本を読んだりネットを通じて申し込みがあり、親子で1時間半マンツーマンで行っている。千葉・神奈川・東京・埼玉、遠い方だと新幹線で来る方もいる。悩みが深いと2・3回通ってもらう。親子の立ち直りに関わっていると、意外なことが大事だと痛感させられる。
■相談に来るお子さん■
@泣き下手さん:泣きそうになると顔を逸らす。泣くのを我慢してしまう。
Aダダこねベタさん:ヤダヤダ言えない
B甘え下手さん:あまり甘えないか、永遠と甘えすぎてしまう。抱っこをしても身を任せてくれず隙間が空く。
子どもの【泣く】【ダダこね】【甘え】は子どもの成長に必要な部分がある。「うちの子は泣いて困る」よりも、むしろ「うちの子は上手に泣けているね!」と思っていい。
■子どもはどうして泣くの?■
@要求の【泣く】
Aストレス発散の【泣く】
↓
泣くことによってストレス発散が出来る。心ゆくまで「泣き」を止めないで抱っこしてあげると、子どものストレスが治まり泣き止む。
↓
親子関係が上手く行っているからこそ子どもは泣ける!
ここぞという所で【泣く】【ダダこね】【甘え】が出来ない子はストレスが溜まっていく。街中で泣いている子どものお母さんは「子育てが下手」と思われてしまうかもしれないが「泣ける子はのちに修正がきく子」である。
<<相談例>>
家では割とおとなしい子が幼稚園で乱暴をしている。
お母さんなりに子どもの気持ちを汲みながら諭すように話をするけれど、また翌日子どもは友達を叩いてしまう。
↓
周りのお母さん達からチクチクと言われてしまう。お母さんはお父さんからも責められる。
↓
厳しく子どもに叱ったところ、子どもにストレスとなり夜中に叫ぶ・チック・指しゃぶり・爪噛み・おもらしなどが出てしまった。しかしお友達に手を出すことは直らない。
↓
優しくしても厳しくしてもこの子は直らない!とお母さんは思い困ってしまう。
↓
その子は相談に来た時、とても礼儀正しくお母さんを心配させまいとしていた。だから「我慢しなくていいよ」「甘えていいよ」とお母さんからお子さんに伝えてもらった。
↓
登園までの道中は泣いたりダダこねをして大変にはなったが、幼稚園での行動は落ち着いた!!
<<相談例>>
一歳半の男の子。1か月前に断乳をしたが上手くいかず暴れ出したので、やはり授乳を再開したら物を壊すなどの行動が朝から晩まで続いて酷くなった。
↓
子どものキモチは ”お兄ちゃんになっておっばい卒業したかったのに”
”ヤダヤダと言いたい気持ち” と ”ちゃんとやりたい気持ち”との間で葛藤している
↓
「上手に乗り越えられなかったね。泣いてもいいよ。ダダこねて甘えてもいいよ。お母さんは応援しているからね」とお母さんが声をかけると、3日後には子どもの行動が落ち着いた。
■ママのストレス対策■
自分の中には【二人の自分】が居る。
@自分の中にいる【大人の私】=理性
A自分の中にいる【子どもの私】=泣きたい・ヤダヤダ言いたい=誰か私を抱きしめて!!!
子どもが泣く
↓
自分の中にいる【子どもの私】も泣きたくなる
↓
自分の中にいる【大人の私】が【子どもの私】を抑えつける
子育てしていると、自分の中の小さな女の子【子どもの私】をないがしろにしがち。
今回の講座のテーマ『子どもの見方を知って、子どもの味方になろう』の子どもは、自分の子ども1人ではなく、自分の中の小さな女の子も含めて2人の子どものこと。
自分の子どもを抱きしめる時、自分の中の小さな女の子【子どもの私】も抱きしめてあげるといい。
