
19年度 第3回親子学級[2019年09月19日(Thu)]
2019年度 第3回親子学級
『子ども本来の姿を見る 映画「アリサ」鑑賞』
宮前親子学級ではこの映画『 アリサ−ヒトから人間への記録− 』を毎年欠かさず鑑賞しています。
この映画では、保育園で育つアリサという子どもの生後2ヶ月から6歳11ヶ月までの成長を追っています。自由な遊びを通じて身体(身体能力)が成長していく様子、遊びにおける人との関わりを通じて、思いやり・ねばり強さ・創造力など心が成長していく様子が映されています。
まだまだ小さいのに全身土まみれでハイハイしていたり、大きな石がゴロゴロ転がっている山を裸足で上り下りしたり、崖のような急傾斜の坂道を転がり落ちて遊んでいる姿・・・
子どもが「針の糸通し」「竹馬」「逆上がり」などなど、思うように物事を進めることができず泣いているのに、保育士は『がんばれ!』と励ますだけで手を絶対に貸さず、子どもは諦めることなく自分自身の力で数日かけて成し遂げていく姿・・・
大人が何も指示していないのに、子ども同士で自然と役割分担を決めて遊び合い・助け合いをする姿・・・
ほとんどの親が『汚いからやめなさい!』『危ないからやめなさい!』と叫んでしまいそうな、野性味あふれるたくましい子ども達の姿がたくさん映されていました。
受講生からは以下のような感想があがりました。
●1歳の歩き始めくらいのヨチヨチした子がうんていを登ったり、砂山を登ったりしていた所が印象に残りました。こんなに小さい子でもやれる力があるんだと驚きました。
●子どもの持っている能力のすごさを改めて実感しました。危ないから『ダメ』ではなく、何事も経験させて子ども自身が考える。そのことによって成長していくんだなと、子どもはすごいなと思いました。どういう声がけをするか、どこまで見守るかが本当に大切だと感じました。
●子どもの持っている「生きる力」はとても強くたくましく、大人が容易に奪ってはいけない尊いものだと感じた。『危ない!』とつい手も声も出してしまいますが、それをすることで、その子の可能性の芽を摘んでしまうことになりますね。信じて見守る、子どものしたいように探求心を育てたいです。
次回は、映画の内容を踏まえて『「アリサ」から見た子どもの発達』というテーマで帝京大学教授の杉本真理子さんにお話を伺います。
学級第3回の保育室だより(子ども達の名前はすべて仮名です)
『子ども本来の姿を見る 映画「アリサ」鑑賞』
宮前親子学級ではこの映画『 アリサ−ヒトから人間への記録− 』を毎年欠かさず鑑賞しています。
この映画では、保育園で育つアリサという子どもの生後2ヶ月から6歳11ヶ月までの成長を追っています。自由な遊びを通じて身体(身体能力)が成長していく様子、遊びにおける人との関わりを通じて、思いやり・ねばり強さ・創造力など心が成長していく様子が映されています。
まだまだ小さいのに全身土まみれでハイハイしていたり、大きな石がゴロゴロ転がっている山を裸足で上り下りしたり、崖のような急傾斜の坂道を転がり落ちて遊んでいる姿・・・
子どもが「針の糸通し」「竹馬」「逆上がり」などなど、思うように物事を進めることができず泣いているのに、保育士は『がんばれ!』と励ますだけで手を絶対に貸さず、子どもは諦めることなく自分自身の力で数日かけて成し遂げていく姿・・・
大人が何も指示していないのに、子ども同士で自然と役割分担を決めて遊び合い・助け合いをする姿・・・
ほとんどの親が『汚いからやめなさい!』『危ないからやめなさい!』と叫んでしまいそうな、野性味あふれるたくましい子ども達の姿がたくさん映されていました。
受講生からは以下のような感想があがりました。
●1歳の歩き始めくらいのヨチヨチした子がうんていを登ったり、砂山を登ったりしていた所が印象に残りました。こんなに小さい子でもやれる力があるんだと驚きました。
●子どもの持っている能力のすごさを改めて実感しました。危ないから『ダメ』ではなく、何事も経験させて子ども自身が考える。そのことによって成長していくんだなと、子どもはすごいなと思いました。どういう声がけをするか、どこまで見守るかが本当に大切だと感じました。
●子どもの持っている「生きる力」はとても強くたくましく、大人が容易に奪ってはいけない尊いものだと感じた。『危ない!』とつい手も声も出してしまいますが、それをすることで、その子の可能性の芽を摘んでしまうことになりますね。信じて見守る、子どものしたいように探求心を育てたいです。
次回は、映画の内容を踏まえて『「アリサ」から見た子どもの発達』というテーマで帝京大学教授の杉本真理子さんにお話を伺います。

キーワード:遊びの大切さ