18年度 第10回親子学級[2018年11月08日(Thu)]
2018年度 第10回親子学級
『〜体験してみよう〜 もっと自分を好きになる自己尊重トレーニング』
今回は、ノンフィクションライター/自己尊重トレーニング・トレーナーの北村年子さんにお越しいただきました。
■北村年子さんのご紹介■
女性・子ども・教育・ジェンダーをおもなテーマに取材・執筆されて「おかあさんがもっと自分を好きになる本」など著書多数。
子育てに関わる人の自尊感情(セルフ・エスティーム)を育てるための「自己尊重ワークショップ」を精力的に行われている。
一般社団法人ホームレス問題の授業づくり全国ネット代表理事。
FMヨコハマの「ちょうどいいラジオ」で第2・第4火曜8時台のレギュラーコーナー「おはよう!ネンコさん」のパーソナリティ。
■講座のテーマ■
@『いいお母さん』より『幸せなお母さん』になろう
Aもっと自分を好きになろう
B私が私であるために
■自尊感情とは■
自尊感情=ありのままの自分・本当の自分を受け入れ大切にする気持ち
自分自身の状態を理解せず、自分を大事にできていないのに、子どもを大事にできるだろうか。
自分をほめていないのに、子どもをほめることができるだろうか。
自分を許して受け入れて欲しい。
■自尊感情を高めるために■
『許す』『ほめる』=自尊感情が高まる
「ま、いっか」=許す言葉 *大切なのは、まず、あるがままの気持ちの受容
『責める』→『攻める』=自分をいじめる=自己否定感が高まる
「どうして〜なの?!」=YOU(あなたは〜)メッセージで、相手を断罪し責める言葉
まじめで完ぺき主義な人に多い、良い母・良い妻でいなくちゃと思う「〜しなくちゃ病」
「どうして、〇〇してくれないの?」「どうして、あなたはこうなの?」自分も攻撃してしまう。
脳内から否定的な物質が出て血流が悪くなり、免疫力、抗体力も下がる。
■真実の感情に気づく■
子どものために食事を作っているのに食べてくれない。イライラして子どもを叩いてしまった。
↓
心の声を聴いていくと「私一人でこんなに子育てを頑張っているのに、どうしてわかってくれないの?!」。実は子どもに対してではなく「私が頑張っていることを夫にわかって欲しい」という思い=本音があった
↓
「私は辛い・寂しい」「そんな気持ちをわかってほしい」という真実の感情
イライラしたら、呼吸を整えて対象から離れ、自分を落ち着かせる。
「どうしてあなたは〜」と相手を責める言葉ではなく「私は〜して欲しい」というIメッセージで相手に想いを伝える。
多くの男性は「男らしく」のジェンダーバイアスの中で、辛くても泣けない。泣いて助けを求められたら、自死しなくて済む命がどれだけあるだろう。男の子を育てているお母さんは、泣ける男に育ててほしい。
女々しくても良い。死ぬより生きている方が大事。「生きてるだけでありがとう」
■幸せな子を育てるために■
子どもに優しくしなくちゃ、ほめなくちゃ、良い子に育てなくちゃ・・ではない。
まずお母さんが幸せでなければ、子どもは幸せでいられない。
自分を受け入れ、ほめて、尊重して、信じて、認めて、幸せなお母さんのもとに、幸せな子が育つ。
■YOUメッセージより、愛を伝えるIメッセージ■
「イイ子ね」「上手ね」「頑張ったね」は評価型YOUメッセージ
他と比較している。優秀でなくては、一番でなければいけないと思わせてしまうほめ言葉。優越感を高めるが、失敗したり出来ない時に自分をつよく否定する=自己肯定感を高めなくなる。
「ありがとう」「私、幸せ」「私、大好きよ」
短所も見方を変えてリフレーミングで、長所を見てあげれば良い。自尊感情を育てるのはIメッセージ。
Iメッセージのポイント
・私(I)を主語にした言い方
・目(eye)を見て話す
・要求は具体的に、はっきりと
・相手の意見や立場も尊重して
・「ありがとう」を忘れずに
「ありがとう」と言われると、自分は役に立つ・自分は認められていると感じることができる。
自分自身を好きになれる居場所・安心できるホーム ⇒ 不完全な自分を受け入れてくれる場所
「イイ子だね・上手だね・頑張ったね」とほめられてきた子は、自分が頑張っていない姿を親に見せられない。何があっても、生きているだけでいい。生きていてくれるだけでありがとう。
お話の最後に、自己尊重トレーニングを体験。「今ここ」の呼吸法でマインドフルネスを体験し、自分の身体を感じ、感謝し、肯定語をかけるなど、自分の心身をセルフケアして、終了しました。
次回は、企画委員が行うワークショップです♪
学級第10回の保育室だより(子ども達の名前はすべて仮名です)
『〜体験してみよう〜 もっと自分を好きになる自己尊重トレーニング』
今回は、ノンフィクションライター/自己尊重トレーニング・トレーナーの北村年子さんにお越しいただきました。
■北村年子さんのご紹介■
女性・子ども・教育・ジェンダーをおもなテーマに取材・執筆されて「おかあさんがもっと自分を好きになる本」など著書多数。
子育てに関わる人の自尊感情(セルフ・エスティーム)を育てるための「自己尊重ワークショップ」を精力的に行われている。
一般社団法人ホームレス問題の授業づくり全国ネット代表理事。
FMヨコハマの「ちょうどいいラジオ」で第2・第4火曜8時台のレギュラーコーナー「おはよう!ネンコさん」のパーソナリティ。
■講座のテーマ■
@『いいお母さん』より『幸せなお母さん』になろう
Aもっと自分を好きになろう
B私が私であるために
■自尊感情とは■
自尊感情=ありのままの自分・本当の自分を受け入れ大切にする気持ち
自分自身の状態を理解せず、自分を大事にできていないのに、子どもを大事にできるだろうか。
自分をほめていないのに、子どもをほめることができるだろうか。
自分を許して受け入れて欲しい。
■自尊感情を高めるために■
『許す』『ほめる』=自尊感情が高まる
「ま、いっか」=許す言葉 *大切なのは、まず、あるがままの気持ちの受容
『責める』→『攻める』=自分をいじめる=自己否定感が高まる
「どうして〜なの?!」=YOU(あなたは〜)メッセージで、相手を断罪し責める言葉
まじめで完ぺき主義な人に多い、良い母・良い妻でいなくちゃと思う「〜しなくちゃ病」
「どうして、〇〇してくれないの?」「どうして、あなたはこうなの?」自分も攻撃してしまう。
脳内から否定的な物質が出て血流が悪くなり、免疫力、抗体力も下がる。
■真実の感情に気づく■
子どものために食事を作っているのに食べてくれない。イライラして子どもを叩いてしまった。
↓
心の声を聴いていくと「私一人でこんなに子育てを頑張っているのに、どうしてわかってくれないの?!」。実は子どもに対してではなく「私が頑張っていることを夫にわかって欲しい」という思い=本音があった
↓
「私は辛い・寂しい」「そんな気持ちをわかってほしい」という真実の感情
イライラしたら、呼吸を整えて対象から離れ、自分を落ち着かせる。
「どうしてあなたは〜」と相手を責める言葉ではなく「私は〜して欲しい」というIメッセージで相手に想いを伝える。
多くの男性は「男らしく」のジェンダーバイアスの中で、辛くても泣けない。泣いて助けを求められたら、自死しなくて済む命がどれだけあるだろう。男の子を育てているお母さんは、泣ける男に育ててほしい。
女々しくても良い。死ぬより生きている方が大事。「生きてるだけでありがとう」
■幸せな子を育てるために■
子どもに優しくしなくちゃ、ほめなくちゃ、良い子に育てなくちゃ・・ではない。
まずお母さんが幸せでなければ、子どもは幸せでいられない。
自分を受け入れ、ほめて、尊重して、信じて、認めて、幸せなお母さんのもとに、幸せな子が育つ。
■YOUメッセージより、愛を伝えるIメッセージ■
「イイ子ね」「上手ね」「頑張ったね」は評価型YOUメッセージ
他と比較している。優秀でなくては、一番でなければいけないと思わせてしまうほめ言葉。優越感を高めるが、失敗したり出来ない時に自分をつよく否定する=自己肯定感を高めなくなる。
「ありがとう」「私、幸せ」「私、大好きよ」
短所も見方を変えてリフレーミングで、長所を見てあげれば良い。自尊感情を育てるのはIメッセージ。
Iメッセージのポイント
・私(I)を主語にした言い方
・目(eye)を見て話す
・要求は具体的に、はっきりと
・相手の意見や立場も尊重して
・「ありがとう」を忘れずに
「ありがとう」と言われると、自分は役に立つ・自分は認められていると感じることができる。
自分自身を好きになれる居場所・安心できるホーム ⇒ 不完全な自分を受け入れてくれる場所
「イイ子だね・上手だね・頑張ったね」とほめられてきた子は、自分が頑張っていない姿を親に見せられない。何があっても、生きているだけでいい。生きていてくれるだけでありがとう。
お話の最後に、自己尊重トレーニングを体験。「今ここ」の呼吸法でマインドフルネスを体験し、自分の身体を感じ、感謝し、肯定語をかけるなど、自分の心身をセルフケアして、終了しました。
次回は、企画委員が行うワークショップです♪
学級第10回の保育室だより(子ども達の名前はすべて仮名です)