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神奈川県川崎市宮前区で宮前親子学級を企画・運営しているグループ、宮前おやこの会「おひさま」のブログです晴れ
ひとりめの育児は「これでいいのかな?」と不安や悩みがつきもの。ブログでは育児&育自のエッセンスと私たちの活動内容を紹介していまするんるん
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17年度 第2回親子学級[2017年09月14日(Thu)]
2017年度 第2回親子学級 『 見守る保育について 』

今回は、子育て支援センターたいらの担当で、児童室の保育を長年担当してくださっている大田京子さんからお話を伺いました。

《大田さんの自己紹介》
30年前に親子学級を受講した元受講生。子育てアドバイザーの資格あり。支援センターたいらのスタッフとして6年目。自分の子育てから始まって、親子学級の保育を長く続けていることも含め、これまでずっと地域の子ども達から離れずに過ごしている。赤ちゃんからお年寄りまで聞きたい事にこたえます。

始めは、他己紹介タイムるんるん
「自分のいいところと子どものいいところ旦那さんのいいところ」をお隣どうしで自己紹介し合い、お隣の人についてみんなに発表しましたひらめき

次に大田さんからのお話でするんるん

児童室について

・子ども達はお母さんの話がよくわかってるので「おかあさんはお勉強してくるね」と伝え、「12時にはかえってくる」と約束して欲しい。保育者も児童室の時計をみせながら「12時にはかえってくる」と伝えている。まず、12時は帰るという約束をきちんと守る。約束が必ず守られることでお母さんと子どもたちと保育者の信頼関係ができる。

・お母さんは子供たちの顔をみたら「勉強してきたよ!」と伝えてあげて欲しい。子どもは勉強という言葉を聞いてなんとなく「なにかしてきたんだな」ってわかるようになってくれる。

・子どもの様子は必ずいろんな保育者に聞いて欲しい。

・子どもを見守る時、大人はなるべく少ないほうがいい。大人が大勢いればきちんと子どもを見れるとは限らない。児童室では最低4人は保育者を確保している。

見守る保育について

・「壁になる」というのが見守る保育の基本。

・進んで子どもと一緒に遊んだり、遊び方を教えたりはしない。怪我がないよう注意しつつ子ども同士の関わりを見守っている。

・子どもが他の子どもの持っているものを取ったら、お母さんからみて「悪いこと」かもしれない。しかし、子どもにとっては「子ども同士の関わりのはじまり」。関わりをもつことでコミュニケーションが育つ。

・子どもの世界では「わたしのものはわたしのもの。ひとのものはわたしのもの。」から始まる。子どもの発達の段階を考えて「伝えたい事は言葉で伝えよう」と促す。

・オモチャの取った・取られたには、どの子にも同じ対応をする。「あなた大きいでしょ。小さい子に貸してあげて」とは言わない。「借りたいね。でも○○ちゃんが持っているね。使っているから待っててね」と言っている。「貸してあげなさい!」「はいどうぞ!」「ありがとう!」という、テレビのシーンやおとなの真似をしているうちは本当の意味で出来たとはいえない。

・子ども達は「子ども同士の関わりの中」で本当の意味で理解してできるようになる。取り合いのなかで、取られて悔しい、貸してもらってうれしい・・・たくさん遊んで体験することで身についていく。

・最初から周りの子どもと一緒にあそぼうとはならない。一人遊びができるようになって初めて周りの子に興味が出て、手が出る。3、4歳になって初めて一緒に遊べるようになる。

・「取っちゃダメ!」ではなく「あの子どういうふうにあのおもちゃを持ってくるのかな」と様子を見てみるといい。おもしろい考え方をしてみては。

・自分でする、自分で伝えるということを子ども自身でできるように見守っている。言葉が出ていない子には気持ちを代弁している。

・子どもが物で叩きそうになった時や噛みそうになった時に「ダメ!」「危ない!」と言う前に「○○ちゃん」と子どもの名前を呼んでいる。名前を呼ぶと必ず振り向くので、そうやって名前を呼べるように、保育者は必死で名前を覚えている。
 なにか起こりそうなときは「○○ちゃん、どうしたの?」困った顔をしていたら「どうしたの?」、あれこれ聞きだしたりせず、ただ「どうしたの?」 子どもが大きくなっても、そうやって声掛けしてあげてほしい。

保育日誌について

・時系列になっている。かわいい、よかったなど主観的な言葉は使わないようにしている。

・オモチャの「取った」は「他の子どもと関わった」と置き換えてとらえてほしい。子どもが言う「ダメ」「ヤダ」「あっちいって!」は、いじめてるわけじゃなくコミュニケーションの手段ととらえて欲しい。

・自分の子どものことだけでなく、他の子の様子もぜひ読んで欲しい。

・4月生まれと3月生まれは全然違う。自分の子を他の子を比べすぎないで。

・旦那さんにも保育日誌を見せて欲しい。毎朝、外へ出て頑張って働いてる。行き帰りの電車も混んでて大変。なかなか話を聞いてくれないこともある。でも旦那さんに日誌を見せて、子ども達のことについて話すきっかけにしてほしい。

ー質問タイムー
Q:噛んだり引っかいたりにはどの程度対応するの?
A:噛んだりしそうになっている瞬間にそばにいて、止めるようにしている。ほんの一瞬のことなので止められないこともあるが、そういうときは「ごめんなさい」。

Q:支援センターでわが子(2歳8か月くらい)が遊んでいるときに「かーしーて」と言いながら張り付いているほかの子(ちょっと大きい子)がいて、ついにわが子が怒って相手に手を出してしまった。こんなときどうすればよかったのか。
A:「いま貸せないみたい。ちょっと待っててね、もう少ししたら貸せると思う」など、子どもの気持ちを代弁してあげて。ちなみに、保育者は、貸してほしかった子に「待っててね」と声掛けした場合は、その子がどこかに行ってしまったあとでも、おもちゃが空いたら必ずその子に渡しに行く。(約束を守ることから信頼がうまれる)

Q:わが子がおもちゃを取られたときや叩く・噛まれるなどやられたときどうすれば?
A:とられそうになったら「ちょっと待っててね、今使ってるの。ごめんね。」と代弁してあげて。手を出されたり噛まれたりされそうになったらなるべく阻止しつつも、よその子にもやさしく伝えられるようになってほしい。よその子でも助ける。よその子でも叱る。
自分の子だけを育てているわけではなく、宮前区の子であり日本の子。みんなで育てる意識をもってもらいたい。


次回は、アリサという女の子の成長を0歳2ヶ月から6歳11ヶ月まで記録した映画「アリサ」を鑑賞します。

ペン学級第2回の保育室だより(子ども達の名前はすべて仮名です)



ファーストフードブログ担当 忍子のつぶやきファーストフード
つい自分の子には我慢させて他の子を優先させてしまったり、お兄ちゃんに我慢させてしまったり…子どもの気持ちよりも、親がどう見られているかを気にしたり、大きい子と小さい子で態度を変えてしまう自分に反省しましたふらふら子どもなりに貸す貸さないで葛藤していることを想像すると、可愛くて胸がキュンキュンしますね黒ハート
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