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理事からのメッセージ(19) [2008年01月13日(Sun)]
「夢は体験の中から芽生える」


しばしば大人は、子どもに「夢を持て」といいます。夢を持つことで生きる力がわく。夢に向かって努力することで成長が促がされる。さらに努力の甲斐があって夢が実現できれば、より幸せな人生を送ることができる。たしかに夢を持つことは大切なことです。

しかし夢は、ただ「持て」と言われて持つことができるものではありません。また、じっと夢について思いを巡らすことで見つかるものでもありません。夢は、みずからの実地の体験の中で、新たな気づきや発見、感動を得ることによって、おのずと心に芽生えるものなのです。したがって、学校と塾、家の往復、あるいはテレビやテレビゲームだけという限られた体験からは、同様に限られた夢しか生まれてきません。また、そもそもそんな暮らしでは心が鈍くなりがちで、何の発見も気づきも得られないため、小さな夢さえもちにくくなります。

ある夢についてのアンケート調査では、小学生の1位がプロ野球選手等、2位がケーキ屋・パティシエ等、3位がサッカー選手等、4位が幼稚園教諭・保育士、5位が看護士。そして中学生では、1位が幼稚園教諭・保育士、2位が平凡で楽しく幸せな家庭、3位が高校合格・大学入学、4位がプロ野球選手等、5位がケーキ屋・パティシエ等だったそうです。いずれも子どもたちの身近な暮らしの中での体験が、夢に深く関わっていることがわかります。

大切なことは、ただ「夢を持て」というのではなく、日々の暮らしの中でさまざまな体験ができるように子どもの環境を整えてあげることです。「夢を持て」という前に、親・保護者として、どれほど豊かで多様な体験ができる環境を与えられているでしょうか。自らを顧みるとともに、それぞれに創意工夫を凝らしていただければと思います。

また、親学の観点からすれば、何より重要なのは、まず親・保護者自身が夢を持って毎日を力強く生きることです。その際、夢がある親・保護者の方は、子どものためにも自分自身のためにもその実現に是非まい進してください。その姿が子どもの心に夢を芽生えさせる大きなきっかけとなります。どうも夢らしい夢がないという親・保護者の方は、部屋を飛び出し、子どもと一緒にいろんな体験を重ねるようにしてみてください。そしてわずかでも興味がもてるものがあればどんどんチャレンジしてみていただければと思います。そうした取り組みを重ねる中で、きっと何らかの夢が、子どもの心にも親・保護者の方の心にも芽生え、毎日がより豊かになってくるはずです。
(副理事長 大江弘)
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