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理事からのメッセージ(18) [2007年12月08日(Sat)]
「人間観を省みよう」

「人間とは何か」「人間はどんな本質を持っているのか」「人間はどう生きるべきか」等、人間に関わるものの見方、考え方を人間観といいます。たとえば、「人間は考える葦のようなもの」「人間は道具を使う動物」「人間の本性は善である」「人間は弱い存在」などなど、いずれも人間観の一つです。そして意識するしないにかかわらず、すべての人がこうした何らかの人間観を持って生きています。

いや、そんな人間観というような小難しいものは持っていないという方もいらっしゃるかもしれません。しかし、たとえば周りの人間の言うことはいつも疑ってかかるという人の場合、当人は意識していなくても、「人間は信用できないもの」という人間観が心の奥にあると考えられるでしょう。結局、どんな人も何らかの人間観を持っており、それがその人の言動を左右し、その人の生き方をも決めているのです。

とすれば、人間観を軽視し、疎かに扱うわけにはいきません。無意識のうちに偏った、あまり好ましくない人間観に基づいて行動しないよう注意する必要があります。とりわけ親は、しっかりとした人間観を持つことが求められます。子どもは親の言動を通じ、親の意識していない人間観までも見習い、身に着けてしまうからです。「人を見たら泥棒と思え」などというような乱暴な人間観もありますが、そんなことを子どもに教え、子どものものの見方や考え方、生き方を決めてよいものでしょうか。やはり、しっかりと自分自身が納得するのはもちろんのこと、親として子どもに自信を持って伝えることができる人間観を持つよう心がけなければならないでしょう。

もとより、どんな人間観が好ましいか、それは一概には言えません。それについてはそれぞれの人が、理想をもって懸命に生きつつ、経験、研鑽を積む中で見出すしかありません。人間としての成長を通じて学び続けるしかないわけです。

お互いのために、そして子どもたちのよりよい人生のために、まずは自分自身がどんな人間観をもっているのか、そしてそれが適切かどうか、日ごろから省みるようにしたいものです。

(大江弘 理事)
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