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理事からのメッセージ(12) [2007年07月02日(Mon)]
社会で共有する「親学」

 最近では、新聞を中心に「親学」に関する活動を紹介する記事や報道が増え、嬉しく思いますが、依然として、子どもに対する家庭内の虐待や、「給食費を払わない」「学校側に非常識な要求をする」など、モンスター・ペアレントと呼ばれる保護者の報道も多く見られます。このような報道に、多くの人が、驚いたり、嘆いていることでしょう。その一方で、「我が家はそれほどひどくない」という感想を持つ人もいるかもしれませんし、子どもが成人した人たちには「関係のないこと」と考えている人もいるかもしれません。しかし、「親学」は報道にあるような一部の非常識な保護者や、特別な事情を抱えた家庭のためだけのものではありません。これは社会全体で取り組むべき大きな課題であると私たちは考えています。

 核家族化や共働きの家庭が増えるにつれて、子育てに対する地域社会の協力を求める声が広がりつつあるように感じますが、地域社会による子育ての第一段階は、基礎的な知識を親と子どもに関わる人たちが共有することであるといえるでしょう。家庭ごとに教育方針が大きく異なるのでは誰も他の家庭の子どもを教育することなどできません。「我が家には我が家の方針がある」というような偏狭な態度を止め、良い意見は積極的に取り入れる柔軟な態度や、自らが持つ知識や経験を他の家庭と分かち合う姿勢が大事です。

 子育ての基礎的な知識を社会で共有し、共に子どもを育てていくことは、決して新しいことではなく、幾世代にも渡って、日本社会のなかに培われてきたものです。この知識をもう一度見直して、子どもや孫の世代へと伝えていくことが現代に求められているのではないでしょうか。そのような基礎的な知識こそが私たち親学推進協会が提唱しているものなのです。
(望月文明 理事)
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