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5月21日付 東京新聞 [2007年05月27日(Sun)]
アドバイザー養成へ 家庭教育の心がけとは

 親も子育てを学習する必要がある、との認識で子育てや家庭教育の心がけを学ぶ「親学」。子育て支援活動などをしている特定非営利活動法人(NPO法人)「ソレイユ」=八千代市=は、保護者らに子育ての助言をしたりする親学アドバイザーの養成講座を全国に先駆けて九月から八千代市で開くことを決めた。 (増村光俊)

 親学については「子育てのあり方の押し付けだ」「家庭から教育を再生させないといけない」などの賛否両論が聞かれる。政府の教育再生会議の緊急提言には批判が相次ぎ、取りまとめを見送ったことから関心が高まっている。

 養成講座は日本財団の助成を受け、親学推進協会から講師を派遣してもらう。養成講座に先立ち、親学の普及に力を入れている高橋史朗・明星大教授の講演会を六月三十日午後六時から、八千代市八千代台東一の八千代アートスクールで開催、親学や親学アドバイザーの意義などを語ってもらう。

 取りまとめを見送った教育再生会議の緊急提言では、(1)幼児期から「早寝・早起き・朝ごはん」といった基本的な生活リズムを習慣づける(2)赤ちゃんの瞳をのぞきながら、子守歌を歌い、できるだけ母乳で育てる(3)授乳中や食事中はテレビを付けない(4)乳幼児期には本の読み聞かせを行い、小学生時代には今日の出来事を話す−などを求める予定だった。

 高橋教授の講演会は入場無料。先着百人。親学アドバイザー養成講座は十講座ほどを開く。九月十五日に開校し、本年度内に終了する予定。高橋教授やシンガー・ソングライターの南修治さん、福田一郎親学会長らが講師を務める予定。一講座で千五百七十五円(テキスト代別)。いずれも申し込み、問い合わせはソレイユ代表の宮本薫さん=(電)090(1837)6855=へ。

NPO法人「ソレイユ」 宮本薫代表に聞く
 「親学」とは何か、なぜ今親学の必要性が指摘されるのかなどを、親学アドバイザー養成講座を主催するNPO法人「ソレイユ」の代表で、たかつ幼稚園(八千代市)副園長でもある宮本薫さん(47)に聞いた。 (聞き手・増村光俊)

 ――なぜ今「親学アドバイザー養成講座」が必要なのですか

 幼稚園に子を入れる親を見ても、かつてはその上の世代から自然と伝わってきていたものが伝わっていないことが多い。子育てについてこうした方がいいですよということを科学的なデータを踏まえてうまく伝えたい。

 ――押し付けと感じる人も多いようですが

 そう感じる気持ちは理解できる。例えば「母親は子守歌を歌う」などと言われると、押しつけだと思われるだろう。そうしたことに“アレルギー”を持つ人もいるだろう。離婚家庭や、母親が仕事をしている家庭などにも配慮が必要だ。そうした家庭に無理なことを言っても、敬遠されるだけだ。

 親は皆、一生懸命子育てをしている。(理想ばかりでなく、すべきことの)ハードルを低くしていかなければいけない。私としては親の立場を理解した上でアドバイスをしていきたい。

 ――親になるために「学び」は必要ですか

 最初から何でもできるわけではない。親もそう。向上していこう、学んでいこうという気持ちが大切。親が「ほっといてくれ」という態度なら、子供にも(よくない)影響を与える。いろいろなことを吸収していくことで人生は豊かになる。

 ――昔と比べて親は悪くなっていますか

 人間自体は悪くなったとは思えない。ただ昔と今では違いはある。(核家族化などで)環境が違うから仕方ないと思う。だから社会でサポートしてあげないといけない。ほっておいては親子ともにかわいそうだ。
(2007年5月21日 東京新聞)
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