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2020年09月15日

127号

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『SNSカウンセリング・ハンドブック』
編 著:杉原保史、宮田智基
発 行:誠信書房、2019

SNS相談力を親学アドバイザーの必須能力に

【ニュース】
 全国SNSカウンセリング協議会は2020年8月、SNS誹謗中傷等の心のケアLINE相談に14日間で164件の相談があったことを報告しました。

これは、SNS相談が机上の空論ではなく、実践レベルで地に足をつけて稼働をはじめたことを意味します。SNS対策は、私たちにとって切実な問題になってきています。

【背景】
 ご案内のとおり、インターネット上の誹謗中傷による人権侵害に関する事件は年々増加しています(平成22年度から令和元年度までに約4倍増)。

全国SNSカウンセリング協議会が2018年に自殺予防相談のLINEアカウントを設置したところ、登録者は一ヶ月で6万人を超え、心理相談に関心がある人たちのネットワークがLINE上に誕生しました。登録者の多くは、10代です。

【課題】
10代を中心とする万単位の人たちに対して、LINEを使って容易に情報発信ができる状況は心理支援の歴史上、初めての画期的なことです。

一方で、課題は山積しています。

まずSNSカウンセラーが圧倒的に足りません。これまでの訓練に加えて、SNS対策技法を習得する必要があります。SNSカウンセラー養成は急ピッチです。

【まとめ】
本書には、SNSカウンセラーが身につけておくべき内容がコンパクトにまとまっています。

いつ、わたしたちのLINEに10代相談者から「死にたい」と連絡が来るかわから
ない状況です。SNS相談に関心がある方は、この本で準備しておかれることを
お勧めします。必携の一冊です。

<本書より>SNSカウンセラーに求められる能力(概要)
1.SNSカウンセリングの社会的意義および役割の理解
2.SNSカウンセリングを行うための基本知識の理解
3.SNSカウンセリングを行うための基本スキル(特に重要)
 1)具体的な応答技術(対話をリードする質問、動機づけ)
 2)LINEの特性に対応した工夫(テンポ、文章量、タイムラグ、絵文字やスタンプ)
4.現代の社会的文化的問題とその他の関連領域に関する理解

「おわりに」より:いじめ被害に遭った人の数は、潜在的にはかなりの数に及ぶと思われます。それにもかかわらず、多くの人が助けを求める声をあげることができないでいるのです。長野県ではじまったLINE相談では、LINEだから相談できたという声も多数聞かれました。気軽に相談できるSNSだからこそ、届けてもらえる声があるのです。

参考:全国SNSカウンセリング協議会 :https://note.com/smca/n/nb7f47afd25f5#ve8Rr

アマゾン:https://amzn.to/2RpiJ9t
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posted by oyagaku at 13:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 図書紹介
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