今日は寒い中、大阪では大阪マラソンが開催されました。約3万人のランナーさん達が冷たい雨の中42.195㎞を走り抜けられたようです〓。毎度かこの時期のイベントと、大阪マラソンとが重なります〓そのため、やや早めに我が家(奈良)を出て時間の余裕を持って、午後からの中央区のエル・おおさかで開催される「府民のつどい×RDD」へ参加してきました。
武田薬品工業株式会社・中前修一氏より「治験」についてお話があり、NPO法人 ASrid・RDD(世界希少・難治性疾患の日)開催事務局・西村由希子氏より研究開発における患者参画・市民参画についてお話がありました。
オンライン参加された方もおられたことでしょう。
★くすりの研究開発へは、6~16年がかかる〓
治験には三段階のステップがあるようです。
簡単に述べますと
①少数の健康成人の方で安全性を調べる
②少数の患者さんで効き目や副作用や適切な使い方(量・使用する間隔や期間など)を調べる
③②多数の患者さんで確認
★治験情報は、「iRCT」というサイトが厚生労働大臣に対する認定の申請や変更の届出等の手続きを公開しているので検索して欲しいとのことでした。
自分にあてはまる治験があるかどうか知りたい場合はまず
①主治医に相談する
②医療機関の治験(治験担当医師や治験コーディネーター)に問い合わせてみる。
③製薬企業も情報公開している場合があるので調べてみる。
等お話がありました。
又治験は、医者判断では無く本人・家族がメリット・デメリットを理解してから進めるようにとの西村氏からのアドバイスでした。
「ドラッグラグ」海外では承認されているが日本では開発中で遅れて承認される期待があるもの・「ドラッグロス」海外では承認されているが日本では開発が未着手のものがあるということ。これは良く耳にする言葉ですね・・・
企業サイド中前氏からの意見として、これからは患者さんの声を医療開発に繋げたい・患者参画・市民参画が大切とのお話でした。
しかし脊柱靭帯骨化症(OSL)の治験はまだ少し時間がかかりそうです〓
FOP(進行性骨化性線維異形成症)は私達とよく似た筋肉や周辺の膜、腱、靭帯が骨になる疾患です。
ラパマイシンという創薬が治験されているのですがまだはっきりとした報告がありません・・・一日も早い骨化症の原因と治療薬の開発がすすむことを願う一日でした。
(TK)
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