中村哲さん [2020年12月28日(Mon)]
中村哲さんは医者であることから、パキスタン・アフガニスタンの医療に関わられたのがきっかけで、戦乱と干ばつに苦しむアフガニスタンで36年間支援活動をされました。
残念なことに、昨年の12月4日何者かの銃撃により命を落とされています。中村哲さんは、1,600本以上の井戸を掘り、25.5キロにも及ぶ「かんがい用水路」を建設され、現在では砂漠の地が、稲、小麦、サトウキビ、果物、酪農や養蜂が行われ緑の大地となっています。 昨日NHKで「中村哲の声がきこえる」という番組を観ました。皆さんもご覧になられましたか?中村哲さんと一緒に活動したワーカーと呼ばれる日本人の若者たちは、100人もいたそうです。日本で挫折を経験した人、国際貢献を志したいと思った人など数多くの若者たちが、中村哲さんと過ごした日々での帰国後、どう生き方を変えたのか・・・今現在どうしているのか・・・という若者たちを追ったドキュメンタリーでした。一人の男性は、先生の目は真っ直ぐで目を合わせられない程の鋭さだった・・・と「一隅を照らす」の言葉そのものだったと涙を流されていました。一人の男性は、「カカ(おじさん)ムラド(情熱を持った人)」という絵本を出版し、絵本屋さんをしながら中村哲さんの功績を次世代へ繋ぐ仕事をされていました。長く活動を支援されてきたNGOペシャワール会会長の村上優さんは、中村哲さんの死を悲しみながらも、中村哲さんの意志を受け継ぐ事業の継承を「視点・論点(NHK番組)」で話されていました。 まず目の前のこと、今自分に出来る事を一生懸命やる!一人ひとりが灯す小さな光がやがて大きな光となる・・・コロナ禍の中で、息苦しさばかりが感じるけれど、今まで意識しなかった有難さ、何が大切なのかを原点に戻って再確認した価値観!中村哲さんの生き方から色々教えてもらった一日でした。 趣味である一眼レフカメラによる写真をNTさんから頂きました。10月に撮影されたそうです。太陽に向かって咲くコスモスの花の可憐さや力の勢いが伝わってきますね (TK) |