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美しい富山湾クラブH29年度総会 [2017年04月11日(Tue)]
2017年4月9日(日)
富山湾が2014年に「世界でもっとも美しい湾クラブ」に加盟したことを受けて設立された「美しい富山湾クラブ」の総会が、富山市岩瀬天神町の岩瀬カナル会館で開催されました。岩瀬はブリ街道と呼ばれた旧飛騨街道の入り口で、最近、多くのノーベル賞受賞者にゆかりがあるという「ノーベル街道(岩瀬から高山市までの国道41号線)」の出発点として有名になったところです。
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総会は、永原功北陸経済連合会名誉会長から「美しい富山湾クラブ」の1年の活動報告と挨拶で始まりました。来賓挨拶として、石井隆一富山県知事が「『美しい富山湾クラブ』と連携して富山を『海のあるスイス』とアピールしたい。また、『世界で最も美しい湾クラブ』の総会を富山に誘致したい」と述べられ、
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村椿晃魚津市長が、「2017年は、5月に植樹祭、10月にSea級グルメ大会が魚津で行われる。4月には『美しい湾クラブ』の湾岸サイクリングの出発点となる。地域間の連携が重要なので、他市町とも密に連携して富山湾の魅力を全国・世界に発信したい」と述べられました。
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その後、議事に移り、高桑幸一事務局長から2016年度の活動実績として、G7環境大臣会合に合わせて行った海岸清掃活動への協力、8千人以上の観客を動員したタモリカップへの協力、海洋政策研究所の沿岸域総合管理ネットワーク会議での発表など多数の活動が報告されました。
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2017年度も湾岸サイクリング、タモリカップ、クリーンアップ大作戦など多くの活動が予定されています。海洋政策研究所の寺島紘士所長からは、海洋教育パイオニアスクールプログラムの紹介を行い、多くの方々に関心を持って戴きました。
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最後に、地元の満寿泉醸造元の枡田酒造店枡田隆一代表取締役から回船問屋街であった岩瀬のまちおこしについて講演があり、
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引き続き、実際に岩瀬のまちに出て、見学を行いました。
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枡田氏によると、北前船の寄港地として多くの蔵が並んで栄えていたこの地区も、ほとんどが空き家になっていたので、一つずつ借りたりしながら、建て直し、ベネチアングラスの作家や、陶芸家、井波の彫刻家、魅力的な日本酒の店、レストランなどに入ってもらい、富山湾の美しさを感じられるスポットにしていきたい、とのこと。情熱あふれるその行動力と、それを支える地元の大工さんたちの技量が印象的でした。
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