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大村湾訪問(2)西海市、時津町、長与町 [2016年11月28日(Mon)]
2016年11月15日(火)
広域型沿岸域管理のモデル地域として今年度から加わった大村湾の市町訪問2日目は、西海市訪問からスタートしました。西海市役所で市民環境部環境政策課総務環境班の大石克也課長補佐、同廃棄物政策班井出邦典課長補佐、同班橋本秀昭主任から西海市について教えて戴きました。同市は東シナ海と大村湾に面していますが、外海はカタクチイワシ、イセエビ、エビスダコなどが獲れ、ペーロン大会も活発で、毎年7月に学校別大会を開催しています。大村湾では、主にカキや真珠の養殖が行われており、塩分の少ない小ぶりのカキが特徴なのだそうです。定期的にごみ清掃、旧オランダ村を活用したカヌー体験なども行っています。市全体としては「食」をテーマに観光を行っており、「大鍋まつりツアー」「さいかい丼フェア」が有名です。
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次に時津町を訪ね、福祉部住民環境課帯山保磨課長、同一瀬良平氏らと情報交換、意見交換を行いました。時津町では、海岸の多くが埋め立てで、工業団地や公園、キャンプ場になっているとのこと。ごみの清掃などを行うNPOが20団体ほどあり、市はゴミ袋の支給、ゴミの受け入れ、焼却などの役割と担っているとのことでした。
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この日最後の訪問先は長与町で、住民福祉部久保勝部長、同住民環境課栗山浩二課長、同課長谷裕志係長、建設産業部産業振興課畑中隆徳課長補佐と情報交換、意見交換を行いました。昔は塩田があったとのことですが、その後、埋め立てが行われ、今は、ジェットスキーなどマリンスポーツをするところがわずかに残っているとのことです。農業はみかん、オリーブなどを栽培しており、果物のジャムへの加工、オリーブの搾油なども地元で行っています。熊本県の球磨小学校と長与小学校はペーロンなどの海辺の活動で交流しています。

いずれの市町においても、当研究所からは、海洋基本法、沿岸域総合管理、パイオニアスクールプログラムの説明などを行い、1月の若手座談会開催にも賛同を得ました。
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