2016年10月4日(火)午後

今年のネットワーク会議、午後に行われたサイトからの報告・情報提供。志摩市、小浜市、備前市、宿毛湾、宮古市、竹富町、大村湾、富山湾から発表が行われました。
志摩市:志摩市政策推進部里海推進室浦中秀人室長「新しい里海創生によるまちづくり〜第2次計画へのステップアップ」
・市民一人ひとりが取組みに参加し、その恩恵を受けるために、取組みの優先事項をワークショップで検討。

西尾新志摩市観光協会会長(里海創生推進協議会副会長)「志摩市における自然との調和を前提としたまちづくりの必要性について」
・観光で地域経済を回復。適正観光客数とは?適正な人口とは?
・適正数を示すことで行政の取組みを推進できる。質を高めることによる経済発展の可能性をさぐることが地域の魅力(御食つ国、海女など)の持続可能性につながる。
小浜市:「小浜市における沿岸域総合管理の取組みについて」
小浜市産業部農林水産課畑中直樹課長補佐
・海のまちづくり協議会の開催と海のまちづくり計画の各事業の実施。市民参加の推進。地元の貴重な知恵の発掘と蓄積

小浜市産業部農林水産課 中村亮介主事
・小浜市海を活かしたまちづくりー高校生・大学生も参加する未来会議との情報共有、未来会議の持続性、ネットワーク化へのほどよい支援
備前市:日生町漁業協同組合天倉辰己専務理事「備前発里海・里山ブランドの創生〜地域と世代をつなげて〜」
・30年に亘る地域・世代を超えた連携によるアマモ場再生活動
・ストーリーと発信力を備えたブランドの創生

備前市まちづくり部産業振興課 橋本誠二水産係主査「全国アマモサミットの開催とその後の展望」
・備前市総合計画、備前市まち・ひと・しごと創生総合戦略
・アマモサミット大会宣言→「備前発!里海・里山ブランド」に向けたまちづくり
宿毛湾(宿毛市・大月町):宿毛市産業振興課谷本和哉課長補佐と大月町産業振興課蔦江太一水産振興係長
「宿毛湾の沿岸域総合管理の今後の進め方について」
・「宿毛湾はひとつ」横断的な振興策
・川上・川下連携の推進

海洋研究開発機構アプリケーションラボ美山透主任研究員「海洋科学は宿毛湾沿岸域総合管理に貢献できるか?」
・黒潮研究による地元漁業者との連携
・海難防止などにも応用できる
宮古市:さんりくESD閉伊川大学校水木高志事務局長・永洞俊典事務局員「閉伊川大学校の取組み:なあどかすっぺす!子供たちの明日のために」
・流域を中心としたESD(持続可能な開発のための教育)、地域資源を活用した体験型環境学習の実施
・山と海の活動の連携

東京海洋大学佐々木剛准教授「沿岸域管理を担う人材の育成を目指して」
・森川海学びネットワークシステムの構築、サーモンランド宮古宣言、食の本有的価値
・水圏環境コミュニケーション学
沖縄県竹富町竹富町役場企画財政課 小浜啓由課長補佐兼係長「竹富町海洋基本計画の現状」
・島嶼群からなる自治体としての地域的、自然環境、行政コスト等の課題
・竹富町海洋基本計画により竹富町の魅力を活かし、国の海洋政策に活かす

竹富町役場商工観光課 通事太一郎課長補佐「世界自然遺産登録に向けた取り組み」
・包括的管理計画と地域の行動計画群の作成のための合意形成
・島嶼における流域と沿岸域(ドーナツ型からピザ型へ)
大村湾長崎県環境部 地域環境課 山口正広課長「大村湾の現状および県の取組みについて」
・高い閉鎖性、穏やかな海面(海上空港・競艇場)
・負荷削減、浅場造成などを処方

長崎県環境部 地域環境課 地域環境班 村井勝行係長 「第3期大村湾環境保全・活性化行動計画等について」
・「みらいにつなぐ”宝の海”大村湾」海の状態を監視することが大切
・「浜の記憶」人の情報も重要
・湾全体の市町の取組みに拡大していくことが大切
富山湾美しい富山湾クラブ 高桑幸一理事・事務局長「美しい富山湾クラブ」
・世界で最も美しい湾クラブへの加盟、「美しい富山湾クラブ」の設立。
・環境保全・魅力発信、後継者育成、湾アップ提案の募集
