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小浜市矢代地区のまちづくり [2016年07月03日(Sun)]
2016年7月1日(金)

第9回小浜市海のまちづくり協議会の開催された夜、小浜市矢代地区の漁家民宿に宿泊しました。美しい入り江に面し、背後に山が迫った矢代地区にはほとんど平地がなく、17軒の民家が寄り添うように建っています。

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以前、この地区では石灰(いしばい)が採れて潤っていたということで、立派な蔵が併設されている民家が多く、当時の栄華を偲ばされます。小浜市の各地区では、瓦屋根の美しい街並みが印象的ですが、この矢代地区では、築後150年以上という家が今なお健在で、民宿として立派に機能していることに驚かされます。

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数は減ったとのことですが、現在も6軒が釣り客を対象にした民宿を営んでおり、海辺の駐車場には京都ナンバーや神戸ナンバーの車が並んでいました。但し、前日の「小浜市海のまちづくり協議会」(https://blog.canpan.info/oprficm/archive/392参照)でも小浜漁協から報告されましたが、これまで大目に見ていたアワビ、サザエ、カキ、ワカメ等の根付資源についての採捕を、今年の7月1日から厳しく取り締まることがあらためて各地域に通達され、これらの採捕を目当てに来ていた遊漁者の来訪が減少する可能性があります。(最近では、個人の遊びの範囲を超えて採捕されることも増え、矢代地区でも資源の回復が危ぶまれるほどの状況になっているとのことです。)

「小浜市海のまちづくり協議会」でも話あわれましたが、今後、矢代地区でも、阿納地区のブルーパークで成功している教育・体験旅行や今後開始されるシーカヤックコースの受け入れなどに力を入れていくことにしています。高齢化が進んでいる中、「小浜市海のまちづくり協議会」のメンバーや「未来会議」の若者たちの協力を得て、新しい方向に向かって希望の一歩を踏み出した矢代地区の今後が楽しみです。
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