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第3回サーモンランド宮古まちづくり研究会 [2016年05月24日(Tue)]
2016年5月21日(土)
宮古市区界(くざかい)にある閉伊川源流を探検したあとは、区界高原少年自然の家で、閉伊川流域の山の幸、川の幸を活かした幸せな昼食を戴きました。タラの芽など山菜の天ぷらや、サクラマスの焼き魚、具だくさんの味噌汁、炊き込みごはん・・・。そして、食事のあとは、料理長によるサクラマスを三枚におろし切り分ける包丁さばきの実演。

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そして、東京海洋大学学生たちによる「サクラマスと木こりの物語」という児童向けの芝居。こうした一連のイベントのあと、第3回サーモンランド宮古まちづくり研究会を開催し、今回も森・川・海を活かしたまちづくりに関する素晴らしいヒントになるような多くの意見が出されました。

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出席者は、東京海洋大学から佐々木剛准教授、三輪研究員、水谷さん、藤沢さん、ニエタさん、有我さん、三浦さん、閉伊川漁協から袰野組合長、北村参事、いwて男女共同参画サポーターの伊藤さん、森・川・海MANABIネットワークシステムの板橋さん、環境カウンセラーの今橋さん、海洋政策研究所からは、大塚、藤重が参加しました。

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今回は下記のような意見が出ました。

*漁業で言えば、1月15日にシャケ漁が終わってから、サンマ漁の時期の間、春先にあがる魚としてサクラマスはぴったりである。

*やまめ(一部は海に下り、サクラマスに成長する)の放流は閉伊川漁協で行うが、実際にサクラマスをより多く獲るのは海の漁師。閉伊川漁協と宮古の3漁協はいい関係にあるので、サクラマスを通じて、川の漁師と海の漁師と交流事業ができるとよい。

*近年山の木がどんどん伐採され、海に行く栄養分が減っているように思う。ルールを決めて、海の牡蠣殻を砕き、山の栄養分とするのはどうだろうか。海の廃棄物も減るし、山川にとっては栄養となるよう、よい循環を作りたい。

*まちづくりについて、コミュニティづくりについて話し合い、大切なものを分け合うという精神を育成していきたい。

*この研究会に、市が入ってくれるとよい。

*教育が学校どまりになっている。大人になってからの教育、意識を高める教育も重要。

*水産物の輸入ものや他の地域のものを加工して売るだけではなく、地元のものを加工して売りたい。

*もっと生産者が潤うような流通システムにしたい。

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