(閉伊川)子供たちによる「ヤマメ」の稚魚放流会 [2016年04月28日(Thu)]
2016年4月24日(日) 宮古市の西側にある岩上山と兜明神獄の標高1,100メートルを超える鞍部に源流を有し、宮古湾に注ぎ込む延長88.2qの閉伊川。その流域面積は972平方キロメートルにもおよび、「サーモンランド宮古」を貫く背骨のように東に向かって流れ下ります。その比較的下流に近い千徳(せんとく)大橋のたもとで、この日、ヤマメの稚魚の放流が子供たちの手によって行われました。 この稚魚は、ヤマメの生態を知る為に、東京海洋大学の佐々木剛准教授と大学院生たちが、閉伊川漁協のみなさんの協力のもと、2015年12月に蛍光塗料でマーカーをつけた調査用の稚魚たちです。(参照)https://blog.canpan.info/oprficm/archive/339 12月には数センチだった稚魚たちが立派に元気に育ち、20センチ近くにもなっているのを見るのは感動的でした。 閉伊川漁協のトラックで運ばれた稚魚たちの到着を楽しみにしていた子どもたちは、待ちきれずにトラックの荷台によじ登って歓迎です。ライフジャケットをつけた子どもたちは閉伊川漁協の袰野正一組合長さんたちから説明を受けた後、バケツの中からピチピチ跳ねる元気な稚魚たちを少しずつ川に放流しました。 透き通った川にキラキラと光りながら泳いでいく稚魚達。海まで下ってサクラマスとして大きく成長して戻ってきてくれるでしょうか?目の横に蛍光色のマーカーのついたサクラマス(ヤマメ)を見つけたら、閉伊川漁業協同組合の北村氏、さんりくESD閉伊川大学校水木氏、東京海洋大学佐々木剛准教授までご連絡ください、とのことです。 |