2016年2月26日〜27日
2月中旬の第1回目の海洋・沿岸域入門研修に続いて、この週末、第2回目の研修が行われました。
(2月26日)

・松田治広島大学名誉教授
「海の健康診断」
「海の健康診断」の構想と基本的な考え方、「海の健康診断」の背景、診断手法の開発と実施の経緯、宿毛湾における「海の健康診断」事例、健康診断から治療への展開、「物質循環健全化計画」(ヘルシープラン)、「海の健康診断」等の今後の利用法(参考)など。
・古川恵太笹川平和財団海洋政策研究所 海洋研究調査部長)
「環境再生技術」
生態系サービスを享受するための環境再生、干潟・藻場の再生技術、里海としての生態系の再生・利用・管理(芝浦運河カニ護岸・備前市日生地区アマモ場再生)について。
・宿題発表




(2月27日)
・中原裕幸海洋産業研究会常務理事
「海の経済活動と沿岸域総合管理」
海洋について、海の経済活動について(海洋産業の概念・定義・市場規模)、沿岸域総合管理について(対象空間・ゾーニング・漁業権・洋上風力発電と漁業協調・沿岸域管理の実質的な事例・第1期海洋基本計画策定時における解説・グレートバリアリーフの例・EUのMSP,
沿岸域総合管理の推進について(まとめ)など。
・酒井英次笹川平和財団海洋政策研究所海洋教育チーム長
「海洋教育への拡がり」
海洋教育の法的根拠、教育目的、推進に向けての課題、実施状況、政策的な取り組み、海洋教育パイオニアスクールプログラムについて

第1回・第2回とも素晴らしい講師陣と参加者に恵まれ、非常に充実した内容となりました。第1回、第2回を通した終了後の参加者アンケートでは「ぜひ今後も開催してほしい。できれば、年に数回開催してほしい」と大好評でした。