2015年11月8日
2日目は、参加者18人が3つの班に分かれ、「状況把握」→「合意形成」→「計画立案」の順で沿岸域総合管理を経験するワークショップを行いました。「状況把握」では、昨日の現地見学を受けて、備前市の魅力を再確認しました。2日目からのみ参加された人もまちの魅力について力強く語るメンバーの姿に、1日目も参加したかった、、、と残念そうな様子で、ワークショップの体験からも地元の方々も知らなかった各エリアの魅力に改めて気付いてもらえたようです。
「合意形成」では、「観光プランとしては?」「里海・里山ブランドとしては?」「子供や孫に残したい備前市の宝とは?」などの視点で議論を行い、どのような内容で計画立案を行うのかについて、合意形成のプロセスのなかで決めました。また、合意したテーマに基づき、具体的な計画を作る「計画立案」を行いました。
観光を意識した取り組みが多く、備前・日生・吉永という3つの地域を活かした「観光トライアスロン」の企画や「遊・学・食・感・繋 五感を使った体験ツアー」「食を活かした週末体験ツアー」など魅力的な観光プランが作られましたが、同じ「観光」の視点とはいえ、各チーム其々に異なる魅力を持つ観光プランに仕上がりました。
最後に参加者からの感想発表を含めて、二日間の総括を行いました。参加者の方から「まだまだ備前市の知らないことがたくさんあると痛感した」、「備前市の良いところが再発見できた」、「人と交わることで改めて発見があった。備前の中で多くの人と関わっていきたい」などの感想を聞き、この二日間の研修がきっかけとなって、備前市内外に魅力が伝播していくこと、そして備前市での「海を活かしたまちづくり」が進むことへの期待が膨らみました。

