2014年12月19日(金)。
宿毛市役所にて、「第5回宿毛湾沿岸域総合管理研究会」を開催しました。
宿毛市産業振興課、大月町産業振興課、海洋政策研究財団、高知県水産振興部宿毛漁業指導所、高知大学、黒潮生物研究所といった、これまでの参加者に加え、環境省土佐清水自然保護官事務所、海洋研究開発機構(JAMSTEC)から、新しいメンバーが参加しました。

次年度に現在の研究会から次のステージに移行することを考え、今年度末までに、これまでの2年に亘る議論を報告書にまとめることになっていますが、その内容について、事務局が準備した案をもとに議論を行いました。沿岸域総合管理の手法を用いた「海を活かしたまちづくり」ということで、水産業のみならず農林・観光等広く分野横断的に連携を深めて経済を活性化できるような体制を提案することで合意しました。

引き続き、JAMSTECが「宿毛湾 海の天気予報をめざして」というプレゼンテーションを行い、日本沿海予測可能性実験(JCOPE)による海の天気予報の成果、特に黒潮の動向や急潮の予報を宿毛湾の漁業に活用する可能性について提案を行ったところ、研究会のメンバーからも強い関心が寄せられ、引き続き情報交換を行うことになりました。
