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ソウルのワークショップで日本のICMモデルサイトを紹介 [2014年09月19日(Fri)]
2014年9月4日。
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ソウル大学で「沿岸域の生態系サービスとスペース管理手法」に関する第2回国際ワークショップが行われ、東アジア諸国で沿岸域総合管理を実践している中国、日本、インドネシア、フィリピン、カンボジアの国々が、それぞれの進捗状況を発表しました。主催は韓国海洋水産開発院(KMI)、共催は東アジア海域環境管理パートナーシップ(PEMSEA)、スポンサーは韓国海洋水産省(MOF)です。
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議長を務めたのは、PEMSEA事務局長代行のStephan Adrian Ross氏とKMI海洋政策研究部のNAM Jungho博士。
最初に、KMI副院長Chinsoo Lim博士から開会挨拶がありました。
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昨年行われた第1回ワークショップの概要をKMIのChoi, Hee-Jung上級研究員が報告したあと、最初の発表者は、中国・アモイ大学のBenrong Peng教授。アモイ市の沿岸域総合管理サイトの海洋エコシステム・サービスの評価手法と運用について報告されました。
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次に、海洋政策研究財団の大塚万紗子特任研究員が志摩市、小浜市、備前市、宮古市、宿毛湾という日本の5カ所の実践サイトにおける空間計画を含めた沿岸域総合管理の進捗状況について発表しました。パワーポイントを使った発表の中で、各サイトの状況を記録映像の短縮版(英語)で紹介したところ、大変高い関心を呼びました。
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昼食をはさんで、3番目の発表者は、インドネシアの沿岸海洋資源研究所のLuky Adrianto所長。同国における沿岸/海域の総合的空間計画について、持続的に沿岸・海域の資源を活用するための戦略的・政策的な手法について発表しました。
フィリピン・ギマラス州のLeonard Superio Pasiderio氏は同州における沿岸域総合管理の空間管理計画について報告。
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カンボジアのカンポ州環境局のSuy Thea氏は同州の沿岸の陸域ゾーニング計画について報告しました。これら5カ国からの発表を受け、アジア的なエコシステム・サービスの評価とスペース(空間)管理政策はどうあるべきかについて、出席者全員で意見交換を行いました。
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