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マレーシア・セランゴール州内の沿岸域総合管理を活用した現場より [2014年09月17日(Wed)]
2014年9月10日。
PNLG会議3日目は、持続可能な環境保全と地域の活性化という沿岸域総合管理の考え方が覗えるようなセランゴール州内のさまざまな施設を訪問しました。
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最初に訪れたのは、Banghuris Agro Tourという体験施設。マレーシアの伝統的な生活文化、たとえば、農業、料理、遊びなどを滞在して体験できる施設です。志摩市は現在「里海学舎」という体験学習型ツーリズムを計画中で、その拠点となる施設づくりの参考になったようです。
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次に訪れたのは、地元の材料を活かした伝統的な菓子作りの小さな工場。地元の雇用に貢献し、今では、インドネシアなどに輸出もされているそうです。
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昼食のあとは、Kuala Selangor Nature Parkという自然公園を訪問。マングローブ林を埋め立てて造成されたところですが、その後、自然公園として再整備され、環境学習拠点として活用されています。セランゴール州や環境保全活動を行っているNGOが運営しており,、企業も応援しています。餌を決して与えない、など自然の生息環境づくりを大切に保持した中で野生のサルや渡り鳥がのびのびと生息しています。宿泊も可能で、日本からも修学旅行や研修等の目的でよく人が訪れるそうです。
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夜は、蛍の観察です。州の北西部を流れるセランゴール川には幼虫の蛍の餌になる巻き貝が多く、一年中蛍を見ることができます。数人乗りの木製の手漕ぎボートに分乗し、静かに川辺を行くと、蛍の好む樹木に小さな蛍がいっぱいとまって光を放っています。ここも、州政府やAEONなどの企業がサポート、最近沿岸域総合管理の考え方が導入されたとのことです。写真は撮れなかったので、http://fireflypark.com/home.htm を参考にしてください。ただし、あまり飛びかわないで、まるでクリスマスツリーの小さな装飾のように、木に停まったまま、短い間隔で点滅していました。


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