• もっと見る
«マレーシアで沿岸域総合管理PNLG総会開催 | Main | マレーシア・セランゴール州内の沿岸域総合管理を活用した現場より»
PNLG会議参加の地方自治体が情報共有 [2014年09月15日(Mon)]
2014年9月9日。
マレーシア・セパン市で開催されているPNLGフォーラムの2日目。この日のワークショップでは、東アジア各地で沿岸域総合管理を実践している自治体が沿岸域総合管理の技術面に関する意見交換をして、情報を共有しました。
Avani2.JPG chuapnlg2.JPG
意見交換に先立ち、海洋政策研究財団が毎年日本に招聘し、沿岸域総合管理を実践している日本のの自治体や導入を希望している自治体に向けた沿岸域総合管理に関する集中講義をお願いしているチュア・ティア・エン博士が、自身の20年以上にわたる実践経験から「沿岸域総合管理の良い取組例とそこから得た教訓」について基調講演を行いました。チュア博士は、沿岸域総合管理がいかなる国の自治体においても実践できるようにと、取組方法をシステムとして構築し、普及に貢献してこられました。
pnlgws1-2.JPG pnlgRene2.JPG 
引き続き、沿岸と海洋のガバナンス、持続可能な開発の状況と連携に関する優良事例が発表され、さらに、日本の志摩市なども参加して、パネルディスカッションが行われました。
uranaka-long2.JPG uranaka-up2.JPG
志摩市の代表として、壇上にあがった浦中秀人里海推進室課長補佐は、志摩市が沿岸域総合管理に取組んだ経緯について紹介しました。真珠養殖業者たちが、悪化し始めた英虞湾の環境を取り戻そうと、干潟再生に取り組んだのをきっかけに、研究者や市、県、国などから多様な支援を得て取組が始まったという経緯です。その結果、企業のCSRや「里海」をテーマにした集客イベントや商品開発が始まり、それらが、環境の保全とともに地域活性化にも繋がるブルーエコノミーに貢献しつつあることを、英語でしっかりと報告されました。
stage.JPG icmvideo.JPG
パートナーシップ・ナイトでは、美しいマレーシアの踊りが披露され、また、予定外だが是非紹介してほしいというリクエストを受け、海洋政策研究財団が制作した日本の沿岸域総合管理についてのドキュメント映像(短縮・英語版)が上映されました。
コメントする
コメント