『海洋白書2019』刊行のご案内
[2019年05月15日(Wed)]
笹川平和財団海洋政策研究所は、日本財団の助成を受け、2019年4月18日に『海洋白書2019』を刊行しました。
海洋に関する国内外の1年間の出来事や動向を幅広く横断的にまとめた 『海洋白書』は、わが国の海洋の諸問題への取り組みに資することを目指し、海洋政策研究所の前身である海洋政策研究財団が2004年に発刊し、これまでに15冊を刊行しました。
16冊目となる『海洋白書2019』は、より幅広いみなさんに海の問題や現状について、より分かりやすくお伝えするためにこれまでのデザインを一新するとともに、巻頭特集として昨今話題になっている「海洋プラスチック問題」を取り上げました。さらに、海洋を取り巻く科学技術や海洋環境の保全、海洋における新たな産業、海洋の安全といった海洋をめぐるさまざまなテーマについて、各分野の専門家がカラーイラストと写真で分かりやすく解説するとともに、『海洋白書2018』でもご好評いただいた海洋の各分野の専門家による13本のコラム記事を掲載しています。
『海洋白書2019』は、全国の書店などでもお求めいただけます。海の問題を考える道しるべとして、ぜひご覧ください。
『海洋白書2019』目次
巻頭特集 なぜプラスチックが海の問題なのか
第1部 海洋をめぐる取組み
第1章 科学技術が切り拓く海洋
第2章 海洋環境の保全
第3章 海洋の新産業
第4章 海洋の安全
第2部 日本の動き、世界の動き
第3部 参考資料・データ
第3期海洋基本計画について
(参考)第3期海洋基本計画における具体的施策
我が国における海洋状況把握(MDA)の能力強化に向けた今後の取組方針
健全な海洋及び強靭な沿岸部コミュニティのためのシャルルボワ・ブループリント(仮訳)
G7海洋プラスチック憲章(抄)
海洋プラスチックごみに対処するためのG7イノベーションチャレンジ(概要・仮訳)
漁業法等の一部を改正する等の法律案の概要
海洋再生可能エネルギー発電設備の整備に係る海域の利用の促進に関する法律案
発行日:2019年4月18日
出版社:成山堂書店(TEL:03-3357-5861)
定価:本体2,000円(税別)/ISBN978-4-425-53166-0
なお、昨年4月に刊行致しました『海洋白書2018』を英訳した『White Paper on the Oceans and Ocean Policy in Japan 2018』を2018年11月に刊行致しました。併せてお読み頂けると幸いです。