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海洋政策研究所ブログ

海洋の総合管理や海事産業の持続可能な発展のために、海洋関係事業及び海事関係事業において、相互に関連を深めながら国際性を高め、社会への貢献に資する政策等の実現を目指して各種事業を展開しています。


海のジグソーピースNo. 229 <海を超えた「海洋フォーラム」> [2021年11月10日(Wed)]

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の大流行から1年以上が経過し、「新たな日常(new normal)」が定着しつつある今日この頃です。そんな中でも、我らが海洋政策研究所は日本国内のみならず、世界の海洋政策に資する知見の創出と普及に日夜取り組んでいます。この「新しい日常」の中でも、大きく変わったものの1つはシンポジウムや研究会のオンライン開催でしょう。当研究所もこれまで東京虎ノ門の当財団ビルにて毎月対面で開催していた海洋フォーラムを2020年5月からオンライン開催に切り替えています。

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第182回海洋フォーラム(2021年6月16日開催)の様子
(太平洋島嶼国の有識者の方に現地から参加していただきました)

 この結果、みなさんに直接対面でお会いし、さまざまな意見や情報を交換するという海洋フォーラムの位置付けは大きく変わりました。一方で、海外のみなさんが多く参加されるようになったことは、とても大きな変化だと感じています。また、これまでは準備や調整に多くの時間を要していたものがスピーディーに開催できるようになったばかりでなく、東京や大阪などの大都市のみで開催していた海洋フォーラムをそれ以外の地域でも開催できるようになったことも大きな変化だと思います。そう考えると、COVID-19によって、海洋フォーラムは空間も時間も超えることになったのではないでしょうか。

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第186回海洋フォーラム(2021年10月28日開催)の様子
(ノーベル物理学賞の発表直後から準備をはじめて、数日後に開催が決定しました)

 100年前のスペインかぜのようであれば、もうしばらくCOVID-19の大流行は続くと思われます。まず当面はオンラインで、アフターコロナの際には、ぜひみなさんがお住まいの街で開催できればと思います。そんな「新しい日常」が訪れることを楽しみに、それまでみなさま、お元気でお過ごし下さい!!

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第182回海洋フォーラム(2021年7月20日開催)の様子
(葉山マリーナの屋外デッキという本当に外部(=野外)での開催となりました)

海洋政策研究部 小森 雄太

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