Ocean Newsletter No.501発行
[2021年06月21日(Mon)]
No.501が完成いたしました。
『Ocean Newsletter』は、海洋の重要性を広く認識していただくため、
海洋に関する総合的な議論の場を皆様に提供するものです。
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●新しい深海科学掘削計画と気候変動問題への貢献
大阪市立大学大学院理学研究科教授◆益田晴恵
50年以上の歴史を持つ国際深海科学掘削計画は2023年から新しいフェーズに進む。
深海底コアは海洋と地球で起きた様々な現象を記録している。
なかでも堆積物コアの分析により、気候変動の歴史を詳細に復元できる。
気候変動問題への貢献を中心として、新たな深海科学掘削の目標を記したThe 2050 Science Frameworkを紹介する。
●海洋とリンの枯渇問題
(国研)産業技術総合研究所上級主任研究員◆鈴村 昌弘
沿岸海域に富栄養化現象を引き起こし水質汚濁の原因物質となるリン。
一方で海洋の光合成生産を支え豊かな水産資源と生物多様性をもたらす重要な栄養塩でもある。
海洋にとって、そして人類にとってのリンという元素の枯渇が、海洋生態系、産業技術の持続、
さらに人類の生存に関わる深刻な問題となりつつある現状について論じる。
●違法な漁業活動の解決に向けた多国間協力と課題
(公財)笹川平和財団海洋政策研究所研究員◆藤井 巌
地域漁業管理機関(RFMO)は、違法・無報告・無規制(IUU)漁業の問題解決における重要な役割を担う。
RFMOの取り組みには、船舶監視装置(VMS)を用いた漁船監視などの様々なものがある。
しかし、これらの取り組みには、まだまだ課題も存在する。
IUU漁業の解決には、RFMO加盟国や関係国間のさらなる関係強化が重要である。
●編集後記
日本海洋政策学会会長◆坂元茂樹
購読のお申し込みはこちらへ
『Ocean Newsletter』は、海洋の重要性を広く認識していただくため、
海洋に関する総合的な議論の場を皆様に提供するものです。
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●新しい深海科学掘削計画と気候変動問題への貢献
大阪市立大学大学院理学研究科教授◆益田晴恵
50年以上の歴史を持つ国際深海科学掘削計画は2023年から新しいフェーズに進む。
深海底コアは海洋と地球で起きた様々な現象を記録している。
なかでも堆積物コアの分析により、気候変動の歴史を詳細に復元できる。
気候変動問題への貢献を中心として、新たな深海科学掘削の目標を記したThe 2050 Science Frameworkを紹介する。
●海洋とリンの枯渇問題
(国研)産業技術総合研究所上級主任研究員◆鈴村 昌弘
沿岸海域に富栄養化現象を引き起こし水質汚濁の原因物質となるリン。
一方で海洋の光合成生産を支え豊かな水産資源と生物多様性をもたらす重要な栄養塩でもある。
海洋にとって、そして人類にとってのリンという元素の枯渇が、海洋生態系、産業技術の持続、
さらに人類の生存に関わる深刻な問題となりつつある現状について論じる。
●違法な漁業活動の解決に向けた多国間協力と課題
(公財)笹川平和財団海洋政策研究所研究員◆藤井 巌
地域漁業管理機関(RFMO)は、違法・無報告・無規制(IUU)漁業の問題解決における重要な役割を担う。
RFMOの取り組みには、船舶監視装置(VMS)を用いた漁船監視などの様々なものがある。
しかし、これらの取り組みには、まだまだ課題も存在する。
IUU漁業の解決には、RFMO加盟国や関係国間のさらなる関係強化が重要である。
●編集後記
日本海洋政策学会会長◆坂元茂樹
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