Ocean Newsletter No.601発行
[2026年01月20日(Tue)]
No.601(特集:海ごみ)が完成いたしました。
※2025年度より月1回(20日)の発行となりました。
『Ocean Newsletter』は、海洋の重要性を広く認識していただくため、
海洋に関する総合的な議論の場を皆様に提供するものです。
********************************
●全球規模における海洋プラスチックの動態に関する研究
九州大学応用力学研究所海洋プラスチック研究センター教授◆磯辺篤彦
川を経て海に至ったプラスチックごみは、劣化と破砕を経てマイクロプラスチック(MP)へと変化する。海底底質コアからの検出は、海水よりも比重の小さな素材でも、生物膜の形成など生物過程を介して海底へ沈降することを示唆する。北太平洋の亜表層で多層採取した海水からは、長径が数百μm以下の微細MPが数千個/㎥のオーダーで検出された。生物過程で比重が増し中性浮力近くになったものは、長期にわたって海中を漂うらしい。
●瀬戸内海から世界へ〜海洋ごみ対策の羅針盤「瀬戸内オーシャンズX」〜
笹川平和財団海洋政策研究所上席研究員、前)日本財団・瀬戸内オーシャンズXプロジェクトリーダー◆塩入同
日本財団と瀬戸内4県による「瀬戸内オーシャンズX」は、日本最大級の閉鎖性海域を舞台に、実践に基づくエビデンスベースの海洋ごみ対策を展開し、知見を蓄積してきた。行政の縦割りを越え、専門技術と地域の連携により物理的・経済的・制度的課題を克服するそのプロセスは、総合的な管理が求められる海洋・沿岸域の問題に実効性ある解決策を提示し、世界の海が抱える課題解決への確かな針路を示すものと期待される。
●プラごみ汚染を減らすためのアプローチ
(国研)国立環境研究所資源循環社会システム研究室室長◆田崎智宏
プラスチックごみ汚染の国際ルールの交渉はなかなか進まないが、対策の手を緩めることは将来世代へのツケ回しとなる。対策は@消費を減らす、A流出抑制する、B代替する、の組み合わせになるが、AとBは政策と技術の役割が大きい。有効な@のために、「計る−気付く−減らす−みんなで取り組む」というアプローチを概説する。
●編集後記
(公財)笹川平和財団海洋政策研究所所長◆牧野光琢
●インフォメーション
メール配信のお申し込みはこちらへ
※2025年度より月1回(20日)の発行となりました。
『Ocean Newsletter』は、海洋の重要性を広く認識していただくため、
海洋に関する総合的な議論の場を皆様に提供するものです。
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●全球規模における海洋プラスチックの動態に関する研究
九州大学応用力学研究所海洋プラスチック研究センター教授◆磯辺篤彦
川を経て海に至ったプラスチックごみは、劣化と破砕を経てマイクロプラスチック(MP)へと変化する。海底底質コアからの検出は、海水よりも比重の小さな素材でも、生物膜の形成など生物過程を介して海底へ沈降することを示唆する。北太平洋の亜表層で多層採取した海水からは、長径が数百μm以下の微細MPが数千個/㎥のオーダーで検出された。生物過程で比重が増し中性浮力近くになったものは、長期にわたって海中を漂うらしい。
●瀬戸内海から世界へ〜海洋ごみ対策の羅針盤「瀬戸内オーシャンズX」〜
笹川平和財団海洋政策研究所上席研究員、前)日本財団・瀬戸内オーシャンズXプロジェクトリーダー◆塩入同
日本財団と瀬戸内4県による「瀬戸内オーシャンズX」は、日本最大級の閉鎖性海域を舞台に、実践に基づくエビデンスベースの海洋ごみ対策を展開し、知見を蓄積してきた。行政の縦割りを越え、専門技術と地域の連携により物理的・経済的・制度的課題を克服するそのプロセスは、総合的な管理が求められる海洋・沿岸域の問題に実効性ある解決策を提示し、世界の海が抱える課題解決への確かな針路を示すものと期待される。
●プラごみ汚染を減らすためのアプローチ
(国研)国立環境研究所資源循環社会システム研究室室長◆田崎智宏
プラスチックごみ汚染の国際ルールの交渉はなかなか進まないが、対策の手を緩めることは将来世代へのツケ回しとなる。対策は@消費を減らす、A流出抑制する、B代替する、の組み合わせになるが、AとBは政策と技術の役割が大きい。有効な@のために、「計る−気付く−減らす−みんなで取り組む」というアプローチを概説する。
●編集後記
(公財)笹川平和財団海洋政策研究所所長◆牧野光琢
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