2011年1月15日(土)、16日(日)、
大学入試センター試験が行われました。
今年もNPOに関して出題されていましたので、紹介しておきます。
出題されたのは「
現代社会」。
第1問ではプリンセス・プリンセスの「Diamonds」が出題され話題となっていましたが、
NPOについては
第3問で問われています。
まずは上記のような記述。
「(略)
…こうした厳しい現状において、育児相談や家事援助などの子育て世帯向けのサー
ビスを提供するNPO(非営利組織)の活動が注目されるようになった。ただ、こ
れは比較的新しい支援の取組みであり、財政面や人材面で安定的な運営を持続する
ことが難しいという見方もある。…(略)」
わお、NPOは安定的運営を持続しがたいですか…。
まあおいといて、問7。
問7 NPO・NGOに関する記述として最も適当なものを一つ選べ。 1.日本では、特定非営利活動促進法(NPO法)により、一定の条件の下、特
定の非営利活動を行う団体に法人格を付与している。
2.日本では、特定非営利活動促進法(NPO法)に基づくNPOが個人や団体な
どから寄付を受け取ることは禁止されている。
3.「アムネスティ・インターナショナル」は、天災・人災・戦争などあらゆる
災害に苦しむ人々に、人種・宗教・思想・政治的なかかわりを超えて差別す
ることなく医療の提供を行うことを目的に活動しているNGOである。
4.「地雷禁止国際キャンペーン」は、地雷被害者に対する支援活動や、地雷に
よる被害をなくすための教育などを行っており、対人地雷全面禁止条約の発
効を契機として設立されたNGOの連合体である。
というわけで、正解は1ばん。
2.はもちろん禁止されていない。
3.アムネスティ・インターナショナルは医療の提供を目的としていない。
4.地雷禁止国際キャンペーンは92年に発足。対人地雷全面禁止条約の発効は99年。
3と4はなかなか難しいですが、2は間違いだと断言できるし、1は確実に正しい。
選択肢の中から正解を導き出すのは結構カンタンかも。
とりあえず、NPOが“安定的運営を持続”できるようがんばりましょう!
