• もっと見る
見えてきた「心のバリア」〜〜〜ましきパーキンソン等難病友の会 [2019年09月09日(Mon)]


り患
熊本地震の翌年、平成29年8月からパーキンソン病に
なりました。この病は、脳内の神経伝達物質ドーパミ
ンが作れなくなる病気ですが、病気にならなくても、
20歳の頃を基準にすれば、毎年その割合は1%ずつ
減少(70歳で半減)して行くと言います。

その結果、動作・思考が緩慢になり、時間がかかります。
すべての筋肉に力が入らなくなり、階段でバランスが
悪く、顔を洗おうとして中かがみになると、ふらついて
倒れそうになります。左手はいつも震えて体全体が疲れ
やすく、1日の半分は横になっています。元気な頃の
6分の1も活動できません。


変化
 病気になって見えてきたものは、世の中がいかに生活
しにくいものであるかという事です。腰の病気(脊柱管
狭窄症:黄色靭帯肥大症)もあって、水道町の信号を渡
るときは地獄の苦しみです。
 青になって「よーいドン」でスタートしても、渡り終
える頃は、信号が点滅し始めます。益城の4車線化も将来
の不安材料です。


社会設計
 家に入るにも、駐車場・玄関・2階・トイレ・風呂に
段差・階段があります。狭あいな日本の住宅は、積み木
細工のようになっていて垂直に移動しなくてはなりません。
 福祉施設にお伺いしまして、階段しかないと思わず
「後ずさり」します。

高齢化社会になって来ていますが、「障がい者はいない」
・「障がい者は出歩かない」前提で、今までの設計はなさ
れているようです。


見えてきた「心のバリア」
 身体的生活のしづらさを経験し、そこで初めて、
心にダメージを受けている方の心理を推し測れる
ようになりました
病気になってから、大きな音
に怯(おび)えてしまいます。その立場に近づいて
初めてわかる感覚です。理解力が深まった点は、
良かったと思います。
 

これからの設計
 障がい者(難病を含む)・高齢者の社会参加を
保証するために、思い切った改革を期待します。


令和元年9月9日




DSC01400.jpg























病院
Posted by けんたろう at 14:18
この記事のURL
https://blog.canpan.info/onngakusai/archive/519
コメントする
コメント