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2020年03月06日

3月7日の山墾り

”注意深く森のなかを歩くと、たとえ傷ついた森であっても、生命の豊かさを感じることができる”
アナ・チン「マツタケー不確定な時代を生きる術」(みすず書房)の語りは、それ自体が息吹(プシュケー)のようだ。
アナが耳にしたという(傷ついた森の)線虫の声をきいてみよう。
”ぼくのことをマツノザイセンチュウと呼んでおくれ。ぼくは小っちゃい、イモムシのような線虫だよ。マツの内部をカリカリ噛んでばかりいるんだ”
そうか。名前はきいていても、声までは聞いたことがなかった。なにせ山では動いてばかりで、ひといきつくときの、風と鳥のさえずりと、かかり木のきしむ音くらいだもの。
明日はぼーっとしながら土をほじってみようか。
1g中に1億の命ー息吹があるという土壌を。
アナ・チンは科学を翻訳装置として線虫の声を聞くのだが、それは飛躍であるといまの私は思う。あ、その飛躍もまた百数十年前に北米から海を渡ってきたマツノザイセンチュウの表象でもあるのだろうが。
土。
地に足をつける。
原義は日本ではなくイギリス経験論×実証科学からくるものではなかったか(不確かなので、誤りはご指摘いただければ幸甚)。
すなわち、Down-to-earth;地に足をつけるとは、論理の飛躍に対する戒めである。
……というわけで、カロリン・エムケとレヴィナスを持って山へ。
明日は、午前から。
ご参加、どなたでもいつからでもウェルカム。
▼出雲の山墾り
http://s-orochi.org/public/archives/1062

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posted by 面代真樹 at 17:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々