無事「恐山バス旅行」から戻りました。
本日夕暮れ午後5時過ぎの岩木山です。
「恐山」の一角釜臥山(878m)はむつ市の名峰で岩木山の半分の標高だそうだ。
「恐山」という山はないのであるとのこと。
カリデラ湖の宇曽利山湖をぐるり囲む
大尽山、北国山、屏風山、剣の山、地蔵山、鶏頭山、そして釜臥山の
8峰を総称して「恐山」と呼ぶんだそうだ。
十年一昔とは言ったもんで学生時代に訪れた「恐山」は何処にももうなかった。
56年前には「血の池」地獄はまさに血の色の赤錆色だったが、
今じゃイタリア「トレドの池」の様に銭っこがいっぱい投げられていた。
なんだか初めて足入れた「恐山」は色鮮やかな風車が彼方此方の石の山で、
カラカラ泣いて訪れる人々を地の果ての人っこ一人いない霊山に来ちまったね、
と震撼する様な寒々とした風景だった(一緒に行った老齢の方々も同感してた)
まあ、時代のせいにすれば「観光化」の「恐山」だ。
イタコも県内に八戸と十和田に一人ずつで、本日は八戸のイタコさんがいた。
死者との霊媒師をイタコと呼ぶらしく死者との交流に大勢が待機していた。
余談であるが、故安倍晋三総理大臣の先祖がこの「恐山」に縁のある方らしい。
平安時代の奥羽安倍氏の縁の地として知られて安倍氏は二手に別れ、
一方は藤原の安倍にもう一方は山口の安倍一族に(故安倍晋三氏の先祖)離散。
そう言えば安倍昭恵さん自身の口からイタリアの聖地巡礼のバスの中で、
青森県出身の私の席の隣に偶然座ってお喋りになり
「安倍の一族はなんか青森に深いご縁があるのよ」
って、言われたことを思い出していた。
ほんとだったんだね「恐山バス旅行」で裏付けられたいまごろだけど。
へば、コレから孫に下北のお土産届けてくるよ。