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世界の論調批評 

世界の流れは、時々刻々専門家によって分析考察されています。特に覇権国アメリカの評論は情勢をよく追っています。それらを紹介し、もう一度岡崎研究所の目、日本の目で分析考察します。

NPO法人岡崎研究所 理事長・所長 岡崎久彦


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核密約問題と米国の核の傘 [2010年03月24日(Wed)]
米ヘリテージ財団のウェブサイト3月24日付で、同財団の東アジア専門家、Bruce Klingnerが、核密約問題に関する日本政府の態度を分析し、どうも日本の民主党政権は米国と違う考え方をしているらしく、政権の素人くさいやり方と合わせて、今後の日米同盟の先行きを不安なものしている、と論じています。

すなわち、日本の民主党政権は、核密約問題は日米関係に影響を与えるものではないと言っているが、この問題は沖縄を含めて、日本国民の反米感情を煽ることになるだろうし、4月の核サミットで日本に米国の抑止力を弱めるような提案をさせることになる可能性もある。また、それによって、日本や韓国に対する米国の拡大抑止も問題となるかもしれない、

鳩山総理は非核三原則と米国の核戦略は共存し得ると言っているが、それが自民党時代の政策とどう違うのかは明らかにしていない。他方、岡田外相は、日本の領土、領海への米国の核兵器持ち込みに反対しつつも、「確認も否定もしない」政策の変更を米国に要求はしない、しかし「核の第一使用」に反対すると言っている、

米国として取るべき態度は、まず核の第一使用反対と北東アジア非核地帯提案を拒否することであり、オバマ大統領の広島訪問にも反対すべきだ。その上で、民主党はこれまで政権外にあって情報に接していないのだから、安保協議に十分な情報を提供し、日米関係の総合戦略を作らせるよう努めるべきだ、と提言しています。

その上で、ただし、日本の民主党はどうも米国と違う安保観念を持っているらしい。そのことと鳩山氏の素人的な政策策定スタイルを見ると、日米同盟は今後も順調には行きそうもない、と結んでいます。

具体的に何が悪いのか、何が心配なのか、書いている方もよく分からない漠然とした不安感、不信感を表明した論説です。つまり、ここにあるのは、核密約の問題を取り上げたからと言って、それで日本政府の核政策が違って来るのかどうかも分からないが、それによって沖縄の反米闘争が勇気づけられるのが心配だというような漠然とした不安です。

AEIのマイケル・オースリンも3月17日の米下院公聴会における証言で、結論を避け、米国はもう少し情勢を見極めるしかない、という態度を取っています。オースリンに次いで、クリングナーと、二人の東アジア専門家が、日本の情勢には不安を感じるが、しばらく情勢を見るしかないと言う態度を取っている、と言えます。

Posted by NPO法人 岡崎研究所 at 14:56 | 日本 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
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