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世界の論調批評 

世界の流れは、時々刻々専門家によって分析考察されています。特に覇権国アメリカの評論は情勢をよく追っています。それらを紹介し、もう一度岡崎研究所の目、日本の目で分析考察します。

NPO法人岡崎研究所 理事長・所長 岡崎久彦


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米国防予算縮小への懸念 [2009年12月19日(Sat)]
米AEIの12月19日付ウェブサイトで、ネオコンのGary Schmittと軍事評論家Thomas Donnelly が、オスロのノーベル平和賞受賞演説でオバマが初めて軍事力の重要性に触れたことから、今まで明らかでなかったオバマの軍事思想を読み解こうとしています。

それによると、オバマは60年以上世界の平和を支えて来た米国の軍事力の重要性を認めたと言っているが、この言葉が実際の政策に反映されるかどうかは疑問だ。中東や南アジアの当面の諸問題はまだ解決されていないし、中国の勃興にどう対処するかという問題もあるのに、オバマの当初の計画では、大幅な軍事計画の削減と社会保障の増大が予定されており、現にF-22戦闘機計画の廃棄などが行われている、

要するに、対テロ戦争など当面の問題に対する答えはまだ出ていないが、長期的には軍備費削減の方向であり、今後の国際情勢を考えると憂慮される。今後、防衛費をどうするかで、オスロで表明されたオバマの真意が試される、と言っています。

オバマの本心は、軍事問題に巻き込まれている今の状況を早く終わらせて、国内施策に集中したいということでしょう。となると、オスロ演説は何だったのかという疑問が生じますが、常識的に考えれば、ノーベル賞受賞自体に批判がある中で、これは、平和主義に傾き過ぎているという批判を避けるための演説であり、リベラル左派は失望させたものの、国民に対して、頼るに値する大統領であるとの好印象を与えた点で成功だったと言えるでしょう。しかし、オバマの内心が軍事離れであることは想像に難くありません。
 
ところで、米軍事予算が減るということは、日本の防衛努力削減に共感を示すことにはならず、むしろ米国では、こういう時こそ、日本は防衛費を増大して、米国が一方的に負担してきた今までの状況を改善すべきだという主張が強まることが予想されます。現にその種の評論は既に出てきています。

Posted by NPO法人 岡崎研究所 at 15:58 | 米国 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
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