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世界の論調批評 

世界の流れは、時々刻々専門家によって分析考察されています。特に覇権国アメリカの評論は情勢をよく追っています。それらを紹介し、もう一度岡崎研究所の目、日本の目で分析考察します。

NPO法人岡崎研究所 理事長・所長 岡崎久彦


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日米同盟の揺らぎへの危惧 [2009年12月16日(Wed)]
ウォール・ストリート・ジャーナル日本語版12月16日付で、外交安全保障問題で豪州政府の要職を歴任し、現在Lowy Instituteに所属するAndrew Shearerが、日米同盟について論じています。

すなわち、日本は幻想を持つべきではない。同盟というのは難しいものであり、豪州、韓国、インドもそれぞれ国内事情を抱えている。日本が的確な判断を下し、米政府との間の溝を早急に埋めることは、これらの国々にとっても重要性が高い、と述べ、

アジアの安定と平和を保障する米国の役割を「日本が脅かすのを感謝する国は無い」、「政治経験に欠ける民主党が率いる日本政府は現在どんなリスクがあるのか把握しておらず、北朝鮮のミサイルや中国の軍備増強の危機に日本が曝されていることも認識していない」と言っています。

中国の軍拡と北朝鮮の核武装の脅威の下にあるアジアでは、日、韓、豪、印それぞれが、何らかの形で米国との同盟を必要としていますが、国内の一部には親中反米を唱える勢力もあり、それぞれがそれを克服するのに障害となる国内事情を抱えています。これは、そうした中で、日本が揺らぐと、アジア全体に影響を与えると憂慮する豪州からの警告です。

現在アジアの政治安全保障問題について国際的な対話が行われる場合、まず、その前提となる情勢判断において、最大かつ不可欠なのは、中国の軍拡と北朝鮮の核武装という状況であり、それらへの対策が第一の議題にならなければなりません。ところが、今までの日米対話では、その面が欠如しているように思われます。経済や環境について話すことはもちろん良いことですが、国家間の対話に政治安全保障環境についての判断が欠如していては、どんな対話を行っても、足が地についていないことになります。そうなれば、韓国、豪州、インドなどアジア大洋州諸国との対話も無内容なものとなり、やがてこれらの国は日本との対話に関心を失っていくのではないかと危惧されます。




Posted by NPO法人 岡崎研究所 at 16:16 | 日本 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
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