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世界の論調批評 

世界の流れは、時々刻々専門家によって分析考察されています。特に覇権国アメリカの評論は情勢をよく追っています。それらを紹介し、もう一度岡崎研究所の目、日本の目で分析考察します。

NPO法人岡崎研究所 理事長・所長 岡崎久彦


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オバマ政権の新たな対日戦略 [2009年12月17日(Thu)]
ウォール・ストリート・ジャーナル日本版12月17日付で、米AEIのMichael Auslin日本部長が、オバマ政権の対日政策について論じています。

すなわち、米国では、鳩山政権成立前から、日米関係への影響に憂慮する向きはあったが、どうなるかはわからないということで来たし、在日米軍縮小などの小沢一郎氏の発言も深刻には受け止めないようにしてきた。しかし、米政府関係者の懸念は、今、当初予想された以上に大きくなっている。現段階では、米政権幹部はこの危機は良い形で解決できるとの姿勢を維持しているが、永久に待てるわけではない。それよりも、景気回復から気候変動まで多岐にわたる分野での中国との協力関係の構築に注力することの方がはるかに大きな関心の対象になっている、と述べ、

「その結果、米国の対アジア外交において既に増大しつつある中国の存在がさらに大きくなることは必至だ。これまでに米国の望む米中関係と、米日同盟や米日間のより包括的な政治的関係の重要性に関する米政府の認識との間には、常に葛藤があった。しかし、米国が、日本の民主党は生産的なパートナーになり得ないと判断し、他方、民主党は中国その他アジア諸国への働きかけを強めた場合、米国は自らの国益に反する状態を放置したままにはおかないだろう。これは特別なものであった日米関係の性質が変化する可能性を示唆し、その結果は誰にも予測不可能なものになるかもしれない」、と結んでいます。

オースリンは、現在、日米関係に関する評論では、量質ともに第一人者です。それだけに、判断は慎重であり、断定的な言葉は避けて、将来を危惧しつつも「予測不可能」なことになるとだけ言っています。むしろこの論説は、初めは、たいしたことにはなるまいと思っていたが、だんだん心配になって来て、まだ希望は持っているが、それがどこまで持つかわからない、その間、中国の方が重要だという雰囲気が強まって来て、先行きが見えなくなって来ている、という米政府内の空気を良く伝えていると言えるでしょう。


Posted by NPO法人 岡崎研究所 at 16:03 | 日本 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
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